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G3-エプソムCの反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
全体の感想(レース・馬券等)
 まず馬券的な話をさせてもらえれば、道悪になるのが予想外だった。今回はめずらしく前日に予想をして馬券も前日のうちに買ってしまったのであるが、天気予報では降水確率はあまり高くはなかったので、雨が降ることをまったく考えていなかった。私の本命◎クラフトワークは切れ味勝負の馬だったので、道悪になった時点で「かなりやばい」とは思った。でもまあ、血統的にはこなせなくもないだろう、と楽観的に考えるようにしたが、それもスタートで出遅れた時点で終わった。この馬場で後方から追い込みにはあまりに厳しい。力の違いで何とかするかもしれない、とも思ったが、一縷の望みという感じで大きくは期待していなかった。そして、当然のように見せ場なく終わった。でもまあ、天気のこともろくに調べず、良馬場だと決め込んだ私の判断が甘かっただけであり、ワールドカップに気を取られていて、競馬に集中していなかったからこういうことになるのである。もっと慎重に予想をするべきだったと反省している。ちなみにクラフトワークのあの走りを見る限りでは良馬場でもダメだったかもしれない。
 今回のレースであるが、良くも悪くもやはり道悪の影響が大きかったと思う。道悪得意のグラスボンバーは後方から差してきたが、それ以外で好走した馬はみんな先行していた馬だけに、先行馬有利の馬場状態だからこういう結果になったということであり、良馬場だったらまた違う結果になっていたのではないか。なので、今回の結果で今後の予想の参考にするのは危険だと思う。
トップガンジョー
まさかこの馬がここまで強いとは思っていなかった。今回はあまり詳細には調べなかったが、これといった実績を残していた馬とは思えなかったので、私は思いきっり軽視したが、少し人気になっていたことから考えても、強い馬だということを他のみんなは知っていたということになる。しっかりと勉強しないで予想をするからこういうことになるのである。とはいえ、道悪の馬場に助けられたということもあると思う。良馬場でも同じような競馬をできるかどうかは走らせてみないと分からない。
グラスボンバー
重賞実績のある馬なので、この程度のメンバー構成であれば、これくらい走って当然の馬である。道悪も得意であるし、今回はいろんな意味で恵まれたと思う。ただ、それで2着に負けているというのは気になるところではある。良馬場だったら勝っていたとも言えないし、新潟記念2着、オールカマー2着という勝ちきれない勝負弱さみたいなものをどうしても感じてしまう。今後もこういう2着3着というレースが多くなるのであろうか。
マチカネキララ
なんでこの程度の実績でここまで圧倒的な人気になるのだろう、と不思議に思っていたが、結果的には圧倒的な強さを見せることはできなかった。道悪がダメだったということもあるとは思うが、それなりに先行していたわけだし、展開による不利はなかったはずだったので、力負けと考えていいのではないか。もちろん、良馬場なら勝っていたかもしれない、それは十分に考えられる。しかし、本当に強い馬であれば、あそこまで競り合っていたのであれば勝ちきっているはずである。結局は、G3レベルでは勝てるかもしれないが、G1以上ではまだ実力不足というところの評価が妥当ではないか。次はさすがに重賞を勝つような気はするが、絶対的な信頼は置かない方がいいのではないか。
デアリングハート
この馬の判断は難しい。実績がマイルまでの馬だっただけに1800mでここまで踏ん張るとは思ってなかった。結局は、ポテンシャルは高いということなのだと思う。それが気性的にうまく出し切れないということなのだろう。となれば、今後も気性で自滅することもあるだろうし、今回のように好走することもあるということになる。本当に判断の難しい馬である。
ニシノデュー
自分のペースでレースを進めて、最後は5着に負けたということは、これがこの馬の現時点での実力ということだろう。道悪で先行有利の展開でこの結果ということは、良馬場の重賞ではまだまだ実力不足と考えていいだろう。
予想と見解

参考
G3-エプソムCの予想
結論

◎クラフトワーク
 ○グラスボンバー
 ▲サイドワインダー
 ×ペールギュント
 △マチカネキララ
  △ニシノデュー
  △ダンスインザモア
  △コンラッド
  △カナハラドラゴン
   △デアリングハート他5頭

買い目(馬連) 合計7,000円
  軸8--1,6,15,16(各1,000円)小計4,000円
  軸8--9,10,11,17(各500円)小計2,000円
  軸8--3,4,13,14,18(各100円)小計500円
  15-16(500円)小計500円

にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
本命◎はクラフトワークである
函館記念でファインモーションに先着し、昨年の中山金杯とアメリカJCCでは力の違いを見せる余裕の勝利というように、この馬のポテンシャルはかなり高い。G1でも通用するのではないかと思いたくなるくらいの走りを見せているだけに、今回のメンバーであれば楽勝しても不思議はない。問題は実力を出し切れるまでに復調しているかどうかであるが、これまでも休み明けでも結果を出している馬なので、大丈夫だろうと判断した。まあ、それよりもこれだけの馬が意外に人気がないというのにけっこう驚いており、馬券的にもおいしいと思って狙ったというのが本音ではある。復調しておらず惨敗に終わるということもあるとは思うが、そのときは素直に諦めるしかない。
対抗○はグラスボンバーである。
昨年福島記念を勝っているということよりも、新潟記念やオールカマーで2着している実績を高く評価した。もともとはマイルくらいで結果を出していた馬なので1800mくらいの方が距離は良いような気もするし、休み明けを一叩きされた上積みも見込めるはず。この程度のメンバー構成であれば当然に勝ち負けとなるはずだ。
単穴▲はサイドワインダーである。
マイルCSで1人気に推されたこともある実績馬である。上がり33秒台は当たり前という末脚が武器であり、東京コースの適性もかなり高いと思われる。8歳馬だけに以前の強さを期待するのもどうかと思ったし、休み明けというのも不安ではある。でも、これまでの実績からすれば、このメンバーなら勝ち負けして当然ということになる。G3レベルならなんとかしてくれるのではないか。
4番手×はペールギュントである。
NHKマイルCで1人気に推された馬である。G1G2では少し足りないという印象はあるが、今回はG3なので能力は通用するはずである。直線が長いのも脚質的には合っているし、チャンスは十分にあると思われる。
5番手△はマチカネキララである。
以前から期待されていた素質馬であり、ここも単なる通過点という可能性は十分だとは思う。しかし、重賞は神戸新聞杯4着しかないだけに、圧倒的な人気になるほどの実績ではないはずである。前走のオープン特別で負けているし、個人的にはなんでここまで人気になっているのか理解できない。怖い存在ではあるが、この人気であれば押さえまでの評価でいいと思う。
6番手△はニシノデューである。
G3レベルだと勢いで勝ってしまうことがあるだけに、こういう馬はけっこう不気味である。前走は逃げて勝っているというのも気になるところで、今回も楽にハナを切れればそのまま押し切ってしまうということもあるのではないか。
7番手△はダンスインザモアである。
この馬は重賞でそこそこ人気になるのだが、結果がいまいち出せていない。個人的には古馬重賞を勝てるほどの器ではないような気がしている。でも富士Sでなかなかの脚を使っていたように東京コースは合っていると思う。一発あっても不思議ない馬だとは思っている。
8番手△はコンラッドである。
この馬も個人的にはそれほど能力は高くないと思っている。でも中山金杯で4着していることからすれば、私が思っている以上に成長している可能性も否定はできない。やはり押さえは必要である。
9番手△はカナハラドラゴンである。
これまではオープン特別は勝つものの、重賞ではなかなか結果を出せないという馬だった。ところが、昨秋くらいから重賞でも馬券に絡むようになってきており、ここにきての成長を感じずにはいられない。前走も新潟大賞典で2着しているし、ここも馬券に絡むという可能性は十分だとは思う。でも、中央場所の別定重賞で好走できるほどの実力はやっぱりないのではないかとどうしても思ってしまう。個人的には強い馬だとはあまり思っていない。
あとは何となく気になった5頭を100円だけ押さえた。
まあ、こんなところです。

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