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G3-小倉記念の反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
全体の感想(レース・馬券)
 いつもの私のパターンであるが、穴馬から勝負すれば人気馬がきて、人気馬から勝負すれば穴が出るというパターンに完全に陥っている感じがする。今回の結果だけをみれば「やはりハンデ戦は穴狙いに徹するべきなのだろう」と言いたいところではあるが、今年はハンデ戦でも人気同士で決まることが多く、完全に惑わされてしまった。もう少し的中していれば、もっと大胆にもいけたのだろうが、ここまで負け続けると当てにいきたくなるものである。当てたいという気持ちが空回りしてしまっており、馬券作戦はもう少し考えた方が良いと思われる。
 今回のレースであるが、コンゴウリキシオーが速い流れを作ったのは予想どおりであったが、他も積極的に追いかけてきたというのが予想外だった。あそこまでプレッシャーをかけられては最後まで保つわけがない。結果的に先行馬にはあまりにきつい流れになってしまった。最後方にいたスウィフトカレントが勝ったというのも、今回のレースを象徴しているように感じた。
スウィフトカレント
今回の勝因はいくつかあると思うが、基本的にはこの馬が強くなったということだとは思う。休み明けで最後方からの競馬で勝ちきるというのはなかなかできる芸当ではない。完全に本格化したと言っていいのではないか。いちおう細かいところも言えば、ハンデ55kgが手頃だったこと、ハイペースとなって追い込み馬に有利な展開になったこと、福永騎手がコースロスのない最内を狙ったことなどがあげられる。そう考えれば、いろんな条件が有利に働いたという考え方もできるが、それでもあの勝ちっぷりは実力と認めていいと思う。
ヴィータローザ
結果的にみて、最も強い競馬をしたのはこの馬だと思う。斤量57kgを背負って、4角手前から早めに仕掛けて、しかもコースロスの大きい外を強引に上がっていって2着しているのだから、本当に強い内容だったと思う。さすがに別定G2で2着した馬である。ただ、この馬は常に力を出し切るわけではないというのが難しいのである。今回は力を出し切ったが、次回は分からない。人気になるのであれば慎重に判断した方がいいと思う。
ニホンピロキース
後方からかなりの追い込みを見せていたが、追い込み有利の展開だから3着までこれたと考えるべきだろう。ハンデ戦だったし、それで3着ということは、やはり重賞ではまだ力不足ということだと思う。今後の重賞はさらにレベルが上がってくるだけに、しばらくは重賞で活躍することはないのではないか。まあ、出走すらしてこないとは思うけど。
サンレイジャスパー
ハンデ51kgということを考えれば、ヴィータローザと同じような競馬で4着というのは、ちょっと内容としては物足りなかったかな、という感じはする。結果的にみれば、もっと後ろから競馬をすればもっと上に行けたかもしれないが、まあ積極的に勝ちにきたという姿勢は評価してあげたい。ただ、51kgでこの負け方だと牝馬限定でもG1とかレベルの高い重賞ではまだ通用しないと考えていいのではないか。
コンゴウリキシオー
ペースとしては悪くはなかったと思う。あれ以上速いラップでは逃げられないだろうし、他がついてきたというのが大きな誤算だったと言わざる得ない。あそこまでプレッシャーをかけられば失速するのは仕方ないことで5着でも評価してあげないといけないだろう。逃げるというのは、やはり諸刃の剣である。サイレンススズカのような非常識な大逃げであれば関係ないのだろうが、常識の範疇であるうちは、どうしてもこういう負け方をすることもある。
メイショウカイドウ
先行馬には厳しい展開を考えれば、斤量59.5kgを背負って3番手からの競馬では直線で伸びるわけもない。斤量を背負っていたし、最内枠スタートだったことも考えれば、いくら武豊でもあの位置取りになるのだろうが、あれで勝つようであれば、G1級ということになるわけで、負け方としては仕方ないと思う。これまで重賞を5勝していることの方がうまく行きすぎというところだろう。
予想と見解 好材料と不安材料

参考
G3-小倉記念の予想
結論

◎コンゴウリキシオー
 ○メイショウカイドウ
  ▲サイレントディール
  ×ヴィータローザ
  △サンレイジャスパー
  △サザンツイスター
  △スウィフトカレント
   △キーボランチ
   △タガノマイバッハ

買い目(馬連) 合計6,400円
  1-4(2,000円)
  軸4--3,9,10(各1,000円)小計3,000円
  軸4--2,12(各500円)小計1,000円
  軸4--6,7(各200円)小計400円

にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
 本命◎はコンゴウリキシオーである
 今回の予想の大きなポイントはメイショウカイドウの取捨だと思う。前走の七夕賞でハンデ59kgにもかかわらず完勝しているだけに、さらに0.5kg増えたくらいでは態勢に影響はないという考え方もできるが、たかが0.5kgされど0.5kgということで、やはり59.5kgのハンデは大きな不安である。なので、私は敢えてこの馬に本命◎を打つことをしなかった。となると、それでは軽量の穴馬を狙うのか、他の実績馬を狙うのか、ということになるが、七夕賞2着のコンゴウリキシオーが他を引き離す速い流れの逃げを打つ以上は、大きく崩れることは考えづらい。斤量が同じで、今回は直線に坂がないことも考えれば、この馬が2着を外すことはないのではないかと考えた。ということで、今回は軽量の穴馬ではなく、2人気のコンゴウリキシオーから勝負することにした。
 対抗○はメイショウカイドウである
 基本的には前述したとおりである。やっぱり勝ってしまいそうな気はするが、思い切って評価を1つ落とした。もし、この馬が勝つのであれば、コンゴウリキシオーには何とか2着を確保してもらうしかない。馬券としては元返しなので、この評価でも基本的には押さえ程度ということになる。
 単穴▲はサイレントディールである
 最近はダートで活躍しているが、昨年の大阪杯で3着しているように芝での活躍もある。前走の帝王賞は3着に負けているが、相手がアジュディミツオーとカネヒキリでは相手が悪すぎた。それを考えれば調子は良さそうだし、ローカルG3なら巻き返しがあっても不思議はない。気性的にムラがあるので惨敗も十分に考えられるが、能力的には通用しても不思議ないだけのものは持っているはずである。
 4番手×はヴィータローザである
 昨年の金鯱賞で2着、今年の中山金杯を勝ちきるなど、レベルの高い重賞で結果を出している馬である。ムラっ気があって成績が安定しないのが問題ではあるが、このメンバーなら実力不足ということはあり得ない。休み明けということもあり、アテにはできないが、この人気なら狙って面白い存在だと思う。
 5番手△はサンレイジャスパーである
 前走のマーメイドSで2着しているだけに、勢いは感じるし、ハンデが51kgというのも大きな魅力である。この斤量なら十分にチャンスはあるだろうから、そういう意味では非常に怖い存在ではあるが、牡馬相手でも前走と同じ競馬ができるかどうかは疑問だと思った。ちょっと人気になりすぎという感じもしたし、私は押さえまでという判断をした。
 6番手△はサザンツイスターである
 目黒記念、七夕賞で連続4着しているので、重賞でも戦えることを証明しているだけに、2着の可能性は十分にあると思った。ただ、連続4着ということからすれば、ちょっと連対までは厳しいかなということで、押さえまでという評価にした。
 7番手△はスウィフトカレントである
 日経新春杯で2着したので、ここでもチャンスは十分だとは思う。でも、休み明けというのは割引だし、追い込みタイプなので小回りの小倉コースというのはこの馬には合わないと思った。なので、押さえまでという評価にした。
 8番手△はタガノマイバッハである
 最近は凡走ばかりであるが、以前は強い競馬をしていた馬である。実績を考えれば、斤量56kgは恵まれたという考え方もできるし、そろそろ一発あってもいいのではないか、ということで、ちょっとだけ馬券を買ってしまった。
 9番手△はキーボランチである
 中山金杯で3着したこともある馬で、けっこう能力は高いと私は思っている。前走は休み明けだったので8着というのは仕方ないと思うし、一叩きされて変わってくる可能性はあると思う。速い流れになると思うので、瞬発力勝負になりそうにないというのもこの馬にはプラスだと思うし、意外に一発かますのではないか、ということで馬券を買ってしまった。
 ハンデ戦なので、他の馬が連対してもそれほど驚かないが、人気馬から流しているだけに、さすがに馬券的にはここまでということにした。

G3-小倉記念

ヴィータローザ
(牡6・上村57.5)
買い
  • H18中山金杯1着、H17金鯱賞2着、H16朝日CC2着、H15セントライト記念1着など。
  • 今年の中山金杯で久々に重賞を勝っており、まだまだ能力が落ちていないことを証明している。
  • 昨年の金鯱賞では2着しているが、宝塚記念の前哨戦という位置づけのレースで、相手もG1の常連といえるメンバー構成だったことを考えれば、この馬もポテンシャルはG1級と言っていいのではないか。
  • 近走はこれといった結果を残していないが、中山金杯の時も前走は9着に負けているわけだから、前走の着順とかはあまり気にしなくていいのではないか。
  • ハンデ57.5kgはポテンシャルの高さの証明であるし、能力を出し切ることさえできれば、楽勝してしまっても不思議はない。
  • 消し
  • 前走の新潟大賞典で12着というのはさすがに負けすぎだろう。ハンデ戦とはいえ裏開催のローカル重賞ということも考えると、あまりに不甲斐ない走りだったといえる。
  • 前々走の日経賞でも6着、その前の中山記念でも9着と結果を出しておらず、勢いは感じられない。
  • 中山金杯を勝っているのだから能力不足ということはないとは思うが、どうも気分屋なのか、走る時とそうでない時の落差が大きすぎるように感じる。
  • こういうタイプはいつ好走するか分からないという部分はあるが、結果を出せないことの方が多いのだから、今回だって凡走する可能性の方が高いということになる。
  • ハンデ戦でハンデ57.5kgというのも厳しい数字であり、当然に割引が必要である。
  • キーボランチ
    (牡7・鮫島55)
    買い
  • H17メトロポリタンS1着、H13京都新聞杯2着。
  • 昨年のメトロポリタンSでオープン特別を勝っているし、もともとは京都新聞杯で2着したこともあるだけに、ローカルG3なら十分に通用するだけの能力は持っているはずである。古馬重賞でも中山金杯で3着という実績がある。
  • 前走の福島テレビオープンは8着に敗れたが、8ヶ月ぶりの休み明けということを考えれば、仕方ない結果といえる。一叩きされた上積みは大きいだろうから、今度は一変する可能性は十分にある。
  • ペースによって位置取りを変えられる自在性のある脚質も魅力であり、どんな展開にも対応できるタイプであり、これまでも勝てないにしてもけっこう2着3着が多く、安定度は意外に高い方である。
  • 消し
  • 前走の福島テレビオープンであるが、休み明けだったとはいえ、8着というのは負けすぎという感じがする。スローの展開を先行したにもかかわらず勝馬から1秒以上離されたという内容もあまり良くない。一叩きの上積みは見込めたにしても、いきなり一変を期待するのは難しいのではないか。良くなるにしても、徐々に調子を上げてくると考えるべきではないか。
  • 準オープンは2200m、オープン特別は2400mで勝っていることからすれば、どちらかというと長距離を得意としているタイプで、2000mというのはこの馬にはまだ短い感じもする。
  • 1000万、準オープンではなかなか勝ちきれず、2着3着に負けることが多かったことからすれば、決め手がもう一つというか、詰めが甘いというか、勝負弱いという感じがしてしまう。
  • コンゴウリキシオー
    (牡4・岩田57.5)
    買い
  • H18金鯱賞1着、H18七夕賞2着など。
  • まずは前々走の金鯱賞を勝っていることを評価しないといけない。別定G2を勝ちきったのだから当然にここでは実績上位ということになる。58秒台というタイムも優秀だったし、ポテンシャルはかなり高いと考えていいだろう。
  • この馬の持ち味は、前半から速い流れで逃げてそのまま押し切るという積極性である。2000mという距離で前半から飛ばすというスタイルだけに、追いかける馬がいるとは思えず、自分のペースで気持ちよく走れることが好走に繋がっていると考えていいだろう。そういう意味では今回もここ2戦と同じ競馬を期待していいことになる。
  • 前走はメイショウカイドウに完敗という内容だったが、馬場の良い小倉に替わるのはプラスと考えていいだろうし、相手はさらに斤量アップとなるのに対して、この馬は斤量据え置きだから、逆転は十分に考えられる。
  • 4歳という若さからも一戦毎に成長しているという上積みも期待していいだろう。
  • 消し
  • 逃げる馬というのは、うまくいくときは強い競馬をするが、自分のペースで走れないと脆いもので、惨敗に終わるということもあるだけに、そういう不安はどうしても払拭できない。
  • 相手だってこの馬に楽させてはいけないという気持ちはあるだろうし、早めに競りかけられるようだと、直線で意外に伸びないということも十分に考えられる。
  • 前走と同斤量といっても、ハンデ戦であることに変わりはないし、メンバーも大きく変わるわけだから、軽量馬にあっさりと敗れるということも十分に考えられる。
  • 前走はメイショウカイドウに完敗という内容だっただけに、相手の斤量が0.5kg増えたくらいで逆転できるものではないのではないか。
  • メイショウカイドウに勝つことを意識しすぎて、自分のスタイルを崩して惨敗するということもあるかもしれない。
  • サイレントディール
    (牡6・川田57)
    買い
  • H17オーストラリアT1着、H15シンザン記念1着、H16フェブラリーS2着など。
  • トゥザヴィクトリーの全弟ということもあってデビュー当初から期待されていた馬であり、ダービーで4着という結果を残していることからも、そのポテンシャルはかなり高いはずである。
  • 最近はダートを走ることが多くなったが、昨年の大阪杯で3着、オーストラリアTを勝つなど芝でもそれなりの走りは見せており、芝でダメということはない。
  • この馬の場合は気持ちの問題という考え方もでき、気分良く走ることができれば、強い走りを見せてくれる可能性は十分にある。
  • 消し
  • 今年はオーストラリアTと都大路Sで芝を走ったが、いずれも掲示板にも載れなかった。古馬重賞を勝っている実績を持っているわけでもないし、芝ではだいたい底を見せてしまったという印象が強い。
  • 前走の帝王賞で3着しているものの、2着馬には6馬身離されているというのはどうかと思うし、年齢的なものか昨年よりも力が衰えてきている感じもする。
  • ましてハンデ57kgというのも厳しい数字で、恵まれたとはとても言えない。このハンデもやはり割引と考えるべきだろう。
  • サザンツイスター
    (牡6・幸54)
    買い
  • 前走の七夕賞と前々走の目黒記念でいずれも4着と頑張った。2戦続けて掲示板を確保したことで重賞でも安定して力を出せることを証明した。重賞を2度経験した上積みはあるだろうし、同じ斤量ならさらに上を目指すことは十分に可能であろう。
  • 重賞を連続して好走したのだから勢いはかなり感じるし、夏場はこういう馬が強さを発揮するものである。
  • 中団より前で競馬をすることもできる馬なので、今回は積極的な作戦をとることも考えられ、それがうまくはまれば前走以上の着順を期待できるのではないか。
  • 消し
  • 七夕賞と目黒記念で4着というのをどう考えるかであるが、重賞で馬券に絡めなかったのだから重賞では力不足と考えるべきかもしれない。勝馬からはけっこう離されていたし、重賞で馬券圏内に入るためにはもう少し成長が必要かもしれない。
  • 近走は2500m前後の距離を走っていたので、2000mはこの馬には少し距離が短い感じもする。
  • 前走完敗しているメイショウカイドウとコンゴウリキシオーが再び相手となることを考えれば、前走と同じ斤量で巻き返すというのはかなり厳しいかもしれない。
  • サンレイジャスパー
    (牝4・佐藤哲51)
    買い
  • H18マーメイドS2着。
  • 前走のマーメイドSで2着しているのは大きい。牝馬限定戦とはいえ重賞で連対したのだからそれなりに評価しないといけない。今までで最も良い走りだったことは確かだろうし、成長や勢いも十分に感じられた。
  • ハンデ51kgというのも大きな魅力である。牝馬とはいえ51kgというのはさすがに軽いという印象が強いだけに、前走に引き続き牡馬相手でも好走するということは十分に考えられる。
  • 4歳という若さも魅力であり、さらなる成長も期待できる。
  • 今年に入ってからは8戦して4着1回以外はすべて3着以内にきているだけに安定度もかなり高い。
  • 消し
  • 前走のマーメイドSで2着したのはそれなりに立派であるとは思うが、しょせん牝馬限定の重賞だっただけに、どこまで評価していいか分からない。ハンデ51kgというのも大きかったと思うし、本当の意味で重賞で通用するレベルかどうかは分からない。今回も同じ51kgであるが、今度は牡馬が相手となるだけにさらに上を目指すのは厳しそうだし、2着を守るのも大変なのではないか。
  • 1000万をなかなか勝ちきれなかったのも気になるところだし、前走も最後は負けているわけだから、勝負弱いというか、決め手がいまいちというか、詰めが甘いという感じもするだけに、頑張って4着5着までではないか。
  • スウィフトカレント
    (牡5・福永55)
    買い
  • H18日経新春杯2着。
  • 前走の日経新春杯で2着に頑張っており重賞でも通用するところを見せた。後方から鋭い末脚で追い込んできており、上がりのタイムもメンバーNo1だったから、内容としては高く評価していいと思う。
  • 準オープンでもアドマイヤフジとハナ差という勝負をするなど、強い競馬をけっこう見せていただけに、やっと本格化してきたというところだろうか。
  • 休み明けではあるが、前走重賞2着の勢いは感じられるし、休んだことでさらに成長しているということも考えられる。休み明けで2勝している実績もあるので、かえってプラスということも考えられる。
  • 55kgのハンデも重いということはなく、手頃なところだろう。
  • 消し
  • まずは休み明けだろう。6ヶ月ぶりとなるだけに、いきなり重賞で好走するのはさすがに厳しいのではないか。
  • 前走の日経新春杯で2着というのはそれなりに立派ではあるが、ハンデ54kgでもあったし、展開にはまったという感じもしただけに、あまり高い評価をするのも危険ではないか。
  • 追い込み脚質なので小回りの小倉コースは合わないような感じもする。
  • 2200m以上の距離で好走しているという印象が強いので、2000mというのはこの馬には少し距離が短いという感じもする。
  • スバルタクス
    (牡8・池添52)
    買い
  • 準オープンで3度2着しているし、昨年の北九州記念で4着という実績があるのだからハンデ重賞なら通用しても不思議はない。
  • 特に昨年の北九州記念は別定56kgで好走しているだけに、ハンデ52kgならチャンスは大きいという考え方は十分にできる。
  • この馬は直線に坂のないコースだと好走する傾向があり、小倉では4連対と得意としている。切れる脚がないタイプなので直線が短いというのも合っているのだろう。条件としてはベストといえるのではないか。
  • サンデーサイレンス×スターバレリーナという良血馬でもある。
  • 休み明けを3戦してそろそろ調子を上げてくるころではないか。
  • 消し
  • ここ3戦は準オープンで11着、4着、10着という結果だけに、重賞でも通用しそうという感じはしない。いくらハンデ戦でも重賞で巻き返すというのはあまりに難しいのではないか。
  • すでに8歳という年齢を考えれば、昨年よりも能力は落ちていると考えるのが自然だろうし、昨年の北九州記念で4着だとすれば、それ以上の結果を求めるのは酷ではないか。
  • 昨年の小倉記念では8着に負けていることからすれば、2000mはこの馬には少し長いということかもしれない。
  • 決め手がいまいちで切れる脚がないというのも問題で、好走しても4着5着までという感じがしてしまう。
  • ダイタクアルビン
    (牡6・石橋守51)
    買い
  • 準オープンで1度だけであるが2着したことがあるので、ハンデ重賞ならなんとか通用するレベルだとは思う。
  • 先行すればしぶといタイプなので、コンゴウリキシオーが引っ張る速い流れであれば、持ち味を生かせるかもしれない。
  • ハンデ51kgというのは大きなプラスであるし、ハンデ戦だと軽量馬が理屈抜きで好走することがあるだけに、この馬も分からない。
  • 長距離で結果を出すことが多いだけに、距離延長はプラスと考えていい。
  • ダービーを勝った石橋守騎手というのも妙に気になるところである。
  • 消し
  • ここ3戦は準オープンで8着9着5着という結果だけに、重賞でも通用しそうという感じはしない。いくらハンデ戦でも重賞で巻き返すというのはあまりに難しいのではないか。
  • 特に前走のハンデ54kgで5着というのは問題だろう。準オープンで斤量が軽くて掲示板がやっとというレベルでは、ハンデ51kgでもさらに上を目指すのは厳しいと思われる。
  • 切れる脚を持っているわけでもなく、どちらかと言えば決め手に欠けるタイプでもある。
  • ハンデ以外にこれといった魅力的な材料もないだけに、さすがにこのメンバーを相手に好走するというのは厳しそうだ。
  • タガノマイバッハ
    (牡7・高田56)
    買い
  • H15大阪杯1着、H15中京記念1着。
  • 3年前であるが、別定G2の大阪杯を勝っている実績はここではトップレベルのものである。大阪杯は天皇賞の前哨戦に位置づけられるレベルの高いレースだし、相手もマグナーテンやツルマルボーイだったわけだからこの馬の能力もG1レベルと考えるべきである。となれば、ローカルのG3なら楽勝することも十分に考えられることになる。
  • 3走前の大阪城Sでは5着しているので極端に実力が落ちているわけでもなさそうだし、そろそろ復調してきてもおかしくない感じもする。
  • 先行して味の出るタイプなので、小回りコースは合っていると思うし、コンゴウリキシオーをうまく利用できれば、チャンスは出てくるのではないか。
  • 距離2000mで重賞を2勝しているので距離はベストである。
  • 消し
  • 重賞で好走していたのはもう3年前の話である。最近はこれといった結果を残していないだけに、ピークは過ぎたと考えるべきではないか。前走の七夕賞で8着、前々走の大阪ハンブルクCも8着に負けているので勢いも感じないし、年齢的に一変を期待するのも酷だろう。
  • 今回もコンゴウリキシオーが引っ張る流れになるだろうが、自分で競馬を作れそうにないというのも、この馬にはきつい。自分のペースで走ってこそのタイプだと思われるだけに、展開もこの馬には向きそうにない。
  • ツルマルヨカニセ
    (牡6・小牧太55)
    買い
  • H17北九州記念2着。
  • 昨年は北九州記念で2着、小倉記念で3着と好走しているし、小倉コースで4勝しているわけだから、小倉コースを得意としている馬である。そういう意味では小倉コースであれば変わってくる可能性は十分にある。
  • 前走のエプソムCは13着に負けているが、休み明けだったので仕方ない。一叩きされた上積みは見込めるだけに、大きく変わる可能性はあるし、小倉で結果を出すために敢えて一叩きしたという考え方もできる。
  • 昨年のこのレースでは斤量56kgだったのに、今回は55kgと斤量が減っており、そういう意味ではハンデは恵まれた方だと思う。
  • 好位でも競馬ができる馬なので、小回りの小倉コースでは積極的な競馬をしてくると思われ、早めに抜け出すことができれば、そのまま押し切ることも可能だろう。
  • 消し
  • 前走のエプソムCで13着というのはさすがに負けすぎではないか。いくら休み明けでも2桁着順というのは問題だと思われ、一叩きだけで一変してくるとは考えづらい。
  • 今年は1度も掲示板に載っていないというのも問題であり、昨年ほどの勢いがないというのもかなり気になる。
  • 重賞を勝ったことはなく、重賞連対が1度だけという実績を考えれば、常に重賞で好走できるレベルではないということだし、重賞を勝つにはワンパンチ足りないと考えていいかもしれない。
  • ニホンピロキース
    (牡5・赤木54)
    買い
  • 準オープンで2度2着したことがあるので、ハンデ重賞ならなんとか通用するレベルだとは思う。
  • 3走前に2着しているが、このときは先行してそのまま粘りきったという内容だっただけに、今回もうまく先行できればチャンスが出てくるのではないか。そういう意味では小回りの小倉コースはこの馬に合っていると言えると思う。
  • ハンデ54kgというのは少し見込まれた感じはするが、それでも斤量としては軽い方だけに、基本的にはプラスと考えていいだろう。
  • 消し
  • 準オープンで何度も掲示板には載っている馬ではあるが、なかなか勝ちきれないことからしても、重賞級の実力はないと思われる。
  • それでハンデ54kgというのはこの馬には少し重いという印象を受ける。
  • 好走実績が1600mと1800mに集中しているだけに2000mは少し長い感じもする。気性的に行きたがるところがあるので、距離が長いと最後まで保たないということかもしれない。
  • 切れる脚を持っているタイプでもなく、決め手に欠けるところもあるので、一発というのも考えづらい。
  • メイショウカイドウ
    (牡7・武豊59.5)
    買い
  • H18七夕賞1着、H17H16小倉記念1着、H17北九州記念1着、H17小倉大賞典1着。
  • 前走の七夕賞で完勝しているわけであるが、トップハンデ59kgで休み明けということを考えれば、力が違いすぎたと評価するのが妥当であろう。メンバーをみても相手のレベルが大きく変わっていると思えないだけに、ここも前走と同じように完勝してしまうのではないか。
  • 舞台が小倉に替わるが、もともと小倉を得意としている馬なのでコース替わりは大きなプラスである。
  • 鞍上が引き続き武豊ということもあるし、得意の舞台で無様な走りはできない。
  • ハンデは当然に前走よりも0.5kg増えているが、59kgを克服した馬であれば0.5kgくらい増えてもあまり関係ないと思う。
  • 重賞を5勝しているというのはやっぱりレベルが違うということである。
  • 消し
  • いくつかの不安があった前走をあれだけ強い内容で勝たれてしまうとコメントすることがなくなってしまうが、今回もハンデ戦となるだけに、やはりトップハンデという不安は小さくはない。たった0.5kgとはいえ、59kgをオーバーしているとなれば、走りに大きな影響を与える可能性は十分にある。
  • 休み明けで完勝したというのも気になるところで、反動が出るというか、疲労が抜けないというか、いわゆる2走ボケということもありそうだ。福島コースはけっこう荒れていただけに、脚への負担は大きかったと思うだけに、2走ボケの可能性は低くはないのではないか。
  • 前走の走りで今回は圧倒的1人気を背負うと思われるが、こういう時に限って凡走するのが競馬だったりする。
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