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G3-七夕賞の反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
全体の感想(レース・馬券など)
まず感じたのはメイショウカイドウの強さである。ハンデ59kgを背負ってあんな強い勝ち方をするのだからレベルが違うとしか言いようがない。いつもは後方から競馬する馬が先行策をとったのも正解であり、武豊の凄さも十分に思い知らされた。それにしても、上位3頭がすべてハンデ57.5kg以上というのだからハンデ戦にしてはめずらしい結果である。それだけ実績馬とそうでない馬との力の差があったということだと思うが、コンゴウリキシオーが少し速いラップで逃げたために、本当の意味での実力勝負になったということかもしれない。あとは、サマー2000シリーズという企画により、実績馬もかなり本気モードで挑んできたということもあるかもしれない。今年の夏は今までと同じ傾向で考えるとダメかもしれない。
メイショウカイドウ
前述したとおり強いとしか言いようがない。武豊の手綱さばきをさすがである。これだけ強いのであれば、中央の重賞でも通用しそうな感じがするが、なぜかローカル重賞でしか結果が残せないというのが不思議で仕方ない。強いて言うのであれば、小回りコースが半端でなく得意ということかもしれない。だからローカルでしか走らないのかもしれない。いずれにしても次は小倉だろうから当然に有力ということになるだろう。
コンゴウリキシオー
前走の金鯱賞がフロックでなかったことを改めて証明した。正攻法の逃げできっちり2着を確保したのだから十分に強い内容だったと言っていいと思う。メイショウカイドウに敗れたとはいえ、目標にされる不利などもあったし、今回の結果だけで勝負づけが終わったというのは危険かもしれない。これだけの走りができれば、今後の重賞戦線でも当然に注目しないといけないだろう。
グラスボンバー
今回はいろんな条件がこの馬に味方すると考えて、この馬から勝負したが、結果的には相手が1枚上手だった。前走のエプソムCでもエンジンの掛かりが遅くなっているのを感じたが、今回もそういう部分を感じただけに、少し年齢的なズブさが出てきているのかもしれない。これからは荒れた馬場での競馬はしばらくないと思うので、この馬としては苦しい競馬になるかもしれない。
ホオキパウェーブ
ここ数戦が二桁着順だっただけに掲示板に載ったということは復調の兆しと考えていいだろう。G1で2着したこともある馬だから次あたりはかなりの走りを見せてくれるかもしれない。でも、そう期待して人気になってまた裏切るということもよくあるので、あまり期待しすぎない方がいいかもしれない。
予想と見解 好材料と不安材料

参考
G3-七夕賞の予想
結論

◎グラスボンバー
 ○トウショウナイト
  △コンゴウリキシオー
  △エルカミーノ
  △シャーディーナイス
  △メイショウカイドウ
  △サザンツイスター
  △コンラッド
  △アサクサキニナル
  △ユキノサンロイヤル
  △エクスプロイト

買い目(馬連) 合計6,400円
  8-14(2,000円)
  6-8(1,000円)
  軸8--1,4,11,12,13,16(各500円)小計3,000円
  軸8--3,5(各200円)小計400円

にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
 今回は本当に短くさせていだたきます。申し訳ありません。
 本命◎はグラスボンバーである
本当に雨が降るかどうか分からないが、道悪になると半端でなく強い馬なので、雨が降ればこの馬が2着以内にくる可能性はかなり高いと思う。仮に雨が降らなくても馬場はけっこう荒れてきているし、この程度のメンバー構成であればなんとかしてくれると判断した。ハンデ戦なのに人気馬から勝負するというのはどうかと思ったが、ここは何とかしてくれるのではないか。
 それでは相手はどの馬かであるが、天皇賞春で4着という実績を持ち道悪も苦にしないということでトウショウナイトを筆頭に指名した。
 次はハンデの軽いエルカミーノとシャーディーナイスが爆走するのを期待して500円づつ馬券を買い、他は押さえということで人気馬を軽く押さえた。

G3-七夕賞

メイショウカイドウ
(牡7・武豊59)
買い
  • H17H16小倉記念1着、H17北九州記念1着、H17小倉大賞典1着。
  • 重賞を4勝している実績はこのメンバーでは当然に最上位の評価が必要である。すべて小倉でのものであるが、小回りの右回りという点では福島も似ているコースなので、条件としてはベストに近いといえる。
  • 昨年の小倉記念ではハンデ58.5kgにもかかわらず、強い競馬で完勝して力の違いを見せつけており、今回の斤量59kgというのは仕方ないし、斤量負けすることもないのではないか。
  • 夏に強いというイメージもあるだけに、この時期に調子を上げるタイプなのかもしれない。
  • 武豊がわざわざ福島まで来るというのも大きな材料である。
  • 消し
  • 小倉でしか走らないというイメージがあまりに強すぎるだけに、福島コースでどうかという不安はかなり大きい。このあとに小倉のレースがあることを考えれば、ここはあくまでも叩き台で次が本番ということではないか、とどうしても思ってしまう。
  • 休み明けというのも不安の1つであり、夏は勢いのある馬が結果を出す傾向があるだけに、いきなり好走するのを期待するのは厳しいかもしれない。
  • ましてハンデは59kgである。他馬の57.5kgでも重いと感じるのに、それより1.5kgも重いというのだから厳しい数字である。実績から言えば当然の数字とはいえ、あまりに大きなハンデと言わざる得ない。
  • 小倉は馬場が良くて時計が速いというイメージがあるが、福島は馬場が荒れていて時計がかかるというイメージが強いので、そういう点でどうかという感じもする。
  • グラスボンバー
    (牡6・勝浦57.5)
    買い
  • H17福島記念1着、H18エプソムC2着、H17オールカマー2着、H17新潟記念2着。
  • まずは昨年の福島記念を勝っているのが大きな材料である。小回りという癖のあるコースだけに、コース適性に問題がないことをすでに証明しているのは大きなアドバンテージといえる。
  • それと前走のエプソムCで2着と好走しており、勢いというか体調の方も好調と考えていい。夏のローカル戦は勢いも大切なだけに、体調面の心配がないのは大きな材料といえる。
  • さらに、この馬は荒れた馬場を得意としている。雨が多かった今回の福島開催の最終週ということを考えると、馬場はかなり悪くなっていると思われ、こういう点でもこの馬は有利になると思われる。
  • 重賞で2着が多いということからも安定度が高いといえるし、大きく崩れることは考えづらい。
  • 消し
  • 重賞を勝っているし、何度か2着しているので、実績としては悪くはないが、G1馬が集まるようなレベルの高い重賞で好走したのを見た記憶がないだけに、抜けて強いというレベルではない。このレベルくらいだと、ちょっとしたことで結果を出せないということもあるだけに、「このメンバーでは実績上位」ということで高い評価すると、簡単に裏切られるということもある。
  • まして今回はハンデ戦である。実績からすれば数字的には妥当ではあるが、57.5kgという数字はやはり重いという印象を受ける。ハンデ戦では、実績馬がハンデが敗因としか思えないような負け方をよくするだけに、この馬だってそういうことは十分に考えられる。
  • 基本的には後ろから勝負する馬なので、脚質的には小回りコースが合っている感じはしない。前走も追い込むも届かずという競馬だったし、福島ではなおさら追い込みきれずに4着5着に負けるということも考えられる。
  • コンゴウリキシオー
    (牡4・岩田57.5)
    買い
  • H18AJC杯1着、H16宝塚記念2着、H16京都記念1着、H16日経新春杯1着。
  • 一昨年のG1では、天皇賞春3着、宝塚記念2着、有馬記念3着というハイレベルな実績を残した。このとき先着していたのが全盛期のタップダンスシチーとゼンノロブロイだったのだから、この馬も十分にG1級の能力を持っていると考えていいはずだ。
  • 昨年はこの馬らしい走りが見られなかったが、今年に入ってからは苦手の道悪だったにもかかわらずAJC杯で久々の重賞制覇を果たし、その後の重賞でもそこそこの走りを見せて復調してきていることは感じられる。
  • 前走の天皇賞春はさすがにこの馬には距離が長すぎたので度外視でいいだろう。
  • この馬の最高実績が一昨年の宝塚記念2着であるし、脚質からはあまり直線は長くない方がいいし、距離も2200mが合っていると思われるので、距離コースともに条件はベストと考えていいだろう。
  • 逃げることもできるようになったし、どんな展開にも対応できるのも魅力の一つである。
  • 消し
  • 一昨年はすばらしい走りを見せてくれたが、昨年はそれが嘘のように凡走ばかりだった。急成長を遂げた馬というのはピークが短いというケースもあり、この馬もピークが過ぎたということかもしれない。
  • 今年はAJC杯を勝つなど、昨年よりはましという感じはするが、それでも全盛だった一昨年に比べると、走り・結果ともに物足りないものを感じてしまう。一昨年のような迫力も感じない。
  • 先行脚質で決め手に欠けるところもあり、全盛期でもG1だと勝ちきれないところがあった馬だけに、今回もうまく走れたとしてもG1で勝ちきるまでは難しいのではないか。まして、全盛期ほどの勢いがない今の状態では、良くて4着5着というところではないか。
  • アサクサキニナル
    (牡7・吉田隼54)
    買い
  • 富士Sで5着、キャピタルSで3着などの実績を持っている馬なので、ハンデ重賞なら通用しても不思議ないだけの力は持っているはずである。
  • ハンデ54kgというのも57kg以上の馬がけっこういることを考えれば、かなり有利といえる。
  • 前走の福島テレビオープンでも4着にきているので勢いはそれなりに感じる。
  • 1800〜2000mで良績を残しているので距離もベストと言っていいだろう。
  • 消し
  • 前走の福島テレビオープンで4着というのはどうなのだろうか。オープン特別で4着だった馬が重賞でさらに上を目指せるものだろうか。しかも、メンバーは当然ながらさらに強くなっているわけで、そういう意味でも巻き返しは厳しいことになる。
  • ハンデ54kgも前走55kgだったことを考えれば、それほど恵まれたとは言えないし、新潟大賞典でも54kgで惨敗を喫している。
  • 左回りを得意としている馬で、右回りはもたれることが多いだけに、右回りはマイナス材料と考えるべきだろう。
  • 決め手が鋭いというほどのものはなく、じわじわと伸びるタイプのようなので、重賞では決め手に欠けると言わざる得ない。
  • カナハラドラゴン
    (牡8・大西56)
    買い
  • H18新潟大賞典2着、H16ディセンバーS1着、H16H15白富士S1着。
  • 前々走の新潟大賞典で2着したというのは大きい。昨年まではオープン特別では結果を残すものの、重賞では馬券に絡めないというレースが続いていたが、昨年暮れの中日新聞杯で3着したのを皮切りに、中山金杯でも3着と連続で馬券に絡み、前々走の新潟大賞典では遂に連対を果たした。この年齢で生涯で最高の実績を残すのだから、この馬としては今がピークということだろう。前走のエプソムCは道悪が苦手なので度外視と考えるべきで、勢いが止まったとは考えない方がいい。ハンデ56kgも重いというレベルではないし、念願の重賞制覇があっても不思議ではない。
  • 消し
  • 今年に入ってから調子が良いのは認めるが、それでも3着・2着までである。新潟大賞典は裏開催の重賞だっただけに、レベル的にはそれほど高くはなかったと考えていいだろうし、今回は新潟大賞典よりはメンバーが強くなっているだけに、同等の結果を求めるのは厳しいのではないか。
  • 前走のエプソムCで惨敗しているのも気になるところで、調子を落としてしまったということも考えられ、勢いという点でちょっと不安を感じる。
  • 昨年の福島記念で5着に負けていることからすれば、福島コースはあまり合っていない感じもする。というよりは、荒れた馬場を苦手としている感じがする。
  • 鋭い末脚を持っているというタイプでもないので、展開による一発というのもどうだろうか。脚質的にはちょっと中途半端な感じは否めない。
  • コンラッド
    (牡4・柴田善55)
    買い
  • H17ラジオたんぱ賞1着。
  • 昨年のラジオたんぱ賞を勝っているということで重賞実績は持っている。しかも福島コースの重賞を勝っているのだから福島コースの適性は高いと考えていい。
  • G1の菊花賞でも7着という結果を残していることからして、G3で能力不足ということは考えづらい。
  • 今年は中山金杯で4着という結果も残しているし、ローカル重賞ならば十分に通用すると思われる。
  • ハンデの55kgも重賞を勝っていること、57kg以上背負っている馬がけっこう多いことを考えれば、今回のハンデは有利と言えそうだ。
  • 4歳という若さも魅力であり、まだ底を見せていない、もしくは大きく成長していることも考えられる。
  • 前走のエプソムCは9着に敗れたが、休み明けを考えれば仕方ないと言えるし、道悪も合わなかったようである。一叩きされた上積みなどを考えれば、巻き返しがあっても不思議はない。
  • 消し
  • ラジオたんぱ賞を勝ちきったのは立派だとは思うが、メンバー的にはかなり小粒だったし、かなりのハイペースになったことで最後方からの競馬をしたのが功を奏したといえる。つまりは展開に恵まれただけといえ、実力で勝ちきったという感じではなかったと思う。
  • 実際にその後は重賞で馬券に絡めないレースが続いており、古馬重賞では結果を出せないでいる。
  • 前走のエプソムCも9着に負けているわけだし、休み明けだったにしても負けすぎという考え方もできる。道悪がダメだったとしても、今の福島コースも馬場はけっこう荒れているのでこの馬には合わないかもしれない。
  • 中山金杯がハンデ54kgで4着だったことを考えれば、ハンデ55kgというのはちょっと重い感じもする。
  • 決め手が鋭いという感じもあまりしないし、頑張っても4着までという感じもする。
  • サザンツイスター
    (牡6・小牧太54)
    買い
  • 前走の目黒記念で4着だったが、準オープンを勝ち上がったばかりということを考えればよく頑張っているといえる。重賞を経験した上積みはあるだろうし、同じ斤量ならさらに上を目指すことは十分に可能であろう。
  • 前々走準オープンを勝って、目黒記念で4着ということを考えれば、勢いはかなり感じるし、夏場はこういう馬が強さを発揮するものである。
  • 中団より前で競馬をするタイプなので、小回りコースは合っていると思われる。スタミナはあるタイプだし、早めに抜け出せればそのまま押し切るということも十分に考えられる。
  • 消し
  • 前走の目黒記念で4着というのをどう考えるかであるが、重賞で馬券に絡めなかったのだから重賞では力不足と考えるべきかもしれない。勝馬から0.8秒差というのは離されすぎという感じもするだけに、しょせん準オープンを勝ち上がったばかりということではないか。
  • 近走は2500m前後の距離を走っていたので、2000mはこの馬には少し距離が短い感じもする。
  • 早めの仕掛けからしぶとい競馬をするタイプのようなので、重賞ではさすがに決め手不足という感じもする。
  • ダイワバンディット
    (牡5・北村宏55)
    買い
  • H15新潟2歳S1着。
  • 一昨年のNHKマイルCで4着という実績を持っているだけに、ポテンシャルはかなり高いという可能性は十分である。
  • 前走の福島テレビオープンで2着しているので、勢いは非常に感じる。
  • 前走は逃げて結果を出しているので、この馬は逃げた方が能力を発揮できるのかもしれない。
  • 今の福島コースで結果を出したというのも信用しやすい材料といえる。
  • 今回はハンデ戦で有力馬がかなりの斤量を背負っていることも、結果としてこの馬に有利に働くと思われる。
  • 小回りでもともと先行馬が有利と言われているコースだし、馬場も荒れてきていることを考えれば、前走のように先行できればチャンスは大きいと思われる。
  • 消し
  • 前走の福島テレビオープンで2着したのはそれなりに評価できるが、スローの展開を逃げていたことを考えれば、展開に恵まれての結果という考え方は十分にできる。
  • しょせんオープン特別で2着ということは、重賞で同等の結果を求めるのは難しいという考え方もできる。
  • 1600mくらいで走っていたことを考えると、2000mはさすがにこの馬には距離が長いと思われる。
  • 今回は先行馬が揃っているので前走のように気楽に逃げることは難しそうである。
  • 古馬重賞で結果を出したことのない実績を考えれば、斤量の55kgもちょっと背負わされた感じもする。
  • 前走に比べるとメンバーも強くなっている。
  • タガノマイバッハ
    (牡7・中館57)
    買い
  • H15大阪杯1着、H15中京記念1着。
  • 3年前であるが、別定G2の大阪杯を勝っている実績はここではトップレベルのものである。しかも天皇賞の前哨戦に位置づけられるレベルの高いレースだし、相手もマグナーテンやツルマルボーイだったわけだからこの馬の能力もG1レベルと考えるべきである。となれば、ローカルのG3なら楽勝することも十分に考えられることになる。
  • 前々走の大阪城Sで5着しているので極端に実力が落ちているわけでもなさそうだし、そろそろ復調してきてもおかしくない感じもする。
  • 基本的に先行脚質でハナに行くこともできる馬なので、小回りの福島コースの適性も高そうである。
  • 先行馬に乗せたら強い中館騎手が騎乗するというのも良い感じがする。
  • 距離2000mで重賞を2勝しているので距離はベストである。
  • 消し
  • 重賞で好走していたのはもう3年前の話である。最近はこれといった結果を残していないだけに、ピークは過ぎたと考えるべきではないか。前走は準オープンの大阪ハンブルクCで8着に負けているのだから重賞で巻き返すのはかなり厳しそうである。
  • 3ヶ月の休み明けというのもマイナスと考えるべきである。
  • 年齢的にももう7歳だし、復調の兆しみたいなものも感じないだけに、ここで復活を期待するのはあまりに酷だと思われる。
  • トウショウナイト
    (牡5・武士沢57)
    買い
  • H17京都記念2着、H17日経賞2着。
  • 重賞で2度2着した実績を持っているということもあるが、それよりも昨年の天皇賞春で4着しているというのが凄い。G1で掲示板に載ったのだからローカル重賞レベルなら簡単に勝っても不思議はないということになる。
  • 前走の目黒記念は8着に負けたものの、前々走のメトロポリタンSとその前の日経賞では4着とそこそこの走りはしており、そろそろ復活してもいい頃という感じはする。
  • スタミナはある馬なので、荒れた馬場で時計がかかるようだとこの馬の良さが出るような感じもする。
  • 斤量57kgだが、もっと背負わされている馬もいるし、実績を考えれば妥当なところだけに、それほどマイナスには働かないのではないか。
  • 消し
  • 重賞で2度連対しているといってもしょせん2着に終わっている。勝ちきれないということは、つまり勝負弱いということであり、ある意味ではこの馬の限界を示しているともいえる。天皇賞4着も馬券に絡んでいないのだから、単なる善戦マンというか、相手なりに走るというだけかもしれない。
  • しかも、今年に入ってからはこれといった結果を残しておらず、昨年春の勢いが嘘のような走りばかりである。勢いとしてはあまり感じないし、ピークが過ぎたのではないかと思いたくなるような結果ばかりである。復調の兆しももう一つ見られないし、ここでの復活はかなり厳しいのではないか。
  • 2500mくらいで結果を出していた馬なので2000mはこの馬には距離が短い感じもする。
  • フジサイレンス
    (牡6・江田照56)
    買い
  • H18東京新聞杯1着。
  • 今年の東京新聞杯を勝っているのは高い評価が必要である。このときの2着が後に高松宮記念を勝ったオレハマッテルゼだったのだからこの馬もG1級の能力があるということになる。内容としてもスローの展開だったにもかかわらず上がり33秒台の末脚を繰り出して差し切ったのだからかなり凄いことである。それを考えれば、ローカル重賞であれば楽勝しても不思議はないということになる。
  • それでハンデが56kg止まりなら恵まれた方という考え方もできる。
  • 前走はG1の安田記念だったことを考えれば惨敗という結果もやむ得ないし、相手が一気に弱くなるわけだから、今回は巻き返してくるのではないか。
  • 消し
  • 1800m以上の距離で実績がないというのが今回のこの馬の最大の不安である。マイルでは4勝しているのに対して1800m以上では3戦して3戦とも着外なのだから距離が長いと考えるのが一般的ではないか。
  • さらに福島コースも3戦して3回とも着外である。東京コースで4勝していることからも、直線の長いコースの方が合っているということなのだろう。脚質的にも小回りコースは合わない感じがする。
  • 前走の安田記念はG1だったとはいえ、16着というのは負けすぎな感じがする。調子がもう一つ上がってきていないということも考えられる。
  • ホオキパウェーヴ
    (牡5・田中勝57.5)
    買い
  • H17オールカマー1着、H16菊花賞2着、H16セントライト記念2着、H16青葉賞2着。
  • 一昨年の菊花賞で2着というG1実績を持っているし、昨年のオールカマーで別定G2を勝っているのだからローカルG3で能力不足ということはあり得ない。これだけの実績を持っているのであれば楽勝しても不思議はないということになる。そういう意味では斤量57.5kgも当然の数字といえる。
  • 今年はこれまで結果を出していないが、ここまでメンバーが落ちれば復活する可能性もあるのではないか。
  • 消し
  • 今年に入ってからの内容があまりにひどい。着順はすべて2桁であるし、後方からの競馬で直線でもほとんど伸びていないのだから、復活まではまだまだ時間がかかりそうである。騎手のコメントからすると、周りを気にして走りに集中していないような印象を受けるが、天皇賞秋とステイヤーズSで前を塞がれたり、ぶつけられたりという経験が、この馬に恐怖を与えるのではないか。となれば、今回も復活は厳しいと思われる。
  • こういう状況でハンデ57.5kgというのは厳しい数字であるし、小回りコースも馬群が密集するだけにつらいと思う。
  • 距離もこの馬には少し短いという印象を受ける。
  • ユキノサンロイヤル
    (牡9・小野55)
    買い
  • H17日経賞1着。
  • 昨年の日経賞を勝っており、別定G2勝ちという大きな実績を持っているのだから、ローカルG3で能力不足ということはあり得ない。今年も日経賞で5着という走りを見せているので、能力が極端に落ちているとは思えないだけに、ここでの巻き返しも十分に考えられる。
  • この馬の場合は展開に左右されることが多く、前崩れになると突っ込んでくる傾向がある。今回のメンバーを見ると、けっこう先行馬が揃ったように感じるので、前がかなり速くなりそうである。となれば、この馬が直線で突っ込んでくるということは十分に考えられる。
  • 消し
  • 今年に入ってからは2桁着順が多いだけに、昨年の勢いはほとんど感じられない。さすがに9歳という年齢だけにピークは過ぎたと考えるのが一般的ではないか。
  • 昨年の日経賞を勝っているとはいえ、メンバー的にはそれほどでもなかっただけに別定G2を勝っているというだけで高い評価をするのも危険である。
  • 前走の13着というのも負けすぎという感じがするし、復活の兆しは見られなかった。小回りコースも合っていない感じもするし、ここでの復活を期待するのはあまりに酷ではないか。
  • エルカミーノ
    (牡8・小林淳51)
    買い
  • 前々走の新潟大賞典で3着という走りを見せているだけに、調子自体は悪くはないと思われる。前走の金鯱賞は8着に敗れたが、別定G2で相手が強すぎたという感じがする。
  • それにこの馬は斤量が軽いと好走する傾向がある。前々走の新潟大賞典もそうであるが、中山金杯で4着、ダービー卿CTで4着、福島記念で5着という実績も持っている。そういう意味ではハンデ51kgの今回はけっこうチャンスといえるのではないか。
  • 中団から前で競馬をできるタイプであるし、どんな展開にも対応できそうなのもいい。
  • 消し
  • 前走の金鯱賞で8着に負けているように、さすがに別定G2では力の違いを見せつけられた。ハンデ重賞ならばというところだろうが、その金鯱賞を勝ったコンゴウリキシオーをはじめ、けっこう強いメンバーが揃っただけに、いくらハンデ戦でも今回ばかりは相手が強すぎるという感じがする。
  • 意外に不器用なタイプのようで小回りコースはあまり得意ではないという話もある。
  • すでに8歳という年齢を考えれば、ピークは過ぎたと考えるべきだろう。
  • シャーディーナイス
    (牡7・吉田豊51)
    買い
  • 1000万、1600万を連勝してオープン入りしたときは、グラスポジションやロードフラッグといった後に重賞で好走する馬を相手に勝っているのだから、この馬の能力も重賞級であると考えられる。
  • その後はこれといった結果を残していないが、ハンデ51kgなら走りが一変しても不思議はない。
  • 休み明けを一叩きされた上積みは見込めるだろうし、先行タイプなので小回りの福島コースも合っているのではないか。一発ありそうな感じはしないでもない。
  • 消し
  • 重賞ではほとんど2桁着順ということを考えると、重賞では力不足と考えるのが一般的だと思われる。オープン特別でも掲示板にも載っていないし、ここで生涯一の走りを期待するのはあまりに酷ではないか。
  • 年齢的にも大きな成長は期待できないし、距離もこの馬には少し短い感じもする。
  • 先行タイプではあるが、重賞となるとそれなりの決め手が必要となるだけに、この馬の決め手では厳しい感じもする。
  • エクスプロイト
    (牡6・大野52)
    買い
  • 前走の目黒記念では逃げて6着なら内容としてはまあまあだったといえる。3月に1000万を勝って、4月にも準オープンで2着だから今年に入ってから調子はかなり良さそうだし、ハンデG3なら通用しても不思議ないと思われる。
  • それに先行有利の福島コースとなるのもこの馬にはプラスとなるのではないか。
  • ハンデが52kgということもあるし、先行してそのまま押し切るということは十分に考えられる。
  • 消し
  • 前走の目黒記念で6着だったわけであるが、先行有利の馬場状態だったことを考えれば、ハンデ52kgで掲示板にも載れなかったというのは実力不足ということになるのではないか。同じハンデ52kgでの巻き返しは厳しいという考え方もできる。
  • 先行馬がけっこう揃ったので、この馬には厳しい展開になりそうであるし、前走の横山典騎手から大野騎手への乗り替わりはさすがにマイナスと考えるべきだろう。
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