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G1-安田記念の反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
レース・馬券
 今回は混戦というか、レース前からいろんなパターンが考えられたので、終わってみて「なるほど、そうだったのか」という感じである。なので、結果論としての感想となってしまう。まずは香港馬の強さである。1着と3着を取られたのだから日本馬としては完敗を認めるしかないだろう。香港のレベルが低いと思っていたわけではないが、日本のレベルもかなり高いと思っていただけに、この結果には少なからずショックを受けている。でも、この事実は真摯に受け止めるしかない。それにしても、馬券的に言えば外国馬の存在は本当に困る。どんな馬なのか調べるのが大変なのだからどうしても軽視してしまうが、実際には強かったりするし、かといって強いと思って評価すると、不可解な惨敗を喫するということも少なくはないのだからどうしていいのか分からない。競馬を盛り上げるためには国際化は避けては通れないものであるが、予想する方としてはこれほど困った存在はない。次に言えることは、ドバイ遠征馬の評価が低すぎたことである。ドバイに参戦するということは当然にそれだけのポテンシャルを持っているという裏付けがあってのことである。まあそんなことは分かっているわけで、それでも評価を下げる理由は、体調が戻っているかどうかを確認できないということが挙げられる。まして休み明けは割引というのは予想する側の常識でもある。そんな中でドバイ遠征組を評価するのは難しいということになる。しかし、現にこうしてアサクサデンエンが2着にきた事実を見せられては、やはりG1馬は侮ってはいけないということを認めるしかない。海外にも行っていなにのにぶっつけになってしまうことと、ドバイに遠征したためにぶっつけになってしまうことは、全く違うことであり、海外遠征組はぶっつけでも軽視してはいけないということなのだろう。ただ、海外で激しい走りをしたあとは後遺症が残る可能性もあるわけで、能力を出し切れず惨敗に終わった今回のアサクサデンエンはかえって余力が残っていたという考え方もできる。ここらへんの判断が難しいところであり、海外遠征は今後も予想する者を困らせるに違いない。今回は、予想泣かせの結果に終わったというのが正直なところである。
ブリッシュラック
2着に2馬身差というのだから「強い」の一言である。昨年も4着していたくらいだから、これくらい走っても不思議はないのであるが、ここまで強いとは思っていなかった。7歳という年齢からもさらに強くなっているとは思っていなかったが、ここらへんがせん馬の強さということかもしれない。この走りであれば、もしかしたら来年も挑戦してきて、また激走をみせてくれるかもしれない。
アサクサデンエン
さすがに昨年の覇者である。ドバイ帰りで完調ではなかったとは思うが、それでもポテンシャルの違いで2着したというところだろう。やはりG1馬を舐めてはいけない。先ほども言ったが、海外遠征をしているわけでもないのに、ぶっつけになるのと、海外遠征があってぶっつけになるのとでは、レベルが違うということを認識しなければいけなかった。次にこれといったレースがないので、また秋に向けて充電することになるのだろうが、秋はまた活躍してくれるに違いない。
ジョイフル
この馬は本当にどんな馬か分からなかったが、結果的にみれば前走でブリッシュラックの3着というのは伊達ではなかったということだろう。香港馬も本当に舐めてはいけないと改めて感じた。
ダイワメジャー
この馬にしてはペースが落ち着いてしまったということだが、であればもっと積極的に動いても良かったのではないか。それができなかったとすれば、やはり東京の長い直線があってできなかったのだろうから、やはり東京コースは得意ではないということは言えると思う。でも、G1で4着なのだからそれなりに評価してあげないと可哀想だとは思う。
ダンスインザムード
私の本命馬であったが、最大の敗因はスタート直後の位置取りだろう。いつもは中団より前につける馬が後ろから数えた方が早いところの後方からレースを進めては、この馬の持ち味が生きるはずがない。スタート直後に前に入られたということであるが、ポジション争いも勝負の一つであり、ある程度のポジションが欲しいのであれば、気を抜かずにポジションを取るとか譲らないとかの注意が必要だったはずである。そういう意味で、北村宏騎手の経験の浅さが出てしまったように感じる。直線でも最内にこだわりすぎたと思うし、ブリッシュラックと同じような位置にいたのだから、結果論であるが、ブリッシュラックの後ろをついていくべきだったと私は思う。まあ、ジョッキーのキャリア不足は当初から分かっていたことではあるので、北村宏騎手を信用した私の判断が甘かったということにつきる。でも、この経験は良い勉強になったはずで、北村宏騎手ももう一つ大きく成長してくれるに違いない。
予想と見解 好材料と不安材料

参考
G1-安田記念の予想
結論

◎ダンスインザムード
 ○カンパニー
 ▲インセンティブガイ
 ×ダイワメジャー
 △ブリッシュラック
  △テレグノシス
  △オレハマッテルゼ
   △ハットトリック
   △アサクサデンエン
   △ザデューク
   △ジョイフルウィナー
   △その他全馬

買い目(馬連) 合計7,500円 → 8,000円
  2-11(2,000円)
  軸2--1,4,14(各1,000円)小計3,000円
  軸2--3,17(各500円)小計1,000円
  軸2--6,10,15,16(各200円)小計800円
  軸2--5,7,8,9,12,13,18(各100円)小計700円

すみません追加します。
  11-14(500円)
にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
本命◎はダンスインザムードである
前走のヴィクトリアマイルを勝っていることはもちろんであるが、それよりも天皇賞秋で連続で馬券に絡んでいることを高く評価している。私は天皇賞秋は、マイラーから長距離馬まで幅広い有力馬が集結するだけに、ある意味では日本のNo.1を決めるレースだと思っている。そのレースで2着3着という実績を残しているのだから、この馬は牝馬No.1というレベルではなく、牡馬混合戦においてもトップレベルの実力と考えるべきである。東京コースで強いということもあるし、2000mよりはマイルの方が合っているということもあり、当然に天皇賞秋以上の走りを期待していいと思う。ムラがあるタイプなので、調子が良いかどうかが大きなポイントとなるが、前走のヴィクトリアマイルを完勝しているくらいだから、それも大丈夫だろう。インで脚を貯めて直線で抜け出す競馬を得意としているので、内枠に入ったのも好感が持てる。牡馬相手なので勝ちきるまではどうかという感じもするが、それでも2着はきっちりと確保してくれるのではないかと思っている。
対抗○はカンパニーである。
重賞でなかなか勝ちきれなかった馬であるが、昨秋の京阪杯で念願の初重賞制覇を成し遂げ、今年は大阪杯を完勝した。重賞を勝てるようになってきたということは、馬がここにきてしっかりしてきたということだと思う。昨年5着という実績なのだから、今年は当然にそれ以上のパフォーマンスを期待していいことになる。スローでも追い込んでくる瞬発力は大きな武器であるし、直線の長い東京コースで威力は倍増する。勢いも十分に感じるし、ここは大きなチャンスだと私は思う。ただ、追い込み一辺倒というのは、さすがに不安も小さくはない。超スローの展開だと苦しくなるし、安定度とG1実績という点を考えて、今回はダンスを上に評価した。
単穴▲はインセンティブガイである。
前走の京王杯SCで2着しているが、いつもはスピードに任せて先行していたこの馬が後方からの競馬で2着したというのは大きなことである。後方で折り合えることができれば、最後に鋭い末脚を使えることが分かっただけに、マイル戦では大きな武器となる。横山典騎手もこの馬も手中に入れたという感じがするし、けっこう期待していいのではないかと私は思っている。初めてのG1ということと、前々走のダービー卿CTで惨敗していることが気になるが、横山典騎手の手腕に期待したい。
4番手×はダイワメジャーである。
マイルCSで2着しているし、前走のマイラーズCもダンスインザムードを相手に完勝しているのだから、当然に今回はチャンスは大きいということになる。本来であれば圧倒的1人気に推されても不思議ないくらいである。やはり東京コースで実績がないという不安が大きいので、この程度の人気にとどまっているのだろう。私としても正直半信半疑である。決め手に欠けるところがあるので、東京コースではちょっと評価しづらいものである。
5番手△はブリッシュラックである。
香港馬はよく分からないが、昨年のこのレースで4着している実力は認めないといけない。他にもレベルの高そうなレースで好走しているようだし、能力はかなり高いとは思う。ただ、騙馬とはいえ今年で7歳馬である。歳を1つとって昨年以上の結果を求めるのはどうだろうかとは思う。
6番手△はテレグノシスである。
東京コースを滅法得意としている馬であり、今までも京王杯SCと毎日王冠ではその強さを何度も見せている。G1となると結果を出せないのが不思議なところであるが、結局はそういう器の馬ではないということかもしれない。鞍上が武豊というのは大きな材料であり、もしかしたらという気持ちもあるが、7歳になった今回、生涯最高の走りを期待するのはどうなのだろうか。怖い存在ではあるが、あまり高い評価はしない方がいいかなと思っている。
7番手△はオレハマッテルゼである。
デュランダルのような追い込み馬は別として、スプリントG1を勝つような馬は安田記念での好走は難しいと私は思っている。やはり東京マイルはかなりのスタミナが必要なので、先行して押し切るというのはけっこう難しいと思う。マイルでの実績もそれなりにあるのは確かではあるが、重賞を勝っているわけではない。守備範囲ではあるが、強くはないというレベルだと私は思う。勢いは感じるので一応は押さえるけど。
それ以外で怖いのは、昨年のマイルG1を勝っているハットトリックとアサクサデンエンであるが、やはりドバイで惨敗した後遺症というのはかなり心配である。いきなりのG1は難しいと思ったが、G1馬に敬意を表してせこく押さえることにはした。
あとは、香港馬2頭であるが、ザデュークは香港マイルでハットトリックの2着という走りをした馬だし、ジョイフルウィナーも前走でけっこう良い追い込みを見せていた。ここで好走しても不思議ないだけのものは持っているかもしれないので、消しという判断はできない。
他にもチャンスのありそうな馬はいるし、今年は何が起きても不思議はない。いろいろ考えるのが面倒だったので、残りの馬も100円ずつ押さえることにした。
まあ、こんなところです。

G1-安田記念

ダイワメジャー
(牡5・安藤勝58)
買い H17マイルCS2着、H16皐月賞1着、H18マイラーズC1着、H18中山記念2着など。 もともと皐月賞を勝っている馬だからG1級の能力は当然にあったわけであるが、その後はしばらくスランプが続いた。それが昨年のマイルCSで僅差の2着という走りを見せて復活を遂げてからは波に乗った。休み明けの中山記念は2着に負けたが、道悪競馬だったことを考えれば上々といえるし、その次のマイラーズCでは力の違いを見せつけるように完勝した。このときの2着が後にヴィクトリアマイルCを完勝したダンスインザムードだったのだから当然に高い評価をしないといけない。道悪競馬が2戦続いたが、皐月賞とマイルCSのタイムからもスピード競馬の方が得意としている馬であり、時計勝負になっても問題はない。ここにきての勢いは感じるし、ゆったりとしたローテーションも好感が持てる。マイルCSで敗れたハットトリックがスランプに陥っている今であれば、久々のG1制覇はすぐ目の前といったところだろう。
消し 今回のこの馬の最大の不安は「左回り」ということである。たまたま調子がいまいちだったり、距離が長かったりという時に東京コースだっただけかもしれないが、それでも東京コースで結果を残したことが1度もないというのは不安としてはかなり大きなものである。早めに抜け出して押し切るというレーススタイルだから直線が長いというのも基本的には合っていないということだと思うし、スタートしてから直線が長いので息を入れられないのかもしれない。とにかく、東京コースとの相性が悪いという可能性は十分にあると思う。それ以外では、これといったマイナス要素はないと言えるが、昨年のマイルCSで結局は2着に負けているし、古馬G1では勝ちきれないというか、勝負弱いところを少し感じる。なんというかG2までなら信用できるが、G1だと脆いというか、力を出し切れないというか、なんとなく器の小ささを感じるところがある。
カンパニー
(牡5・内田博58)
買い H18大阪杯1着、H17京阪杯1着、H17中山記念2着、H16京阪杯2着など。 前走、別定G2の大阪杯を勝ちきっているのは当然に高い評価が必要だ。昨年秋の京阪杯に続く重賞2勝目であり、ここにきての勢いはかなり感じることができる。この馬の持ち味はなんといってもその瞬発力である。上がり33秒台はもちろんのこと、32秒台もふつうに出せるのだからこの馬の切れ味は半端ではない。現に京阪杯はスローの展開で先行馬有利だっったにもかかわらず後方から差し切ってしまっている。ここ2戦は道悪競馬だったためにこの馬の持ち味が生きたとは言えないが、それでも前走は勝ちきったわけだし、中山記念もバランスオブゲーム、ダイワメジャー、エアメサイアに次ぐ4着だから内容としては悪くはなかったといえる。当然に今年は安田記念を目標に調整されてきて、前走勝つなど順調に駒を進めてきた。東京コースはこの馬の末脚が生きるコースといえるし、マイル戦も東京コースであればちょうどいい感じだと思う。極端なスローは考えづらいし、この馬の今の勢いを持ってすれば、念願のG1制覇はそれほど難しいことではないはずだ。
消し この馬の末脚が凄いことは確かではあるが、追い込み一辺倒の脚質だけにどうしても展開に左右されるというのはこの馬の最も厳しいところである。追い込むも届かず2着というパターンも多いし、そういう意味ではアテにしづらいタイプといえる。G1となると相手も強くなるので、先行馬もそうはばてないものだし、上がり33秒台で走っても届かないということもあり得る。G1ではこれといった結果を残していないし、中山記念では4着に負けていることも考えると、G1級の器があるかどうかも微妙である。1800mで結果を残すことが多いし、前走は2000mで勝っているので、今のこの馬にはマイルは少し短いということも考えられる。
ダンスインザムード
(牝5・北村宏56)
買い H18ヴィクトリアマイル1着、H16桜花賞1着、H18マイラーズC2着、H16天皇賞秋2着、H16マイルCS2着など。 前走のヴィクトリアマイルで久々のG1制覇を成し遂げ、牝馬マイル女王の称号を獲得しており、牝馬ではNo1の実力ということになる。ただ、そのことよりも、この馬の場合は天皇賞秋で一昨年2着、昨年3着と2年連続で好走していることの方を高く評価したい。牡馬混合のG1でこれだけの走りをするのだから牡馬が相手となっても当然にチャンスということになる。前走の走りからも東京コースが合っているのは確かだろうし、マイルCSで2着していることからして距離もマイルが合っているといえる。このベストの条件であれば、牡馬相手でも勝ちきれるはずである。勢いは当然に感じるし、仕上げのうまい藤沢和厩舎所属ということもあるだけに、チャンスはかなり大きいといえる。
消し この馬の問題はやはり激しい気性だろう。その気性のせいで力を出し切れず惨敗に終わることも多々あるだけに、今回もアテにできないという部分は残る。いろんなスタイルの競馬をするので一概には言えないが、どちらかというと好位からの競馬で早めに抜け出して押し切るというレースをするので、どうしてもゴール前で甘くなるところがあり、前走は牝馬限定戦だったから押し切れたが、相手が牡馬となると決め手の違いであっさりと交わされるということもあるかもしれない。前走G1で勝っているくらいだから、前走がピークだったということは考えられ、調子が落ちているということもあるだろうし、中2週だから疲れが残っているということも考えられる。
テレグノシス
(牡7・武豊58)
買い H17毎日王冠2着、H16毎日王冠1着、H16安田記念2着、H14NHKマイルC1着、H15京王杯SC1着など。 言わずとしれた東京巧者であり、重賞での好走のほとんどが東京コースというのだから、東京コースだと馬が一変する典型的なタイプである。G1もNHKマイルCを勝っているし、2年前の安田記念で2着という実績もある。前走の京王杯SCも先行馬のオレハマッテルゼが勝つという流れで、後方から3着まで追い込んできており、東京コースでの健在ぶりを改めて見せてくれた。休み明けを一叩きされた上積みは当然に大きいだろうし、距離が延びるのももちろんプラスである。しかも、今回はあの武豊が騎乗するというのだから、この馬にとっては最大のチャンスが訪れた。不器用でなかなか大一番で結果を出せないでいたが、武豊であればこの馬の持ち味を殺さない形でまた違う作戦をとって、この馬の本当の実力を引き出してくれるのではないか。
消し ベスト条件であることは確かだろうが、2年前に2着した以外は安田記念では結果を残せていないというのはどうなのだろうか?単純に考えればG1級の実力がないというか、大一番を戦えるだけの底力がないと考えるべきではないか。となれば、年齢的にもピークといえた2年前以上の結果を求めるのは酷だということになる。前走の京王杯SCも3着に負けているわけだし、年齢的な衰えはあるだろうから、ここで生涯一の走りができるとは思えない。鞍上が武豊となるが、いくら武豊でもこの馬の特徴をテン乗りで理解することは難しいのではないか。以前、デムーロが乗った時もこの馬らしさが全く出せずに惨敗しており、乗り方の難しさはかなりのものだと思う。もともとムラがあるというか安定度に欠けるところがあってアテにできないところもある。追い込み脚質なので展開に左右されるということもある。
ハットトリック
(牡5・岩田58)
買い H17香港マイル1着、H17マイルCS1着、H17東京新聞杯1着など。 昨年のマイルCSでG1を勝ち、続く香港マイルでも世界の強豪を相手にきっちりと勝ちきって、一躍世界のトップマイラーに躍進した。格としては当然に最上位ということになる。この馬の持ち味はなんといっても、その切れ味鋭い末脚である。上がり33秒台はもちろん、32秒台も何度も出しているその決め手は他の追随を許さない。昨年の東京新聞杯を勝った時は上がり32秒台で超スローの展開を差し切っていることからすれば、直線の長い東京コースはこの馬の脚質に合っているといえ、マイルCSと香港マイル以上に強い内容で勝ってしまうということも十分に考えられる。中山記念は休み明けで道悪だったし、前走は香港遠征だったから調整は難しかったはずである。惨敗していることで力を出し切っていないのは明らかだし、叩かれつつ調子を上げている可能性もある。得意の条件となるし、G1馬というのは大舞台に強いものなので、巻き返しは十分に考えられる。
消し ここ2戦の内容があまりにひどい。中山記念は休み明けと道悪という厳しい条件ではあったが、それにしても負けすぎという感じがするだけに、調子の良かった昨秋と比べるとデキとしてはほど遠いという状態ではないか。香港でもこの馬らしさがまったく見られなかったし、調子も中山記念の時とあまり変わっていなかったのではないか。ただでさえ海外遠征は負担の大きいものだし、さらに調子を落としてしまったということも考えられる。とにかく勢いは感じられないし、少しは復調しているにしても、いきなりG1を勝ちきるまでのレベルを期待するのは難しいのではないか。乗り方が難しい感じもするので、テン乗りの岩田騎手がどこまで乗りこなせるかということもある。追い込み脚質で展開に左右されるということもある。意外に安定度は期待できないタイプだし、そういう意味でも惨敗に終わる可能性は十分にある。
バランスオブゲーム
(牡7・田中勝58)
買い H18H17中山記念1着、H15中山記念2着、H15毎日王冠1着、H15日経賞2着など。 この馬のベストパフォーマンスはやはり3年前の毎日王冠だろう。かなりのメンバーが揃っていたにもかかわらず、中団から直線で一気に抜け出して最後は0.4秒差という圧勝を演じたのだから凄いことである。しかもレコードのおまけつきだった。今年も中山記念を勝って年齢的な衰えはないことを証明している。しかも、この中山記念ではダイワメジャー、エアメサイア、カンパニーといったその後重賞を勝つなどした強豪を撃破しているのである。左回りの東京コースの方が合っているタイプだし、逃げることもできるし中団からの競馬もできるので展開も問わないタイプである。そういう意味での安定度はある。なぜか休み明けの方が走るタイプだし、今年は抜けて強そうなのがいないメンバー構成なので、この馬でもチャンスは十分といえる。
消し めずらしいタイプといえると思うが、前走の中山記念も含めてG2を何回も勝っているのにG1ではなぜか結果を出せない。安田記念で1度だけ3着しているが、それも2年前の話である。これがこの馬のピークだったと考えるのが妥当だと思われ、7歳となった今回のレースで生涯一の走りを期待するのは酷ではないか。今までG1で勝てなかった理由であるが、一つにはベスト距離と思われる1800mのレースがないということではないか。マイルでダメということではないだろうが、マイルの重賞は勝っていないことからすれば、G1となるとマイル適性の差が出てしまうことではないか。あとは決め手が足りないということではないか。どちらかというと先に抜け出して押し切るというタイプなので、G1のある東京コースと京都コースだと決め手のある馬に屈することがどうしても多くなるということだと思う。まあ、根本的にG1を勝てるだけの底力がなかっただけということもあるかもしれない。
オレハマッテルゼ
(牡6・柴田善58)
買い H18高松宮記念1着、H18京王杯SC1着、H17京王杯SC2着、H18東京新聞杯2着など。 やはり前々走の高松宮記念でG1を勝っていることを評価しないといけない。G1を勝ったのだから当然に格は最上位ということになる。そして前走の京王杯SCでも強い内容で連勝した。1400m戦だったとはいえ東京1400mはけっこうスタミナも必要なコースなだけに、単なるスプリンターだとは考えづらい。というか、そもそもキャピタルS1着、東京新聞杯2着など東京マイルで結果を残していた馬であり、1200m戦の方が専門外だったと考えることもできるわけで、マイル戦だとさらに強い競馬を見せるという可能性も十分である。勢いは本当に感じるし、完全本格化という印象が強い。どんな展開にも対応できるタイプであるし、安定度もかなり期待してよさそうだ。
消し 1200mの高松宮記念を勝ったというのはもちろん凄いことではあるが、1200mのG1を勝ったことでベスト距離が1200mという可能性が高くなったという考え方もできる。1400mまでなら守備範囲といえても、マイルはさすがに距離が長いということは十分に考えられる。何せ「1200mの方がレースがしやすい」ということで高松宮記念出走に踏み切った馬である。逆に言えば、1400m以上だと問題があるということになる。マイル戦になると当然にスタミナは必要となるし折り合える気性も必要となる。マイル戦では常に先行していたことからも、この馬にはマイルのペースは少しゆったりすぎるということかもしれない。東京新聞杯では最後に差されているように、決め手がもうひとつという感じは否めない。とにかく東京マイルはスタミナと決め手がキーポイントとなるだけに、1200mのG1を勝った先行馬というのは東京マイルの適性としてはどうなのかと思ってしまう。
アサクサデンエン
(牡7・藤田58)
買い H17安田記念1着、H17京王杯SC1着。 なんといっても昨年のこのレースの覇者である。当然にここで格不足とか能力不足ということはあり得ないわけで、このレースを勝てきれるだけのポテンシャルを持っていることは間違いない。昨年の天皇賞秋では休み明けだったにもかかわらず4着に好走しているということもあるし、京王杯SCを勝っている実績も考えると、この馬は東京コースをかなり得意としていると考えていい。2000mでも結果を残したくらいだからベストはマイルだと思うし、決め手のある馬なので長い直線も合っている。ここ2戦は海外遠征だったので負けているのは仕方ない。慣れている日本のコースであれば、実力を出し切れるだろうから、今度は強い競馬を見せてくれるはずだ。メンバー的にも昨年を大きく変わったという感じはしないし、連覇ということも十分にあり得る。
消し 前走のドバイでの負け方がひどいというのがかなり気になる。初めての海外遠征ということもあって、環境に慣れなかったということかもしれないが、そうだとすると海外遠征によるダメージもかなりのものだったと思われ、約2ヶ月で立ち直っているかどうかという不安はある。それに2ヶ月の休み明けというだけでも条件としては厳しいものだけに、いきなりG1で好走するのは難しいのではないか。昨年だって叩かれながら調子を上げてきていたことも考えると、休み明けでいきなり全開というのは難しいと思う。年齢もすでに7歳だし、昨年がピークだったと考えるのが自然というか一般的ともいえ、今年は昨年ほどのポテンシャルはないということも考えられる。以前は出遅れ癖があったので、今回もそうなる可能性は十分だと思うし、そうなると追い込みきれずに終わるということになりそうだ。
インセンティブガイ
(牡5・横山典58)
買い H18京王杯SC2着。 前走の京王杯SCで2着に敗れたが、別定G2で連対したのだから本番に向けてのステップレースの内容としては高い評価をしていいと思う。特に、今までは先行して押し切るというレースばかりだった馬が、後方に控えて差す競馬で結果を出したのが大きい。今までは最後に甘さを出して勝ちきれないレースが続いたが、後方から差す競馬ができるとなれば、決め手の甘さも解消されるだろうし、スタミナも要求されるマイル戦においては、後方で折り合えるというのは安心できる材料となる。東京新聞杯3着などもともとマイルで活躍していた馬なので距離延長はもちろんプラスと考えていいだろうし、引き続き横山典騎手が騎乗してくれるというのも大きい。ここにきて成長してきている上がり馬の勢いも感じるし、いきなり大きな仕事をしても不思議ないと思われるだけの雰囲気もある。
消し 前々走のダービー卿CTで11着に負けているのはかなり気になる。1人気に推されての惨敗だけに勝負弱いところを見せてしまった感じが強い。前走の京王杯SCでは2着に巻き返したものの、安定度という点では不安は残るので、今回は前々走のように力を出し切れずに終わるということも十分に考えられる。どちらかというと行きたがるところがある馬なので、前走のように1400mくらいの方が合っているという考え方もできる。重賞は未勝利というのも気になるところで、G1で好走するとなると、重賞を勝っている実績は必要なのではないか。メンバーは当然に今まで最も強くなるわけだし、このレベルで好走できるというところまでは力をつけていないという考え方も十分にできる。
グレイトジャーニー
(牡5・佐藤哲58)
買い H18ダービー卿CT1着、H16シンザン記念1着、H17ディセンバーS1着。 まずは前々走のダービー卿CTで久々の重賞を勝った。ハンデ戦だったが斤量56kgで圧勝という内容だから高い評価が必要だと思われる。前走の京王杯SCでもこの馬には距離が短いと思われたが、それでも5着と上々の結果は残しており、今回に繋がるいい内容だったと思う。もともと3歳時から重賞戦線でそれなりに活躍はしていた馬ではあったが、昨秋から成績が安定してきて、ここにきて一気にその素質を開花させたという印象が強い。今までは気性的にムラがあって、逃げて結果を出すということもあったが、最近はレースに集中できるようになったのか、中団からの競馬で最後もしっかりと伸びるという内容ばかりなので、大人になったというか、本当にレースがうまくなった。こういうタイプは流れが厳しい方が力を発揮するということもあるし、G1の大舞台でもけっこうやるのではないかと思われる。
消し 前々走で重賞を勝ち、前走も別定G2で5着だから成績としては悪くはないとは思うが、この馬の場合はもう一つ強さみたいなものが伝わってこないところがある。どちらかというと堅実なタイプでどんな相手でも好走はするが、相手が強いと勝ちきれないみたいなところがあるという感じである。前々走のダービー卿CTは単に相手が弱かっただけという考え方もできるので、今回のメンバーの裏付けには厳しいという考え方もできるし、前走5着も内容としては完敗という感じだったし、メンバー構成も意外に薄かったようにも感じる。勢いはそれなりには感じるものの、根本的な実力がG1で通用するかどうかが最大のポイントということになる。いろんな意味で中途半端というか、大きな武器を持っていないということもあるので、頑張っても4着5着までという感じを強く受けてしまう。
シンボリグラン
(牡4・柴山58)
買い H17CBC賞1着、H17オーロC1着。 昨年、別定G2のCBC賞を勝っているというのは高い評価をしないといけないだろう。速い流れを先行して押し切ったのだからかなり強い内容だった。今年の高松宮記念では1人気に推されたわけだし、G1級の能力を秘めていると多くの人が期待したわけだから、実際にもポテンシャルがかなり高いと考えるべきである。マイル戦は1戦1勝という実績だから実は最も得意な距離は1600mということも考えられる。道中でうまく脚を貯めた時はかなりの瞬発力を見せる馬なので、直線の長い東京コースも合っていると思う。前走6着もスローの流れを考えればやむ得ない面もあったような気はする。まだ4歳という若さも魅力で、まだまだ底を見せたとは言えない。この大一番でこの馬の持つ本当のポテンシャルを見せつけるということもないとは言えないし、一発かますということも十分にあり得る。
消し まずは距離だろう。1200mのCBC賞を勝ち、高松宮記念で1人気に推されていることを考えれば、スプリンターの可能性が高いと考えるのは当然のことであり、マイルはこの馬には長いと考えるべきではないか。それに、高松宮記念で6着に負けていることを考えれば、G1では力不足ということではないか。前走の京王杯SCでも10着に負けていることからすれば、なおさらそんな感じを受ける。勢いももちろん感じられないし、最近は出遅れることが多いのも気になる。鞍上が柴山騎手というのも一発を期待するには、ちょっと物足りないものを感じてしまうし、さすがにここでの好走を期待するのは酷ではないか。
フジサイレンス
(牡6・江田照58)
買い H18東京新聞杯1着。 前々走の東京新聞杯で勝っているのは大きな実績である。今回と同じ条件である東京マイルの重賞を勝ったのだから条件はベストといっていいだろう。しかもこのときの2着は後に高松宮記念を勝ったオレハマッテルゼだったのだからこの馬もG1級の能力があるということになる。内容としてもスローの展開だったにもかかわらず上がり33秒台の末脚を繰り出して差し切ったのだからかなり凄いことである。前走の京王杯SCは8着に敗れたが、休み明けだったことを考えれば仕方ないだろう。稍重の馬場も合わなかったかもしれない。今回は一叩きされた上積みは見込めるし、距離延長もプラスである。良馬場になれば、この馬の持ち味である切れ味を生かせるだろうし、巻き返しがあっても不思議はないはずだ。
消し 休み明けだったとはいえ前走の京王杯SCで8着というのはさすがに負けすぎではないか。ふつうに考えれば、G3では通用したが、さすがに別定G2では通用しなかったということではないか。昨年の安田記念では16着に敗れているということもあるし、G1級の器ではないと考えるのが妥当なのではないか。東京新聞杯も斤量55kgというのも大きかったと思うので、58kgを背負って同じ競馬を期待するのは難しいのではないか。相手も当然ながらさらに強くなっているわけだし、他にも切れ味鋭い馬が多いだけに、G1となるとこの馬の決め手は通用しないということも考えられる。
メイショウボーラー
(牡5・福永58)
買い H17フェブラリーS1着、H16弥生賞2着、H15朝日杯FS2着など。 2歳時は4連勝して朝日杯では圧倒的1人気に推された馬である。その朝日杯もハイペースで逃げたにもかかわらず2着に粘りきったようにポテンシャルはかなり高い。距離が長いと思われた弥生賞で2着、皐月賞でも3着と好走し、NHKマイルCでも当然のように3着したという経歴を持っている馬である。その後はダート路線を中心に戦うようになったが、昨年のフェブラリーSでG1制覇も成し遂げている。3歳春までの走りからして芝でダメということはあり得ないし、G1級のポテンシャルも証明している。今回はハナにこだわるタイプがいないので、単騎の逃げになれば、かなりしぶとく粘るのではないか。今年の東京コースはインコースを通る馬が有利な傾向があるし、展開による一発は十分に考えられる。
消し ダートとはいえ昨秋からの走りがいまいちである。前走のかきつばた記念も4着に負けているし、昨年のフェブラリーSを勝った時の勢いがまったくない。芝でも走れるが、ダートの適性の方が高いと考えるべきだと思うだけに、ダートでも結果が出せない現状においては、 芝で一変するとは考えづらい。そもそも芝ではなかなか勝ちきれずに終わっていただけに、仮に絶好調だったとしても好走できないレベルという考え方もできる。決め手がある方ではないので、逃げることができなければ展開としても苦しくなるし、逃げることができたとしても強力な先行馬が何頭かいるだけに、早めに潰される可能性が高いのではないか。
ローエングリン
(牡7・四位58)
買い H17H15マイラーズC1着、H16毎日王冠2着、H15ジャックルマロワ賞2着、H15中山記念1着など。 ジャックルマロワ賞で2着、香港マイルで3着、一昨年の安田記念で3着、さらに3年前の宝塚記念でも3着とG1での好走があるのだからG1級の能力は間違いない。特に気分良く先行したときのこの馬の強さはかなりのものであり、勝つ時は強い勝ち方をする馬だけに、今回も気分よく走れるかどうかが大きなポイントになる。最近はこれと言った結果を残せていないが、気分の問題の可能性が高い。気分よく走ることさえできれば、巻き返しは十分にあると考えるべきだろう。このレースで1人気に推されたこともある馬であるし、まったく人気がない時の方がかえって怖いという考え方もできる。
消し 近走の成績があまりに悪い。掲示板にも載れないレースが続いているのだから、一般的には7歳という年齢からピークが過ぎて能力が落ちてきていると判断するのが妥当なのではないか。もともとG1では大きく負けることの方が多いくらいだし、たまに好走しても3着までで勝ちきれないレースばかりということを考えても、今になって生涯最高の走りを期待するというのは難しい。東京マイルだと直線が長いのでどうしても決め手が甘くなるし、以前のようなハイペースの逃げをすることもなくなって無鉄砲的な魅力も失せている。勢いももちろん感じられないし、復調の気配ももう一つ感じられない。
エイシンドーバー
(牡4・蛯名58)
買い H18小倉大賞典2着。 いちおう重賞で連対している実績は持っているし、中京記念でも4着、京都金杯も降着となったものの4着入線と重賞ではそこそこの走りは見せている。今回に関して言えば、まだ4歳という年齢が魅力であり、レースの経験を積むごとに成長していることが期待できる。前走5着も休み明けを考えればやむ得ないという考え方はできるし、一叩きされた上積みで一変してくる可能性もある。1800mで成績が良いのでスタミナは十分だし、タフなコースである東京マイルはこの馬に合っているかもしれない。
消し これまでの最高実績が小倉大賞典2着というのはさすがに厳しいものがある。他の重賞でも好走はしているが、ハンデ戦の京都金杯、ローカルの中京記念と新潟大賞典ということを考えると、G1の裏付けにはあまりに厳しいと言わざる得ない。先行してやっと4着5着というレースが多いので、決め手に欠けるタイプといえるだろうから、展開による一発というのも考えづらい。いくら若いといっても急激に成長することは考えづらいので、前走の新潟大賞典からの上積みを見込んだにしても、G1で好走するレベルまでを期待するのは酷である。さすがにここは参加するだけとなるのではないか。
ザデューク
(騙7・ダン58)
買い 香港の馬なのでよくは分からない。とりあえずはハットトリックが勝った香港マイルで2着したのがこの馬であることを忘れてはいけない。早めに抜け出してかなり粘っていただけに、この馬のしぶとさはかなりのものである。今の東京コースは先行馬が有利という感じもするだけに、この馬の先行力が生きるということも十分に考えられる。
消し 前走5着、前々走7着ということからすれば、調子がもう一つ上がってきていないのかもしれない。香港でもなかなか勝ちきれない馬が環境の違う日本で巻き返すというのはさすがに考えづらいのではないか。先行して粘るタイプのようだから決め手重視の東京コースもどうかという感じはするし、日本のレベルの方が高くて根本的に通用しないということも考えられる。
ジョイフルウィナー
(騙6・ビードマン58)
買い 香港の馬なのでよくは分からない。ここ6戦で4勝と昨年の暮れあたりから調子を上げてきている馬である。前走は3着に負けたが、直線で馬群を割って伸びてきたようなので、広くて直線の長い東京コースであれば、この馬の末脚がさらに生きる可能性はある。走らせてみないと分からないが、東京の軽い芝の方が合っているということも考えられるし、香港のレベルだって低くはないのだから、この馬が勝ちきってしまってもそれほど驚くほどのことではないだろう。
消し よくは分からないが、前走3着に負けているということはそれほど強いという馬でもないのではないか。ブリッシュラックに負けたわけであるが、そのブリッシュラックは昨年のこのレースで4着に負けていることを考えれば、日本のレベルの方が高いという考え方は十分にできる。環境の違いに戸惑って力を出し切れないということもあるだろうし、初めてのことばかりというのはけっこう厳しい条件になると思う。
ブリッシュラック
(騙7・プレブル58)
買い 今回の香港馬3頭の中では大将格といえる存在である。昨年の安田記念で4着している実績は当然に高い評価が必要であり、アサクサデンエンが不調かもしれないこと、スイープトウショウとサイレントウィットネスが出走していないことを考えれば、今年はこの馬が最先着するという考え方は十分にできる。前走も強い内容できっちりと差しきっているようだし、調子もかなり良いようだ。1度日本を経験しているというのも大きな材料であるし、今年は昨年以上に走る可能性はけっこう高いのではないか。
消し 昨年4着というのをどう考えるかであるが、けっこう4着5着に終わることも多いようなので、単に相手なりに走るタイプという考え方はできる。そういう意味では今年も4着までということになるのではないか。今年で7歳という年齢を考えると、昨年よりも力は落ちているということも考えられ、昨年以上の走りは難しいという考え方もできる。サイレントウィットネスほどの迫力は感じない馬だし、さすがに日本勢としてもこのレベルには負けるわけにはいかない。

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