時間の都合上簡単にさせていただきます。 混戦模様で人気もかなり割れていていろんな結果が考えられただけに、今回のこの結果を見ても「こんなん出たか」という感じである。終わってみれば、オーストラリアTの勝馬と新潟大賞典の勝馬のワンツーだから、勢いのある上がり馬が好走したということになる。暑い時期はこういうこともよくあるが、かといって必ずそうなるわけでもないのが難しいところである。あと今回の結果で注目すべきは、フレンチデピュティ産駒がワンツースリーだったことである。直線が長く、坂があり、さらに道悪というようなタフな状況に強いということかもしれない。覚えておいた方がいいかもしれない。私の本命◎ダンスインザモアは道中は良い感じで、直線に入ったところでは「勝ったな」と思ったくらいである。それがこの結果ということは、ちょっと能力を買い被っていたかもしれない。あとはデアリングハートが惨敗したのには少し驚いた。だから牝馬は分からないのである。
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結論 |
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今回は時間がないので簡単にさせていただきます。 本命◎はダンスインザモアである 対抗○はデアリングハートである こういう混戦のときは馬券作戦も難しい。的中重視であれば広く馬券を買うというのがもちろん得策であるが、ボックスで馬を絞るべきか、軸馬から広く流すべきか判断に困るものである。こういう時は私はその両方を買うという作戦をときどきとる(もちろん的中率が高いわけではない(^_^;)が、今回もその作戦をとることにした。 ボックス指名馬であるが、全部で4頭にするか5頭にするかで悩んだが、悩んだ時は5頭にすることにしている。最後に消した馬が連対した時のショックが大きいためであり、少額馬券しか買わないのであれば買ってしまった方がいいという判断である。で残り3頭の選択であるが、やはり高配当を狙うのであれば、人気のないところから選択したいものである。それで、朝日杯FSを勝っているG1馬マイネルレコルト、福島記念勝ちの実績を持ち、強いメンバー相手でもそこそこの競馬をしたサンパレンティン、そして武豊鞍上のインマイアイズを最終的に選択した。この3頭を選択したことにそれほど深い意味はない。実績があるのに人気がない馬を選択しただけである。インマイアイズに関しては、ここ2戦の敗因がはっきりしているということもあるが、本当に武豊だからボックスに入れただけである。武豊も今回は厳しいとコメントしているので、たぶん厳しいのだろうが、ここまで人気がない武豊はめずらしいので押さえることにした。 流し馬券の方はあくまでも押さえという意味で買うだけなので、もちろん人気サイドをすべて押さえた。それほど人気になっていない馬としてファイングレインも押さえたが、これは逃げる可能性があるからである。逃げ馬が大穴を開けるということはよくあることである。 |
ダンスインザモア (牡5・松岡56) |
H17スプリングS1着、H19ニューイヤーS1着など。 前走の新潟大賞典では4着に負けたが、後方から上がり33.5という脚を使って届かなかったのであれば展開が向かなかったと評価すべきだろう。内容としては悪くはなかったと思う。スプリングSを勝ち、中山記念で3着という実績を考えれば、この馬のベストは1800mだと思われるだけに、距離短縮は大きなプラスになる。重賞実績もそこそこであるし、G3であればいつ勝っても不思議ないだけのポテンシャルは持っている。しかし、重賞でときどき好走はするものの、勝ちきれないところもあり、もう一つ強さが伝わってこないところもある。出遅れ癖があるというのも気になるし、後方からしか競馬ができないということは展開に左右されるということでもある。絶対的というほどの強さはない。 |
ブライトトゥモロー (牡5・福永56) |
H19新潟大賞典1着。 前走の新潟大賞典で重賞を初制覇した。勢いはもちろん感じるが、それよりも左回りで3戦3勝というサウスポーであることに注目したい。中京2歳Sでレコード勝ち、テレビ静岡賞も上がり33.3で2着馬に1馬身半の完勝、そして前走の新潟大賞典勝ちと、左回りでの強さはかなりのものである。今回も左回りの東京コースであれば当然に期待は高まる。上がり33秒台を出せる決め手を持っている馬であるし、条件はベストといえるだけに重賞連勝も十分にあり得る。ただ、前走はうまく重賞を勝つことができたが、これまでオープン特別でも勝ちきれてなかったことからすれば、このクラスで抜けて強いというほどの馬ではないとは思う。その程度の馬が重賞を連勝できるものなのかという不安はどうしても抱いてしまう。ローカル重賞と中央重賞ではレベルが違うものだし、今回は力の違いを見せつけられて負けるということもありそうだ。 |
エイシンデピュティ (牡5・岩田56) |
H19オーストラリアT1着 前々走で準オープンを勝ち上がり、その勢いで続くオーストラリアTも勝ちきった。準オープン、オープンと連勝するのだから、ここにきて本格化したということなのだろう。こういう勢いのある上がり馬は一気に重賞まで勝ってしまうということもあるだけに、今回もチャンスは大きいということになる。前走も1800mだったので距離もベストだろう。前走は逃げ切っているが、前々走は抑える競馬をしているので、どんなペースにも対応できる自在性も魅力といえる。前走は上がり33.1で走っているので決め手もある。ただ、重賞とオープン特別ではレベルが違うものである。オープン特別までは勝ちきれても重賞ではまったく通用しないということもあるだけに、今回は試金石の一戦ということになる。前走は展開に恵まれたという考え方もできるだけに、地力勝負でどこまでという感じもする。 |
サイレントブライド (牡4・後藤56) |
H19新潟大賞典2着。 3走前のアクアマリンSで休み明けだったにもかかわらず勝ちきってオープン入りを果たした。休み明けで勝つのだから能力は高いと思っていいだろう。続くダービー卿CTは4着だったが、初重賞挑戦だったことを考えれば上々の結果といるし、前走の新潟大賞典では連対を果たし、重賞でもやっていけることを証明した。好位で競馬できるレースセンスがこの馬の持ち味であり、どんな展開にも対応できるタイプである。そういう意味では安定度はかなり期待していいと思う。ただ、こういうタイプは単なる善戦マンということが多く、なかなか勝ちきれないものである。そんなに大きくは負けないかもしれないが、かといって常に馬券に絡むわけでもないということになる。ローカル重賞と違って中央重賞はレベルが高いものだし、この程度の実績では信用しきれないものである。 |
インマイアイズ (牡6・武豊56) |
3走前の難波Sで準オープンを勝ち上がりオープン入りを果たした。しかし、オープン特別を2度走ったものの、8着、13着と良いところなく終わっている。このことから考えれば、オープンではまだ通用しないということなのかもしれない。まして今回は重賞となるわけだだから、さらに厳しい戦いになるということになる。ただ、ここ2戦の敗因であるが、前走は道悪だったこと、前々走は超スローの展開になってしまい上がり33.1で走ってこの着順ではどうしようもないといえること、というように運が悪かったという考え方もできる。不器用な馬なので直線の長い東京コースは良いと思うし、武豊がわざわざ東京まで乗りに来るというのも気になる。 |
グラスポジション (牡8・御神木56) |
ステイヤーズSで2着と4着、アメリカJCCで5着など別定G2で好走した実績を持つ馬だけに、まあ通用しても不思議はないということは言えるとは思う。しかし、好走はすべて長距離レースばかりでなので、この馬に1800mはさすがに短い。まあ、それよりもすでに8歳という年齢で、長期に休んだ時期があったということもあるが、ここ数年はほとんど好走していないという状況だけに、ピークはとっくに過ぎたと考えていいのではないか。休み明けだったとはいえ前走16着というのも負けすぎだと思うし、復活の兆しが感じられる内容ではなかった。 |
サンバレンティン (牡6・佐藤哲56) |
昨年の福島記念で重賞を勝っている馬である。当然に重賞未勝利の馬よりは格上の存在ということになる。その後はこれといった結果を残せていないが、東京新聞杯では不利があっての6着であり、勝馬とも0.5秒差という競馬をしているのだから高く評価していいだろう。ここ2戦は上がりタイムは悪くないので、展開が合わなかっただけという考え方もできる。東京1800mという条件はこの馬に合っている感じもするし、このレベルなら巻き返しがあってもいいかもしれない。でもまあ、しょせんローカル重賞を勝っただけであり、こういう馬はローカルでしか走らないということも多々ある。中央場所の重賞で通用しないのは、素直に実力だと判断することもできるだけに、今回もどうだろうか。 |
スズノマーチ (牡7・北村宏56) |
2年前のこのレースを勝っている馬なのだから、条件はベストといえるし、能力も通用するということになる。そういう意味では得意の条件での巻き返しは十分に考えられる。それに藤沢和厩舎は立て直しがうまいというか、休み明けでもきっちり仕上げてくる傾向があるだけに、そういう意味での巻き返しも期待できる。でもまあ、ここ3戦がすべて2桁着順だけに勢いは感じられない。2年前がこの馬のピークであり、このレースを勝った時の実力は今はもうないのかもしれない。そもそもその2年前もそれほど強さを感じる馬ではなかった。 |
ソーユアフロスト (牡6・村田56) |
昨秋の準オープンで勝ち上がり、いったん休養に入った。それで4月のエイプリルSで4着、前走の目黒記念で9着だったわけであるが、エイプリルSは休み明けで初オープンだったことを考えれば悪くなかったといえるし、目黒記念は距離が長かったと考えれば悲観する結果ではない。今回は得意の東京コースでの中距離戦だけに、ここ2戦よりは良い走りを期待していいはずだ。特に前走よりはメンバーが手薄になると思われるだけに、今回はけっこうチャンスがあるかもしれない。でもまあ、エイプリルSはレースレベルが低かったように感じたし、目黒記念も見せ場なく終わったという感じが強い。なんというか、重賞でも通用するかもしれないという大物感みたいなものが伝わってこなかった。オープンでは通用しないレベルと判断すべきなのかもしれない。 |
タイガーカフェ (牡8・田中剛56) |
もともと皐月賞で2着という輝かしい実績を持っている馬であるが、その後はずっと条件戦で苦しんだ馬である。昨年ようやく準オープンを勝ち上がり、やっとオープン入りを果たした。しかし、それでも大きくは負けないレースが多いものの、馬券に絡むことすらできずに苦しい期間が続いた。それが前走のエイプリルSで遂にオープン勝ちを果たしたのである。そういう意味では勢いを非常に感じるし、この馬にとっては今が一番ピークの時なのかもしれない。もともと実績のある馬だけにこうなると一気に重賞まで勝ってしまうかもしれない。とはいえ、前走のエイプリルSのレースレベルはそれほど高くはなかったように感じる。どちらかというと、相手に恵まれた勝利といえるかもしれない。すでに8歳という年齢でもあるし、決め手に欠ける脚質という不安も小さくはない。そうであれば、重賞ではやっぱり通用しないレベルと考えていいのではないか。 |
デアリングハート (牝5・藤田55) |
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トウショウカレッジ (牡5・松田56) |
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ピサノパテック (牡5・横山典56) |
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ファイングレイン (牡4・柴田善56) |
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フジサイレンス (牡7・大野56) |
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ホッコーソレソレー (牡5・蛯名56) |
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マイネルレコルト (牡5・吉田隼56) |
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ローマンエンパイア (牡8・菊沢56) |