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G1-菊花賞の反省


時間の都合上簡単にさせていただきます。
まずは勝ったアサクサキングスであるが、ダービー2着、神戸新聞杯2着とレベルの高い2400mの重賞で2度連対していることを考えれば、今回の好走は当然の結果と言っていいと思う。先行して粘るだけという地味な走りなので、どうしても強さをいまいち感じさせないが、冷静に振り返れば2400m以上の距離では最も実績が高い馬であったということは言える。そういう意味では順当勝ちという評価が妥当だと私は思う。まあ、好走はするだろうが、勝つことはないだろう、たぶん他の魅力的な馬が勝って、この馬は2着か3着というパターンだろう、というところが、その魅力的な馬が結果的には不在でこの馬がそのまま残ってしまったというところだろう。これから古馬戦線を戦っていくということを考えた時に、この世代はかなり厳しい戦いになりそうな気がしてしまう。
 次に私の本命◎ドリームジャーニーであるが、まあ結果論としては距離が長かったのだろう。そういう不安ははじめからあったので、それほどがっかりはしていない。ただ、武豊の仕掛けが早すぎたように私には感じた。朝日杯の時のように直線までじっくり乗っても良かったのではないかと思う。けっこう上がりがかかる展開だったし、直線だけの競馬でも間に合ったのではないかと思っている。でもまあ、2人気でそういう競馬がしづらいというのもあったとは思う。本当に強い馬であれば、あの乗り方できっちり勝つのだろうし、そういう意味では絶対的な強さまではないということなのだと思う。

参考
G1-菊花賞の予想
結論

◎ドリームジャーニー
 ○アサクサキングス
 ▲サンツェッペリン
 ×ホクトスルタン
  △ヒラボクロイヤル
  △ロックドゥカンプ
  △エーシンダードマン
  △タスカータソルテ
  △マンハッタンスカイ
  △フサイチホウオー
  △アルナスライン
  △ローズプレステージ
  △ヴィクトリー
買い目

(馬単)軸16−9,10,17(各200円)
(馬単)軸16−1,4,5,7,8,11.12.13.18(各100円)
(合計)1,500円
にへいの見解
今年はダービーを牡馬のウォッカに持って行かれてしまったこともあって、今年の3歳牡馬はどうしてもレベルが低いと評価されてしまうし、私としても今年の3歳牡馬で「大物」と感じられる馬がいないというのが正直なところである。こういう中で予想するのはけっこう厳しいことであるが、いちおうG1ではあるので、あまり大穴を狙いにいくというか、それほど強いと感じていない馬から高配当のためだけに勝負するというのはどうなのだろうかという違和感を感じたため、レベルが低い中でもこれから大きく成長してもらいたい馬を選択した。それが◎ドリームジャーニーである。神戸新聞杯ではほぼ最後方の位置から差し切っているように、個性がかなり強く、逆にいえばそれだけ魅力があるといえる。こういう極端な競馬で勝てるというのは、それだけ大きな武器を持っているということであり、常に勝つという安定度はないだろうが、大きなレースを勝つことは十分に期待できる馬だと思う。そういうことで今回のメンバーで、今後もG1で活躍できるだろうと思っているのは、ドリームジャーニーである。気性的に距離3000mはどうか、3000mを最後方から差し切るのはかなり難しい、という大きな不安があるのは分かっているが、強い馬が強い競馬を見せてほしいという願望が強いので敢えてこの馬にした。
馬券であるが、連敗街道まっしぐらという状況だけに、当てにいくというスタイルを止めようと思っている。今までは無難に馬連を買うとか、ボックスにするとか、はずれる確率を少しでも減らそうとしてきた。しかし、それでも的中していないのが現実なのだから、もう的中重視の馬券作戦は中途半端な悔いを残すだけである。G2G3では大穴を狙いにいくこともするだろうが、G1ではたぶん勝つだろう、あるいは勝ってほしい馬から素直に勝負することにした。その方がレースを見るときも熱くなれるし、余計なことを考えなくて済む。基本的にG1では、1着馬を当てる、あるいは1頭だけを応援するというスタイルにしようと思っている。なので今回はドリームジャーニーを頭にした馬単で勝負することにした。単勝勝負でも良かったのではあるが、やっぱり万馬券の夢も追いたいものである。今後のG1は馬単を中心にしようと思っている。

全出走馬の好材料と不安材料
馬名等 良馬or悪馬 好材料と不安材料
ロックドゥカンプ
(牡3・柴山55)
当日
12:20現在
1人気

悪馬
無敗であり、重賞を2勝しているということを考えれば、とんでもない大物の可能性も十分ではある。そういう意味では1人気は当然とはいえる。しかし、G1級との対戦は初めてと言っていい。G1で本当に通用するかどうかは走らせてみないと分からない。春のクラシック活躍馬に力の違いを見せつけられるということも十分にあり得る。
ドリームジャーニー
(牡3・武豊57)
2人気

悪馬
前哨戦の神戸新聞杯を勝っているというのは大きなアドバンテージであり、順当であれば勝って然るべきということなのだろうが、気性的に折り合いの不安は否めない。3000mで神戸新聞杯と同じような競馬ができるかどうかは分からない。雰囲気としては3000mは距離が長いという感じもするし、絶対的な信頼までは置きづらい。
ヴィクトリー
(牡3・岩田57)
3人気 皐月賞を勝っているのだから能力が高いのは明らかではある。しかし、掛かりやすい気性は3000mでは大きなマイナスである。
アサクサキングス
(牡3・四位57)
4人気 ダービー2着、神戸新聞杯2着と大きなレースで好走していることからすれば能力的には足りるはずだ。血統的には長い距離も大丈夫な感じがするし、さらに安定度が増すということもありそうだ。地味な存在ではあるが、気分良くハナを切るようだとそのまま残ってしまうということもありそうだ。
フサイチホウオー
(牡3・安藤勝57)
5人気 皐月賞とダービーで1人気になったほどの馬である。ポテンシャルが高いのは確かである。ダービーと神戸新聞杯で惨敗して人気を落としているが、かえってこういう時の巻き返しが怖いものである。
アルナスライン
(牡3・和田57)
6人気 古馬戦の京都大賞典で3着したというのはけっこうすごい実績である。3歳限定戦であれば、当然にその上を狙いたいところだろう。
ホクトスルタン
(牡3・横山典57)
7人気 2600mで勝っているというのは大きい。前走の神戸新聞杯で4着なら上々といえるし、3000mに大幅に距離が延びることを考えれば、巻き返しは十分に考えられる。
サンツェッペリン
(牡3・松岡57)
8人気

良馬
皐月賞2着、ダービー4着という実績を持つ馬である。G1で2度好走しているのだから能力が高いのは間違いない。前走は惨敗に終わっているが、皐月賞の前も惨敗していただけに、一叩きされて一変するタイプなのだろう。スタミナはありそうなので距離が長い方が持ち味が出ると思うし、けっこうチャンスは大きいと思う。
デュオトーン
(牡3・藤田57)
9人気
タスカータソルテ
(牡3・福永57)
10人気
ヒラボクロイヤル
(牡3・武幸57)
11人気
エイシンダードマン
(牡3・角田57)
12人気
マンハッタンスカイ
(牡3・小牧57)
13人気
ローズプレステージ
(牡3・秋山57)
14人気

良馬
京都コースを得意としているというのが気になる。長距離得意のダンスインザダーク産駒ということもあるし、一発あるならこの馬ではないかと思っている。
ブルーマーテル
(牡3・田中博57)
15人気
ベイリングボーイ
(牡3・渡辺57)
16人気
ウエイクアイランド
(牡3・幸57)
17人気
コートユーフォリア
(牡3・川田57)
18人気

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