前ページに戻る
G1-NHKマイルCの反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
全体の感想(レース・馬券など)
ただでさえ混戦模様のうえに道悪になったことで、どんな馬にもチャンスはあると思っていたが、まさか17人気が1着で、18人気が3着というのにはかなり驚いた。私は15人気の馬を本命◎にしていたくらいだから、こうなることを期待していたわけではあるが、まさか私の本命馬よりも人気のない馬にやられるとは思っていなかった。最近の競馬は一筋縄ではいかないことを痛感しているが、今回の結果からも今後は幅広い発想をしていかなければならないと改めて感じた。なお、このような結果になったということは、基本的にはレースレベルが低かったと考えていいと思う。道悪の影響が大きかったとは思うが、ほとんどの馬が実力を出し切れず、実力を出し切った馬だけが上位にきたということだろう。今回の結果が実力どおりとは考えない方がいいと思う。
ピンクカメオ
実績が牝馬限定のオープン特別菜の花賞だけでは、ふつうは評価できないものだろう。牝馬限定の桜花賞と阪神JFでも掲示板にも載れなかったのだから、いくら道悪競馬だったとはいえ、牡馬混合戦で勝ちきってしまうなんて考えられない。強いて言えば、ブラックホークの半妹という血統だから、潜在的能力は高かったが、今までは力を出し切れていなかったということになると思う。そうなると、今までは蛯名騎手がその能力を引き出すことができなかったが、内田博騎手が見事にその能力を引き出したということになってしまう。前走惨敗していた馬が有力騎手に乗り替わった場合は注意した方がいいということかもしれない。
ローレルゲレイロ
またもや2着に終わり、やっぱり勝ちきることができなかった。1人気に推されていただけに、悔やんでも悔やみきれない2着といえる。ハイペースだったので、もう少しだけ位置取りが後ろだったら勝っていたような気もするが、今まで決め手勝負で負けていた馬だけに、悔いを残さない騎乗をするのであれば、やはり積極的に行ってしまうのは仕方ないと思う。1人気になってしまったことが、かえって仇になってしまったとも言えるかもしれない。でもまあ、堅実な走りをしてこの馬らしさは見せてくれた。今後はG1ではなかなか活躍はできないかもしれないが、G3くらいであればいつかは勝ってくれるのではないだろうか。
ムラマサノヨートー
前走のNZTで惨敗を喫していた馬なので、しんがり人気だったのは仕方ないと思う。あそこから巻き返してくるとは普通は考えられない。この馬の好走要因は、馬を気持ちよく走らせたことだと思う。そういう意味では大外枠というのはこの馬には良かったのではないか。もともとこのくらい走る実力は持ってはいたが、前走はその力を出し切れなかっただけということになると思う。あとは、やはり道悪がこの馬の味方になったということも言えるとは思う。
シベリアンバード
いったん先頭に立ったので「やったか」と思ったが、ゴール前で一気に交わされてしまった。道悪も問題なかったようだったし、広い東京コースでこの馬の良さは出し切れたと思う。そういう意味では私の狙いどおりではあったが、やはりG1ではワンパンチ足りなかったということだと思う。この着差ならなんとか2着にきてほしかったという気持ちもあるが、15人気の馬がここまで頑張ったのだから良しとしないといけないだろう。
トーホウレーサー
ローレルゲレイロをマークする形で良い競馬はしていたと思う。それでこの結果であれば、実力負けを認めるしかないと思う。ただ、今回は道悪だったので、良馬場ならもっと頑張ったかもしれない。次のレースも注目した方が良いとは思う。
予想と見解 好材料と不安材料

参考
G1-NHKマイルCの予想
結論

◎シベリアンバード
 ○マイネルシーガル
 ▲シャドウストライプ
 ×マイネルフォーグ
 △ワールドハンター
  △その他全馬

買い目(馬連)合計2,300円
  軸12−総流し(各100円)計1,700円
  BOX−4,5,9,16(各100円)計600円

にへいの見解
 今回は時間がないので簡単にさせていただきます。
 本命◎はシベリアンバードである
 今回の予想スタイルは大穴狙いである。ただでさえ混戦で何が勝ってもおかしくないという状況に、さらに雨が降るというのだから、本当に何が来てもおかしくない状況になってしまった。こんな状況で人気どころからは勝負しづらいものである。古馬の重賞で出走馬の個性がもっとはっきりと分かっていれば、狙いようもあるのだが、3歳馬の戦いであり、どの馬がどの程度の実力なのかすら計りづらい状況だけに、どうせ分からないなら大穴狙いに徹してしまおうということである。いろいろと考えてはみたが、かなり意外なところを狙おうと考えたら、この馬になってしまった。この馬は前走のNZTで10着に負けているが、4コーナーで仕掛けることができず位置取りを下げざる得ないという状況だった。直線に入ってから前との差を詰めようとしたが、当然ながら時すでに遅しだった。それでも勝馬からは0.5秒差であり着順ほどは負けてはいない。スムーズな競馬ができていれば、もっと際どかったと思われる。前々走のスプリングSも大外を回されていたので、着順が実力どおりの結果ではないと思われる。まあ、このようにこの馬は実績上位馬と実力差はそれほどないと思われる。ただ、実力差はそれほどないといっても、やはり勝っていないのだから実力が上ということはないとは思う。そういう意味では良馬場であれば、さすがに巻き返しは厳しかったと思う。しかし、今回は雨予報である。何時からどのくらい降るのか分からないので、どこまで馬場が悪化するか分からないが、私は大穴を狙いにいく以上は、大雨が降ることを願いたい。最低でも重馬場にはなってくれると信じて、この馬を本命◎にしたということである。結果として良馬場であれば、その時点で諦めるしかないが、大穴を狙いにいく以上は勝負に出るしかない。ただ問題なのは、この馬が本当に道悪が大丈夫なのか、ということである。まあ道悪得意と分かっていれば、もう少し人気になるのだろうし、今回はそういう意味でも賭けに出てしまった。道悪は大丈夫だろうという根拠は、強いて言えば「外国産馬」だからである。(^_^;
 対抗○はマイネルシーガルである
 いくら穴を狙うといっても、常識的にはこの馬くらいを本命◎にしておくのが無難なんだろうなとは思った。でも、この馬だと大穴までは狙えない。ジュニアCを稍重で勝っていることもあるので、これから人気になっていくということもあるかもしれないというのも気になった。東京マイルで2勝しているというのも好材料だし、この馬にとっては条件は揃ったといえるので、さすがにこれ以下には評価を落とせなかった。
 単穴▲はシャドウストライプである
 前走のNZTで6着に敗れてはいるが、出遅れて後方からの競馬になったことを考えれば、直線ではよく伸びてきたと評価できる。前走はけっこう切れる脚を使っていたので、道悪はダメかもしれないということも当然に考えたが、ダートで強い競馬をしてきたことからすれば、パワーもそこそこあるのではないか、という都合の良い解釈をした。結局は、なんとなく道悪も大丈夫なのではないか、と思っただけのことである。
 4番手×はマイネルフォーグである
 京王杯で2着、前走のNZTでも2着と重賞で2度連対している実績を持っているのだから、ここで通用しても不思議はないということになる。しぶとい競馬を信条とする馬なので、こういうタイプは道悪だとより力を発揮するのではないかと考えた。前走2着の割には相変わらず人気がないし、狙って面白い存在だと思った。
 5番手△はワールドハンターである
 この馬も前走のNZTで3着とそこそこ好走している。問題はやはり道悪がどうかということだったが、こちらも外国産馬だから大丈夫だろうという単純な根拠である。まあ前哨戦3着なら巻き返しがあっても不思議はないし、脚質的には東京コースも合うと思う。
 今回は正直なところまったく自信がないが、それは上位人気馬から勝負したところで同じことである。上位人気馬からの勝負であれば、当然に絞って馬券を買うことになるが、大穴狙いであれば「取りこぼし」は致命傷となる。こういう時は広く買うのがセオリーである。自信がないのにいつも以上に馬券を買うというのは馬鹿げている感じもあるが、馬券を絞って取りこぼした時のダメージの方がより大きいだけに、こういう時は「総流し」をかけるのが得策だと私は思っている。さらに本命馬◎を狙いすぎたということもあるので、ボックスで押さえも広く買わせていただく。
 なお、私が軽視した上位人気馬はみんな道悪はダメだろうという判断である。中には道悪が得意という馬もいるかもしれないが、どうせ分からないのであれば、道悪はダメという理由で消してしまおうという単純な考えも否定はしない。特にローレルゲレイロは脚質的には道悪はプラスのような感じもするだけに、本当に軽視していいのかという気持ちはあったが、でも重賞を勝っておらず器の大きさがいまいちということもあったので危険な人気馬という判断をした。まあ、どうせ分からないのであれば、私の勝手な印象で道悪の巧拙を判断したということである。

G1-NHKマイルカップ

アサクサキングス
(牡3・武幸57)
買い H19きさらぎ賞1着。
1800mの重賞を勝っているというのは大きな実績である。東京マイルはスタミナも要求されるだけに1800m以上の距離で実績があるというのは心強い。5戦3勝という戦績であるが、負けた2戦はいずれも2000m戦であり、つまり1800m以下なら3戦3勝なのである。ということは、この馬は本質的にはマイラーということかもしれない。前走の皐月賞も勝馬から0.5秒差というのは高く評価できるし、距離短縮がプラスであれば、当然に勝ち負けということになる。瞬発力に欠けるところがあるので、前半から流れが速くなって上がりが多少かかるという点でもマイルの方が合っているかもしれない。東京コースでは皐月賞2着のサンツェッペリンに先着しているということもある。絶好調の大久保龍厩舎ということもある。
消し きさらぎ賞を勝っているが、このときのメンバーがその後あまり活躍していないというのがかなり気になる。メンバー的にそれほどレベルは高くはなかったということかもしれない。それに単騎で楽に逃げていたという展開の利もあっただけに、レース内容としても「強い」というよりは「作戦勝ち」という印象が強かった。前走の皐月賞も前にいた2頭がワンツーだったことを考えれば、その直後にいたこの馬が7着というのは問題だと思われる。決め手がもう一つというのも気になるところで、G1となるとどうしても決め手がしっかりしていないと上位には入れないものだけに、今回もそれほど離されないかもしれないが、着順は掲示板前後ということになりそうな感じがしてしまう。
イクスキューズ
(牝3・横山典55)
買い H19クイーンC1着
消し
ゴールドアグリ
(牡3・安藤光57)
買い
消し
シャドウストライプ
(牡3・安藤勝57)
買い H19バイオレットS1着
前走のNZTで6着に負けているとはいえ、勝馬から0.3秒差ということを考えれば巻き返せる範囲内とはいえる。出負けして後方からの競馬になったわけだし、外を回っていたことを考えればよく追い込んでいるし、上がりタイムはメンバーNo.1の34.3だった。これだけの走りができれば、芝適性の方が高いと判断していいだろう。広くて直線が長い東京コースの方が脚質的に合いそうだし、休み明けを一叩きされた上積みが見込めるというのも大きなプラスである。鞍上が勝負強い安藤勝騎手というのも心強い。
消し 前哨戦のNZTで6着に負けたというのは、実績としてはかなり痛い。理由はなんであれ掲示板にも載れなかったのだから、それくらいの実力しかないと言われても仕方ないことになる。出遅れて後方からの競馬になったから良い脚を使えただけという考え方もできるわけだし、中団からの競馬だったら直線では伸びなかったかもしれない。そう考えれば、今回うまくスタートを切ったとしても結果を出せないということも十分に考えられる。それに、NZTのレベルが低かったとすれば、NZT組では最先着したとしても、別路線組がその上にいるということも十分に考えられる。出遅れ癖はそう簡単に直るものではないので、今回もやってしまうかもしれない。
ダイレクトキャッチ
(牡3・北村宏57)
買い H19共同通信杯2着
前走の共同通信杯で2着に負けたが、勝ったのがダービー最有力候補のフサイチホウオーだったことを考えれば、着差がクビ差という接戦を演じていることは、非常に高く評価できることである。今回はそのフサイチホウオーがいないのだから、それ以外の馬には負けられないという考え方は十分にできる。中山コースで結果を出せなかったので、皐月賞をパスして、得意の東京コースまで待ったというレース選択も好感が持てる。素質馬が揃った新馬戦で、上がり33.4という豪快な末脚を繰り出して2着以下を完封した実績もあるし、とにかく東京コースだと走りが変わるというのがこの馬の特徴なのである。2000mで結果を出せていないので本質的にはマイラーということも考えられる。
消し ホープフルS6着、京成杯5着という実績をどう考えるかであるが、本当に強い馬であれば、苦手のコースだろうとなんだろうと馬券圏内には入ってくるものではないだろうか。そういうことからすれば、それほど強い馬ではないという考え方も十分にできる。共同通信杯2着もフサイチホウオーは着差以上に余裕があった感じもしただけに、共同通信杯の結果だけで高く評価するのは危険かもしれない。まして今回は3ヶ月の休み明けである。目標はあくまでもダービーであり、ここはダービーへの叩き台としか考えていないということもありそうだ。
トーホウレーサー
(牡3・四位57)
買い H19NZT1着
前哨戦のNZTを勝ったのだから当然に今回の最有力候補ということになる。スタート直後はハナに立ったものの、他が行ったら好位に控えるという大人の競馬を見せて、直線で力強く抜け出して後続に1馬身以上離したのだから、完勝と言っていい内容だった。逃げようと思えば逃げることもできるし、前走のように抑える競馬もできるのだから、どんな展開にも対応できるというのも大きな強みである。ここにきて大きく成長しているのも感じるし、安定度もかなり高そうである。前々走で1800mを経験しているので、スタミナが要求される東京コースも問題ないと思われる。
消し 前々走の毎日杯で5着に負けていることを考えれば、抜けて強いというレベルではないと思われる。それでは前走はなぜ勝てたのか?ということであるが、考えられるのは「相手が弱かった」ということではないか。何せ1人気が500万を勝ったばかりのスズカコーズウェイというのだからレベルとしては高かったとは思えない。となれば、今回は別路線から強いメンバーが集まるのだから、前走ほどうまくはいかないと思われる。あとは、前半35.0後半35.3というペースだろう。この馬は前半後半とも同じラップを刻んでいるということは、ちょうどワンペースで走れたということであり、ちょうど力を出し切れる流れになったということになる。そう考えれば、実力で勝ちきったというよりは、流れがたまたまこの馬に向いたということではないか。G1となると、ペースの緩急が激しくなったりといろんな意味で厳しい流れになるだけに、前走のようにうまく走れるかどうか分からない。
ピンクカメオ
(牝3・内田博55)
買い
消し
マイネルシーガル
(牡3・後藤57)
買い H19スプリングS2着、H19ジュニアC1着、H18いちょうS1着
ここまで重賞2着1回、オープン特別2勝という実績だからここで好走しても不思議ないだけの実績は残している。前走の皐月賞は10着に負けているが、この馬には距離が長すぎたということかもしれない。それを考えれば0.7秒差というのは悪くはない。マイル戦はオープン特別で2勝している得意距離となるだけに、巻き返しは必至といえるのではないか。相手関係も皐月賞よりはレベルが落ちそうということもある。スプリングSで2着だから東京マイルを走れるだけのスタミナもある。折り合いに心配なく中団からでも好位からでも競馬ができるというのも強みである。
消し 前走の皐月賞で10着というのは負けすぎという感じは否めない。距離は違うとはいえ今回も同じG1ということを考えれば、いきなり馬券圏内まで巻き返してくるというのは考えづらいのではないか。ましてG1の厳しいレースのあとの中2週というローテーションもけっこうきついはずだ。スプリングS2着も最後方にいたフライングアップルに差されているくらいだからレベルとしては高くなかったと思われる。決め手ももう一つというか中途半端な感じもある。結局はオープン特別までの馬であり、重賞を勝ちきれるだけの力はないということではないか。
マイネルフォーグ
(牡3・川田57)
買い
消し
マイネルレーニア
(牡3・松岡57)
買い
消し
ローレルゲレイロ
(牡3・藤田57)
買い
消し
ワールドハンター
(牡3・蛯名57)
買い
消し

前ページに戻る