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にへい君の一口馬主日記(Vol.25)
H16.4.4 〜 H16.12.22

H16.4.4 久々に近況報告!2歳馬の名前決定!
いろいろと忙しくて日記が滞ってしまいました。1ヶ月過ぎてしまいましたし、現2歳馬の名前も決まりましたので、まとめて報告したいと思います。今回は2歳馬を始めに紹介して、その後に3歳馬を紹介します。
シルクバッカス(2歳未入厩)
シルク2−2(ブライアンズタイム産駒)の名前はバッカスと決まりました。意味はよく分かりません。最近は名前はなんでもいいと思ってきているので、まあまあかっこ良いかな、くらいの気持ちです。現在の状態ですが、2月下旬に右後脚球節部分に外傷を負った影響で、パドック放牧休養中という状況です。牧場長は「良いものを持っている」とコメントしており、今回のことは良い休養くらいのつもりのようです。まあ、まだまだ慌てる時期ではないですし、しっかりと治して、ゆっくりとピッチを上げていけばいいかな、と思っています。とにかく期待のブライアンズタイム産駒なので、大事に調整してもらいたいです。
シルクフォトグラフ(2歳未入厩)
シルク2−6(ニホンピロウイナー産駒)の名前はフォトグラフと決まりました。意味は説明するほどのことではないでしょう。分かりやすくて良い名前だと思っています。現在の状態ですが、3月中は坂路で17秒を切るくらいのけっこう強い調教をこなしていました。ただ、今はソエを気にするということで、パドック放牧に切り替えているということです。ソエだからそんなに心配するほどのことではないし、こちらも良い休養くらいの気持ちでいいと思っています。放牧前の調教ではけっこう前向きにこなしていたみたいですし、この馬もそれなりに期待しても良いようなので楽しみです。
シルクプライズ(2歳未入厩)
シルク2−63(コロナドズグエスト産駒)の名前はプライズと決まりました。意味は確か「賞」という意味だったと思います。つまり多くの賞を獲得しようということだと理解しています。この馬には私もかなり期待しているので、それにふさわしい名前だと思っています。現在の状態ですが、坂路で15-15から終い2ハロンは14秒台のラップを出すなど、けっこう強い調教をこなしています。この時期にこれだけ乗れれば仕上がりもかなり早いかもしれません。もしかしたら夏デビューも夢ではないのではないかと密かに思っています。ただ「乗り味はまだもう一つ」という評価らしく、それがちょっと心配ではあります。でもまあ、まだまだ時間はあるし、このペースで調教を積んでいけばすぐにしっかりしてくるだろうと思っています。この馬も半端でない期待を持って出資しただけに、なんとしてでも結果を残してほしいので、とにかく無事に調整してもらいたいです。
シルクスクデッド(3歳未勝利)
レース後に予定どおり放牧に出されたのですが、実は1週間くらいですぐに帰厩しました。理由はよく分かりませんが、たぶん他の馬が故障かなんかで放牧を余儀なくされて馬房が1つ空いたということだと思います。とにかくすぐに帰厩できたというのは良かったと思います。すぐに時計も出し始めたし、早ければ来週くらいから登録を始めるのではないか、という状況です。ただ個人的に気になるのは、追い切りが坂路だけということです。前走は2000mを使ったように、宗像調教師も芝の中長距離で期待しているという感じがします。となると、スタミナ強化も重要なことだと思うのですよね。坂路だとスタミナがつかないというわけではないとは思うのですが、やっぱり基本はコース追い切りではないか、と思ってしまうだけに、坂路でしか時計を出さないというのにはちょっと疑問を感じています。もし、来週出走する予定なのであれば、できればウッドで追い切ってほしいというのが、今の私の気持ちです。でもまあ、結果を出してくれれば別に文句はないですけどね。脚質的に東京コースが合っていると思うので、たぶん中山で1度叩いて東京で勝負という展開でしょう。焦っても仕方ないのは分かっているのですが、できるだけ早く勝ち上がって安心したいという気持ちが強いだけに、どうしても気持ちがはやってしまいます。まあ、そういう気持ちを抑えながら暖かく見守りたいとは思っています。
シルクデスティニー(3歳未入厩)
天栄ホースパークでしっかりと調教を積んでいたのですが、3月中旬から熱発するなど体調が不安定になったということで少し休養を取りました。今は軽めの乗り運動を再開しているということなので、ゆっくりとピッチを上げていく予定のようです。ただ、まだ腰の甘さは解消されていないということらしいので、入厩はまだまだ先になりそうです。何せ予定厩舎が藤沢和厩舎で、デビュー勝ちが当然みたいなところがありますからね。今のこの馬の状況ではとても「入厩させてくれ」とは言えません。藤沢和厩舎の傾向としては、無理して未勝利に間に合わせようとしないというところがありますから、ここまできたら未勝利戦に間に合わなくても良いかな、と思ってきています。転厩という道もありますが、個人的にはデビューが遅れてもいいから藤沢和厩舎にこだわってほしいと思っています。

H16.6.18 プライズ早くも入厩もデスティニーが引退(T-T)
いろいろと忙しくこの日記が2ヶ月も滞ってしまったことをまずはお詫びしたいと思います。これからはもう少し早い間隔で報告したいと思っています。とりあえず、今日は愛馬の近況をまとめて報告します。
シルクプライズ(2歳未入厩)
 実を言うと嬉しいことにこの馬はもうすでに河野厩舎に入厩を果たしました。外国産馬ということもあったし、来日直後の馬体もかなり締まっていたので、仕上がりはけっこう早いだろうとは思っていたので、こういうことも少しは期待していましたが、まさか本当にこれだけ早く入厩できるとは、どちらかというと驚いているところです。特に良血馬を多く抱えているであろう河野厩舎にこれだけ早く入厩できたというのが大きいです。河野調教師もかなりこの馬に期待しているのだろうと勝手に解釈しています。で、現在の状況ですが、とりあえず無難に調教は積んでおり、ゲート試験もなんとか合格したところです。デビューに向けての具体的な予定はまだありませんが、ゲート試験に合格したのだから時計をあと3本くらい出せばデビューということになるのではないでしょうか。となると新潟1週目くらいがデビューの目安になるのではないか、と勝手に思っています。ただ、ゲートの出がいまいちというのが今のところの問題のようなのです。この時期の番組は短距離戦が多いので、スタートが悪いというのはけっこうやばいかもしれません。せっかくデビュー目前まできたのだから、しっかりとゲートを出られるように頑張ってもらいたいです。そしてデビュー戦でその素質の片鱗を見せつけて、私を安心させてほしいと思っています。あとは、ここまできたのだからケガなく無事にデビュー戦を迎えられることを祈るのみです。
シルクバッカス(2歳未入厩)
 この馬は順調度という点からすればあまり順調とは言えないのが現状です。どうも脚元に不安があるようで、今は社台クリニックに移動しており、これから検査を受けることになっているのです。まだ検査を受けていないので何とも言えないのですが、まあそんなに心配することもないというか、時間はまだまだあるので慌てる必要はないとは思っています。期待のブライアンズタイム産駒ということもあり、今の時期からびしびし鍛えなくても血統だけで未勝利くらいは何とかなるのではないか、そして古馬になってから大きく成長してもらえばいいのかな、なんて甘い考えを持ってたりします。とりあえずは検査の結果を待って、体調を整えてからしっかりと調教を積んでもらいたいと思っているところです。
シルクフォトグラフ(2歳未入厩)
 この馬も実はかなり順調な部類です。何せ宗像調教師の確認を受けて、馬房の都合がつき次第に入厩を考えるという確約をすでにもらっているのだから凄いことです。入厩を考えるというコメントをもらってから1ヶ月以上待たされることもあるので、実際にいつ入厩できるかは分かりませんが、宗像調教師が入厩に前向きな発言をしたというのが大きなことだと思っています。それだけ仕上がってきているということだし、レースでも通用するという判断なのでしょうから私も力が入ります。この馬は血統的にも短距離馬だろうし、今の時期の番組にも合っていると思います。入厩が具体的にいつ頃になるか分かりませんが、早い時期のデビューを期待しているので、まずは無事に入厩を果たすことが大事だと思っています。
シルクスクデッド(3歳未勝利)
 前回の日記で復帰戦はもうすぐと書いてから、今日まで何の報告もしてなかったのですが、実はその後また脚部不安を発症してしまって放牧に出されてしまったのです。今回はゆっくりと休ませるという方針をとったために、調教を再開したのはつい最近のことです。まだ本格的な調教というレベルではないので、帰厩まではもう少し時間がかかるとは思います。ただ、未勝利戦のラストが9月いっぱいということを考えると、7月中には戻れないとかなり厳しいと思うし、7月中に戻れても除外ラッシュの可能性が高いだろうから、レースは使えて3回がいいところでしょうから、この3回だけで結果を出さなければいけないのだから、けっこう厳しい状況に追い込まれていると言えます。2歳の9月という早い時期のデビューだったし、天栄ホースパークではNo1を争うくらいの素質馬だっただけに、私としてはまさかこんな状況になるとは思ってなかったです。この時期になるとどうしても不安の方が大きくなってしまいますが、この馬の素質の高さに期待して、復帰初戦もしくは2戦目で勝ち上がることを祈るしかないです。帰厩するまでもう少し時間がかかるだろうし、今すぐ何をするというわけでもないので、とりあえずはケガなく調教を積んでいってもらうしかないというところです。
シルクデスティニー(3歳未入厩)
 この馬は実は残念なことになりました。3月中旬に熱発で一息入れたものの4月から5月中旬までは順調に調教を積んでいて仕上げの段階まで1度はいったのですが、そこでまた腰に疲れが出てしまい休養を余儀なくされました。しばらく様子を見ていたのですが、良くなるどころか歩様が逆に悪化してきていることで関係者で協議した結果、長い時間をかけても良くなるかどうか分からないうえに、仮に良くなったとしてもレースで結果を出せるレベルになるかどうかも分からない状況だけにデビューを目指すことを断念するのはやむ得ないという結論となりました。藤沢和調教師に入厩予定というだけで私はこの馬に出資をしたわけですが、結局は入厩すらできずに終わってしまったことは残念でなりません。一口馬主にとっては賛否の分かれる藤沢和厩舎でのデビューを経験してみたかったのですが、賛否を考えることすらできずに終わってしまいました。調教を開始した頃から腰が甘いと言われ続け、この時期になっても解消されなかったのだから私としても今回の結論は仕方ないと思っています。この程度のインブリードでは関係ないと言われそうですが、ノーザンダンサーの3×4が当初から気にはなっていたし、全兄も体質が弱くてデビューできなかったということもあったので、こういうこともあるかもしれないとは少しは思っていました。やはり、そういうことが気になっていたのであれば、藤沢和厩舎ということがあっても、もう少し考えて判断すべきだったかもしれません。でもまあ、藤沢和厩舎の馬を持ってみたいという気持ちもかなり強かったし、今でもこの馬を選択したことは後悔はしていません。もし次に藤沢和厩舎予定の馬が募集されたら金額にもよるでしょうが、今度はもう少しは考えてから決断しようとは思っています。ただ、ちょっとくらいの不安であれば出資してしまいそうではあります。まあ、次ことはともかく、今回こういう結果になってしまったことは本当に残念でなりません。この馬のことをもっと詳細に懐かしみたいところなのですが、出資した理由がかなり浅はかだったこともあるし、デビューすらできなかったことで、この馬がどんな馬だったのか私自身もよく分かっておらず、そういう意味での寂しさも感じています。この馬に対しては、これからはただゆっくりしてほしいということだけです。デビューはできなかったけど、本当におつかれさまでした、と声をかけたいです。

H16.7.4 今年も募集締切直前に追加出資してしまいました!
 6月の後半のことですが、シルクの会員にとっては1年の中でもかなり楽しみなときである新規募集の季節が近づいてきたという時であり、逆に言えば昨年度募集馬の締切が近づいてきたということで、気になる馬がいれば出資を決意しなくてはいけない時期ということだったわけですが、それで私がどうしたかというと、いつものように出資に踏み切ってしまいました。どんな馬に出資したかとうと、シルクの番号では3−4で、コマンダーインチーフ産駒の1歳牡馬です。まずは、この馬を出資するにいたった経緯を簡単に説明すると、昨年の7月の時点で「けっこう魅力的」とは思ったものの、コマンダーインチーフ産駒にしては金額が高いと思ったし、これまでもコマンダーインチーフ産駒で失敗してばかりだったので、さすがに当歳の時点で出資という判断はとてもできなかったです。昨年の外国産馬の募集があった時もこの馬と外国産馬(シルクプライズ)とを比較して、結局は外国産馬(シルクプライズ)を選択してしまったし、少なくても昨年のうちは出資を悩んだものの出資しようという決断にはいたらなかったし、たぶん出資しないな、と思っていました。そういう気持ちが変わってきたのは、この馬の成長した写真が会報に掲載されるようになってからです。気にはなってたので毎回チェックはしていたのですが、私好みの良い馬体になっているではないですか。他の馬と比べてこの馬だけが際だっていたというほどではなかったのですが、走りそうな雰囲気を凄く感じました。そしてこの馬に対するコメントが「大物感がある」「2歳馬並の馬体」「調教師も好印象を受けている」など、魅力的なことばかりで、これで気持ちをかなり動かされました。満口になっていない馬だから良いことばかり書いて出資させようという意図もあるだろうしすべてを信じない方がいいかなとは思ったものの、写真の馬体からはコメントが嘘ではないと感じずにはいられなかったので、この馬の写真が会報に載るたびに気持ちが出資に傾いてしまいました。そして、新規募集の概要に魅力を感じる馬が特にいないことを確認して最終的に出資に踏み切りました。簡単な経緯はこんな感じですが、それではもっと具体的に出資理由というか魅力的なところを説明したいと思います。
1馬体
 前述したとおりこの馬への出資を決意した最大の理由は、馬体が魅力的だったことです。当歳の時点から魅力的には感じていましたが、やはり1歳になってからの馬体が素晴らしいと感じました。付くところに筋肉がしっかり付いている割には、全体としては太く見えないというか、重く見えないという感じで、うまく表現できないのですが、メリハリのある馬体という感じがしました。私はどちらかというと細身の馬体が好きなので、こういうタイプに弱いのです。コマンダーインチーフ産駒がこの馬で4頭目の出資になるのですが、私はもしかしたらコマンダーインチーフの馬体が好きなのかもしれません。まあ、そう考えると私の好みだから走るとは限らない、いや私の選択したコマンダーインチーフ産駒がこれまで結果を出せなかったことからすれば、私の好みがおかしいということも十分に考えられるとも思いました。でも、これまでの3頭よりもこの馬の方がさらに良い馬体だと私は思っているし、この馬は裏切らないだろうと信じて出資に踏み切りました。
2厩舎
 この馬の予定厩舎は河野厩舎です。以前は無知だったということもありますが、いまはやはり厩舎にはこだわりたいと思っています。何せ走るのは馬とはいえ育てるのは人ですからやはりどこの厩舎に配属されるかで運命は大きく分かれると私は思っています。それに優秀な調教師は育てる力ももちろんでしょうが、馬を選択する目もあるということでしょうから、素質の高さも期待できると思ってしまいます。そういうことで、関東で常にランキングの上位にいる河野厩舎に所属できるというのは大きな魅力でした。馬体が良かったから厩舎はどこでも良かったということではなく、予定厩舎が河野厩舎だったからこの馬の出資に踏み切ったというのもまた正直な気持ちです。
3血統
前述したとおりこれで4頭目のコマンダーインチーフ産駒ですが、念のため言っておくと私はコマンダーインチーフが好きというわけではないです。たまたま魅力的に感じる馬がなぜかコマンダーインチーフだったということです。そして今までの3頭が未勝利だっただけに正直なところはコマンダーインチーフ産駒への出資はできれば避けたかったというのが本音です。しかし、コマンダーインチーフは昨年もリーディングサイアーランキングで9位という優秀な種牡馬であることに変わりはないです。今まで私が出資した馬が走らなかったからレベルの低い種牡馬というのはあまりに説得力がなく、常識的にはコマンダーインチーフ産駒という理由だけで出資を諦めるというのは、あまりに短絡的と言えます。それに今までのコマンダーインチーフは結果を出せなかったけど、気性的な問題が大きく、馬体的には素質は高かったはずという気持ちは未だに持っており、これまでのリベンジのチャンスという気持ちもありました。また、ちょっと遠いけど三代母にトーキングピクチャーという大物がいる牝系は、これまで私が出資してきた牝系とはレベルが違うとも思いました。母父がアファームドというのも魅力の1つでした。何せ母父アファームドの活躍馬にナリタトップロード、メイショウドトウ、スティンガーなどがいるのだから、血統として考えた場合にはかなりのレベルだと言えます。ということで、最終的に出資に踏み切りました。ちなみに、コマンダーインチーフ産駒ということ、牝系も三代母に大物がいるだけということを考えると、総額2,500万というのはかなり高いとは思いました。でもまあ、それだけ素質が高いということだと信じて気にしないことにしました。
 出資理由はこんなところです。とにかく出資に踏み切った以上は、あとは来年以降に結果を残して もらうしかありません。本格的な育成に入るまではもう少しあとになるし、今はただケガなく無事に 過ごしてもらいたいということだけです。

H16.7.15 フォトグラフとスクデットも入厩!
なんだかんだでまた1ヶ月近くも近況報告を怠ってしまいました。これからはもう少し短い間隔で更新したいと考えているので、またお願いします。
シルクプライズ(2歳新馬)
 6月中旬に入厩を果たして調教を積んでいるところですが、時計をすでに3本出しておりかなり順調のようです。タイムも速いというレベルではないものの、この時期にしては上々のタイムといえ、動きもけっこう良いみたいです。それでレースの目標ですが、新潟3週目の芝1400mでのデビューを目指すことになっています。これまでの愛馬のデビューの傾向を考えると、時計を3本出せばすぐにでもデビューという感じだっただけに、さらに3週後が目標というのは、ずいぶんとじっくりだなあと感じています。もちろん、デビュー勝ちを狙っているのであれば、焦ってデビューするよりはじっくりと調整してもらう方がいいし、河野厩舎レベルになると中途半端な仕上げではレースは使わないということなのでしょうかね。個人的にはこういう使われ方は好感が持てるというか信用できます。もちろんデビュー戦の結果次第では評価を改める必要もあるかもしれませんけど。とにかく、順調度はかなりのレベルだと思います。鞍上が誰になるのか、新聞の評価がどうなるのか、によって期待度は変わってくるとは思いますが、現時点ではいきなり勝ち負けではないかと期待してしまっています。レースまであと3週間ありますが、まずはケガなくいってほしいということが一番ですね。そして新馬勝ちを夢見ながら待ちたいと思っています。
シルクフォトグラフ(2歳新馬)
 前回報告したとおり宗像調教師から「馬房の都合がつき次第に入厩を考える」という確約をもらっていたので、いつになるのか楽しみにしていたのですが、先週の9日に無事に入厩を果たしました。早い入厩を期待していたものの、そんなにうまくはいかないのがこの世界なので、プライズに続いてフォトグラフも入厩を果たしてくれたのは本当に嬉しいことです。まだ入厩したばかりなので今のところは軽めの調整のようですが、天栄ホースパークでかなり速いラップを刻んでの調教を積んでいるだけに、時計を出しての調教もすぐに始められると思っています。今週からの新潟開催にはとても間に合わないでしょうが、次の新潟開催のデビューが濃厚なのではないでしょうか。まあ、じっくりと調整してもらって中山開催デビューでも文句はないですけど、とにかく無事にデビューできることを祈りたいです。なので、まずはケガなく調教を積んでもらいたいというのが一番です。
シルクバッカス(2歳未入厩)
 社台クリニックで検査を受けた結果「異常なし」という診断がくだされ、私としてはかなりホッとしました。3月頃から調教をしては歩様は悪くなるの繰り返しだっただけに、とりあえず現時点で問題がなかったことは良かったです。先々週くらいから乗り運動を始め、先週は1度だけ18秒のラップを出したそうなので、今のところは順調に調教を積んでいるという状況です。もちろんまだまだ入厩にはほど遠いという状況ですから、年内にデビューというのはさすがに難しいかもしれません。でも、ブライアンズタイム産駒ですから、素質だけで何とかしてしまうということもあるだろうし、まだまだクラシックを諦める時期ではないと思っています。1月以降のデビューからクラシック戦線に何とか殴り込めないかな、と勝手に考えているところです。まあ、クラシックに間に合わなくても、その後大きなところを狙えるくらいに成長してくれれば文句はないし、今は脚部不安が再発しないように、慎重に調整してほしいという気持ちです。
シルクスクデッド(3歳未勝利)
 ゆっくりと休みをとり、先月からようやく本格的な調教を始めたわけですが、ここにきて15-15の調教もこなすなど帰厩も近いかなと思っていたら、今週の情報で16日に帰厩するということが決定したということです。フォトグラフと同じ宗像厩舎なので、2頭一緒というのは苦しいかな、とも思ったのですが、無事に2頭とも入厩することができてホッとしています。でも、この馬の場合は入厩できただけで喜んではいられないです。未勝利戦が終わるのが9月いっぱいということを考えれば、時間はあまりに少ないです。さすがにすぐにレースを使うというわけにはいかないだろうし、早くてもレース復帰は8月の中旬ごろでしょうし、それも復帰初戦からいきなり勝ちきるというのは難しいだろうから、けっこう厳しい状況に追い込まれているといえます。でも、昨年の今頃はシルクの馬ではトップクラスと言われた馬です。3歳になってからの成長力が魅力のサッカーボーイ産駒ということを考えても、この苦しい状況を打破できる可能性は十分だし、私としては打破してもらわないと困ります。3着以内に入れば優先出走権が取れることを考えれば、初戦の最低ノルマは3着と私は思っていますし、できることなら勝ちきってほしいとまで思っています。まあ、そのためには、まずはケガをしたり熱発したりということなく、順調に調教を積むことが重要になります。じっくりと強めの調教を積ませて、叩いて良化させるのではなく復帰初戦から勝ち負けするつもりくらいで調整してもらいたいです。この馬に対しては無事であることももちろん大切ですが、それよりも結果を出すことを最優先に考えてもらいたい、そういう気持ちです。

H16.7.29 プライズがいよいよデビュー!
シルクプライズ(2歳新馬)
 前回報告しましたとおり、今週の土曜5R芝1400mでのデビューが正式に決定しました。鞍上は田中勝春騎手です。これまでの自分の愛馬やシルクの同僚を見てきた印象として、入厩できたとしても本格的な調教についていけず、体調を崩してデビューが先送りされるケースもけっこう多いだけに、まずは無事にデビューを迎えられたことを嬉しく思います。しかも、この馬の場合はすでに時計を何本も出しているし、その時計も先週はウッドで5F66秒台、今週も芝で3F36秒台ですから2歳馬にしてはけっこう良いものだと感じます。目標もかなり早い時期に設定されていたし、とりあえず調子が上がってきたのでレースを使ってみるというよりは、できる準備はすべてやってレースに臨むという感じなので、いつにも増して結果を期待してしまいます。鞍上の田中勝春騎手についても、欲を言えばきりがないですが、関東ではベストテンに入っている騎手ですし、これまでの私の愛馬のデビュー戦の鞍上と比較すれば、明らかに実績上位の騎手ですから私としては文句はありませんし、十分に勝ち負けを期待できる騎手だと思っています。もちろん、勝てるかどうかは相手次第ということもあるので、何とも言えませんが、それでもそれなりの結果、具体的にいえば最低でも掲示板、時計的にも0.5秒差以内を期待したいです。明日発売の新聞の印のつき方でまた期待度が変わるとは思いますが、今夜はデビュー勝ちを夢見ながら過ごしたいと思っています。
シルクフォトグラフ(2歳新馬)
 9日に入厩して約20日が過ぎたわけですが、現時点ではまだまだデビューを考えるには遠い状態と言えると思います。2週続けて時計は出していますが、タイム的にはかなり遅いもので、まだまだ時間がかかる印象を受けます。けっこうやんちゃのようで放馬までしてしまったらしく、気性的な心配も出てきました。時計が詰まらないのも、たぶん馬が走りに集中していないということなのだと思います。この感じだと新潟開催でのデビューは難しいかもしれません。でもまあ、焦る時期ではないですし、じっくりと調整してもらってそれなりの調教時計が出るようになってからデビューするということでいいと思っています。あとは、その間にケガをしないようにだけしてもらいたいです。
シルクバッカス(2歳未入厩)
 前回、脚元の検査をして「異常なしと」いう結果だったことを報告しましたが、調教のピッチを徐々に上げていったところ、また歩様がおかしくなったようなのです。今は落ちついたようで軽い乗り運動を始めたところですが、この馬の脚元の弱さはちょっと問題かもしれません。ブライアンズタイム産駒なので無理はさせたくないし、かといっていつまでも調教ができなければレースに使えないわけだし、非常に悩ましい状況です。とりあえずは今は体がしっかりするのを待つしかないでしょう。まだ焦る時期でもないですし、もうしばらくは様子を見たいと思います。
シルクスクデッド(3歳未勝利)
 前回、入厩すると報告しましたが、実は入厩直前になって、熱発と軽い疝痛のため入厩が取り消しとなってしまったのです。今は軽い乗り運動をなんとか始めたというところなのですが、今月初めの入厩でも「時間がない」と言ったくらいですから、この時期のリタイアはあまりに痛いです。無理をすれば8月中にレース復帰することもできるかもしれませんが、目標はあくまで未勝利を勝ち上がることです。だとすれば、慌ててレース復帰しても勝てなければ意味がないですし、そうであれば、焦らずじっくりと調整してもらって9月に勝負を賭けるしかないと思います。もちろん、何度もレースを使えるわけがないですから、基本的には復帰戦で決めるしかないでしょう。最悪でも復帰戦では3着に入って優先出走権をとって、2戦目で勝ち上がるという感じです。復帰戦で3着に入れなければ、たぶん未勝利を走れる機会はなくなるでしょうから、最悪のことも考えなければいけなくなります。でもその前に9月にレース復帰できるという保証すらないわけですから、まずは立て直して入厩できる状態に早く戻すことが先決です。慌てるのが良くないことは分かっていますが、もうそんなことも言ってられません。少し無理してでもいいから、とにかく入厩してほしい、それだけです。

H16.8.4 プライズ・デビュー戦は7着に終わる(T-T)
シルクプライズ(2歳新馬)
 土曜日の新潟5Rでデビューを果たしたプライズですが、結果は残念ながら7着に終わりました。とりあえず詳細を報告します。実は、旅行に行っていたため、リアルタイムでの観戦はできずに、日曜日の夜に結果を知らないまま録画映像での観戦となりました。初出走だったので馬体重はかなり気になってましたが、発表は414kgとかなり少なかったです。昨年の11月の時点で390kg台の馬だったので、私の予想の範囲内ではありましたが、やっぱりもう少し馬体重はほしかったというのが正直なところです。でもまあ、それだけ仕上がっているということだろう、と良い方向に考えることにしました。パドックですが、シャドーロールを付けていて、馬の様子は少しちゃかちゃかしている感じがあり、ちょっと若さを出しているなという感じでした。それでも、気合い不足という感じはなかったし、踏み込みも力強く感じたので、仕上げ具合はなかなかかなと感じました。そして、スタートです。出遅れだけが心配だったので、「出遅れだけはするな!出遅れだけはするな!」と祈りながらその瞬間を迎えたのですが、信じられないことにその悪夢が現実のものとなってしまったのです。私はあまりのことにしばし呆然です。この時点で勝ち負けは諦めました。正直言うと直線でごぼう抜きということもあるかもしれない、とは思いましたが、その反面さすがにそれは難しいだろうな、と感じていました。結局、道中は後方から3番手追走という位置取りとなりました。私としては徐々に進出して4角では7・8番手以内くらいを期待して見ていたのですが、3角から4角まで位置取りはほとんど変わらず、4角でも大外に行ったこともあり、インを突いた馬にかえって差を縮められる形となり、しかも、直線に入るところで不利を受けて、大きく外に振られ、バランスも失ったように見えました。立て直しての直線勝負となったわけですが、結局後方から2番手という最悪のポジションとなっていました。この時点で先行集団とは大きく差が開いていたし、あとはどれだけ差してくるか、と思って見ていたのですが、脚色の鈍い後方集団はあっさりと交わしたのですが、鋭く伸びるという感じではなく、じりじりと前の差を詰めているという感じなので、4〜6番手を走っていた馬になんとか詰め寄るのが精一杯という感じで最終的には7着でゴールとなりました。
 レース後の感想としては、「がっかりした」というのが本音です。私が期待しすぎたということも ありますが、これだけ乗り込んでのデビューは私の愛馬では今までなかったし、陣営のコメントも比 較的強気だったので、少なくても掲示板は外さないだろうと思ったし、勝馬から1秒差以内の勝負は できると思っていただけに、正直なところ私のショック度は半端ではないです。確かに、出遅れたこ と、4角で不利を受けたことを考えれば、7着でも仕方ないという考え方もできるとは思います。と はいえ、勝馬から1.7秒差というのはさすがに離されすぎだと私は思います。乗り込み量が多かったことからすれば、叩かれた上積みはそれほどは期待できないだろうし、馬体重が414kgだったことからすれば、さらに体が絞れるということも考えづらいです。つまりは、次の未勝利戦で勝ち負けできる可能性は低いと考えるのが一般的だということです。でもまあ、上積みがないと決まったわけではないし、出遅れずに流れに乗れていればまた違う結果だったかもしれません。今回の一戦だけでこの馬の能力を決めつけるのは早計ということも確かです。この馬のことを応援するのは出資している私たちだけなのだから、私が一戦だけで諦めたのではこの馬がかわいそうです。まだまだ時間はあるわけだから、これからの成長だって期待できるわけだし、長い目で見るということを前提にすれば、今回の内容も悲観するほどのことではないはずです。早い時期に勝ち上がるというのは難しくなったかもしれませんが、この馬らしい走りを続けてもらい、チャンスがある時にきっちりと結果を出してくれたらいいな、と思います。今回は期待度が半端でなかったので、私の気持ち的な反動も大きかったのですが、次からは過度な期待をせずに、前回よりも前進する内容であれば満足したいと思います。それとレースを使うと、どうしても脚にかかる負担が大きくなるので、脚部不安を発症する馬も少なくはないはずです。ケガなくレースを使えることは、それだけでも凄いことだと思うので、今後もケガなく調整されることを祈りたいです。

H16.8.19 プライズ土曜新潟1Rに出走決定!
シルクプライズ(2歳新馬)
 前走のデビュー戦では期待されながら7着に敗れましたが、とりあえずは脚部不安や疲れなどはないようで、中2週で今週の土曜新潟1R芝1400mに出走することになりました。前走が1秒以上離されての負けだっただけに、今回いきなり勝ち負けというのは厳しいかもしれませんが、出遅れたし、4角で不利があったのも確かなので、大きな前進は望めるのではないでしょうか。あとは相手関係ということになると思うのですが、現時点ではどの馬が強いのかさっぱり分からないので何とも言えないです。それでも強い馬ばかりが集まるわけでもないだろうし、前走よりも前進することが前提なのだから最低でも5着以内、目標はあくまで3着以内と思っています。ただ、大きく離されての3着ではあまり意味はないので、勝馬からの着差は0.5秒以内には頑張ってほしいと思っています。このくらいで走れれば、それほど遠くない時期に勝ち上がることも夢ではなくなると思うので、つまりは今後に繋がる良いレースをしてほしいということですね。5年以上勝っていない私の一口馬主生活の流れをここで大きく変えてほしいものです。
シルクスクデッド(3歳未勝利)
 この馬はかなりやばい状況になってきました。前回、もう少しで入厩というところで疝痛を発症してしまい見送られ、再び調整されて今週にも入厩という段階まできたのに、また脚部不安を発症してしまい、しばらく様子を見ることになってしまいました。レースを使われていた時もだましだまし使っていたという感じだったので、この馬の脚の弱さはかなり問題かもしれません。今回の脚部不安で少し休ませるとなると、9月に終了する未勝利戦に間に合わせるというのはかなり難しいと言わざる得ないです。未勝利のまま500万クラスを使うとなると、どうしても除外との戦いになって計画どおりにレースを使うことができなくなるわけだし、それよりも今後も入厩のために仕上げに入ると脚部不安を発症するという繰り返しであれば、レースどころか入厩すらできないということにもなります。デビュー前は「天栄HPでは1・2を争うくらい」と言われたほどの逸材が、まともにレースに使われることなく終わるというのはあまりに寂しいことです。私としては未勝利に間に合わなくても、なんとか500万で使ってほしいという気持ちが強いですが、こればかりは何とも言えません。まだ諦めているわけではないのですが、最悪のことも考えなくてはいけないかもしれません。
シルクフォトグラフ(2歳新馬)
 前回、入厩して調整されるも時計が詰まらないと報告しましたが、宗像調教師もこの時計に納得がいかなかったらしく、結果として天栄ホースパークで再調整ということになってしまいました。あの調教時計では、私もこの判断に文句は言えません。もう一度じっくりと乗り込んでもらって、それなりの時計で走れるようになってもらいたいです。時間はまだたくさんあるわけだし、焦らずしっかりと鍛えてもらいたいです。
シルクバッカス(2歳未入厩)
 前回、脚元が弱いと報告しましたが、今のところは脚元は落ちついているようで、それなりの乗り込みを続けている状況です。河野調教師も状況を確認して、とりあえず天栄ホースパークに戻して調整されることになりました。15-15レベルの調教はまだまだできないだろうし、時間はかなりかかりそうですが、期待のブライアンズタイム産駒なので、じっくりと調整してもらい、年内の入厩をとりあえずは目指してほしいと思っています。

H16.8.24 プライズ勝ったあ!(^_^)v
 先週の土曜1Rに出走したシルクプライズですが、な・なんと勝ってしまいましたぁ!(^_^)v もしかしたら勝ってしまうこともあるかもしれないとは思っていましたが、愛馬に裏切られ続けていただけに、あまり高くは望まず謙虚な気持ちを大事にしようと思って目標は3着としておきましたが、それを良い意味で裏切ってくれたので言うことはないです。まずは、レースを紹介しましょう。ちなみに、今回も旅行に行っていたため後日ビデオによる観戦でした。結果はまったく知らなかったのでリアルタイムと同じ感覚でした。
 馬体重は418kgで前回より4kg増でした。1度レースを使った後だけに馬体重が減っていても仕方ないと思ってましたが、逆に増えていたということで、体調面の問題はないと思いました。パドックは、小走りばかりで落ち着きがないというか、チャカチャカしているというか、若さを出していました。でもまあ、元気がないよりは良いと思っていたので、それほど心配はしませんでした。そしてレースです。スタートはかなり緊張しました。前走は痛恨の出遅れだったので、「出遅れだけはするな!出遅れだけはするな!」と祈りながら見てました。そしてスタートです。ちょっと出が悪かったような感じもしましたが、まあまあのスタートだったと思います。これには本当にホッとしました。私としては最大の難関と思っていたので、この時点で掲示板は大丈夫だろうと思いました。そしてどのくらいの位置取りかな、と思って見ていたら、二の脚を使って2・3番手のポジションを楽に取りました。予想以上の好ポジションにさすがの私もこの時点でかなり勝ち負けを意識しました。ただ、勝負どころから失速するケースもけっこうあるので、「まだ何があるか分からない」という気持ちももちろんありました。3角を過ぎても楽な感じでポジションをキープしていて「よし!よし!」という感じでしたが、圧巻だったのはここからです。直線に入る前に馬なりで先行馬を交わして一気に先頭に立ってしまったのです。「ちょっと早すぎじゃないか?」と一瞬思いましたが、直線に入っても後続の差は広がるばかりです。「凄い!凄すぎる!これは強いぞ!何馬身離すんだ!」と喜んでいたら、今度は人気のソブリンソニックが後方からけっこうな脚で追い込んでくるではないですか。けっこう差はあったけど、ちょっと早めに仕掛けていただけにプライズがばてたらやばいという感じだったので、「逃げろ!逃げろ!」とけっこう冷や汗ものでした。それでもプライズも極端には失速してなかったし、ラスト50あたりではまだ十分すぎるくらいの差があったので、ここらへんで勝ちを確信しました。そして最終的には1馬身1/4というセフティリードのままゴールとなりました。
 ゴールの瞬間は何と言っていいか分からない気持ちでした。何と言っても5年前にガーディアンがラジオたんぱ賞を勝って以来の勝利ですから、ここまで本当に長かったです。それだけに半端ではなく嬉しかったというのは当然のことですが、それよりも「やっと愛馬が勝ってくれた」という安堵感の方が強かったのか、意外にテンションは上がらなかったです。どちらかというと、じわじわと感動に浸っていたという感じで、うまく表現できないのですが、「やった!」というよりは「良かったぁ」という感じでした。とにかく、私にとってこの1勝はかなり大きなものです。先ほども言いましたが、5年ぶりの勝利ですから、再スタートをようやく切ったと言えます。そうです、私の愛馬の巻き返しは始まったばかりなのです。これで終わったのでは意味がありません。1度勝っただけで満足している場合ではないのです。だからプライズには次も頑張ってもらわないと困るというのは当然ですが、他の愛馬にも頑張ってもらわないと困るということです。まあ、今回はプライズが勝ったのだから他の馬のことは置いておきましょう。では、そのプライズの今後ですが、どんなレースがあるのかなあと思って番組表を見たら、なんとしばらくはオープンしかないではありませんか。えっ!てことは、1勝しただけなのにプライズはオープン馬なんだ!とちょっと驚いてしまいました。個人的には無難に500万を走ってほしいと思っていたので、ちょっと戸惑いました。これなら成長を促すという意味で放牧でもいいかな、とも思うし、引き続き調子がいいのであれば放牧はもったいないだろうから、それなら中山の2週目のカンナSがベターだと私は思います。思いきって中1週で新潟2歳Sに挑戦!というアイデアもあるでしょうが、私は基本的に反対です。まだまだ成長が期待できるこの時期にわざわざ中1週というきついローテーションで走るのはプラスとは思えないし、今回のレース振りからすれば距離延長がプラスとも思えません。それに重賞を走るとけっこう体力を消耗するだろうからその反動も恐いです。私はガーディアンが通用しないと分かっていて天皇賞秋に挑戦し、その後まったく走らなくなったという苦い経験があるだけに、重賞挑戦は慎重に行うべきと思っているということもあります。もちろん、他の一口馬主の方が新潟2歳Sに挑戦してほしいと思う気持ちは十分に理解できます。特に愛馬が重賞出走の経験がないという方は、愛馬が重賞で走る姿を見てみたいと思うものでしょう。そのチャンスがあるのに、自ら見送るなんてもったいないと思うのは当然かもしれません。でも、G1出走をすでに経験している私にとっては、勝ち負けできるなら重賞で走った方がいいけど、ただ参加するだけなら無駄に体力を消耗させるだけだと思っています。今回のタイムが22秒9だったわけですが、オープン特別のダリア賞が22秒0だったことを考えれば、さらにレベルが高くなる重賞で勝ち負けは厳しいと考えるのが妥当だと思います。ならば、無理しないでレベルの低いところから慣れさせていく方が得策だと思うのです。そうであれば、距離1200mのオープン特別カンナSを使う方が無難だと私は思うのです。でもまあ、河野調教師はレースを多く使うタイプではないから、その河野調教師が新潟2歳Sを使うというのであれば、好勝負できるという判断なのでしょうから、それを信じたいと思います。でも、私は敢えて新潟2歳S出走は反対だと言っておきます。なんか、話の方向が違ってきていますかね。まあ、次のことは河野調教師に任せるとして、とにかく今はプライズが勝ったということが全てです。勝ち上がったことで、大きな問題さえなければ、レースを走り続けられる権利を取ったことになるわけで、そういう意味でもこの1勝はあまりに大きなものと言えます。本当に良かったです。河野調教師を始めとする関係者の方々そしてプライズ自身に感謝したいです。本当にありがとうございました!そして、おめでとう!次も頑張れよ!(^_^)v

H16.9.5 プライズ新潟2歳Sに登録も出走回避
シルクプライズ(2歳オープン)
 前走の未勝利戦できっちりと勝ち上がってくれたプライズですが、実は新潟2歳Sに登録をしていました。日曜日にJRAのホームページで登録を確認したのですが、私は前回も言ったとおり出走に消極的な立場だったので、本当に出走するつもりなのかドキドキでした。月曜、火曜とスポニチを確認した感じでは回避という印象ではなかったし、火曜日のシルク情報には「出走を予定している」とはっきりとコメントしていたので「ああ、やっぱり出走するんだ」と出走回避を諦めました。そして、出走するのであれば、河野調教師が勝負になると判断したということなのだろう、ということで、勝つつもりで応援しようと気持ちを切り替えて、テンションを上げていきました。ところが、水曜日になってシルクの情報を確認すると、「疲れが完全に取りきっていないため出走回避」となっているではありませんか。まあ、結果的には良かったとは思うのですが、1度気持ちを切り替えただけに「なんじゃ、そりゃ!」という感じでした。プライズが重賞を勝ちきるシーンを何度もイメージしていただけに、少しがっかりという気持ちもかなりありました。でもまあ、疲れが取れていないのに出走すると後々まで響くし、「完全に取りきっていない」というコメントで「完全に」と言っていることからすると「使おうと思えば使えるけど無理をしなかった」と解釈でき、レースをあまり使わない河野調教師らしい判断だなと非常に好感が持てました。これがあまり重賞に縁のない下位ランクの調教師だと無理してでも使ったのではないか、と思ってしまい、やっぱり河野調教師は信用できる人だなと改めて思いました。もしかしたらこのまま放牧かな、とも思いましたが、今のところ放牧はないようなので、次はたぶんん中山2週目のカンナSということになると思います。中3週のローテーションはちょうど良いし、距離も1200mと今のプライズには合っていると思います。当然に新潟2歳Sよりはメンバーは弱いだろうし、チャンスはあるのではないか、と思っています。まあ、本当に出走するかどうかは分からないので来週の情報を待ちたいと思います。
シルクスクデッド(3歳未勝利)
 先週くらいにササ針をしたらし、今は馬房でゆっくりしているとのことです。「右前脚の深管部分を押すと反応する」ということで、まだ脚を気にしているようでもあります。方針としては「じっくりと立て直す」ということらしいです。となると未勝利戦にはもう間に合いません。「素質が高い」と言われたこの馬がまさか未勝利戦を勝ち上がれないとは信じられない気持ちでいっぱいです。となると今後はどうするのかが気になります。出走の権利のない500万クラスで戦っていくのか、それとも1度地方を走らせるのか、あるいはこのまま引退させるのか、私としては何でもいいから現役を続けてほしいという気持ちが強いです。脚元さえしっかりしてくれば、けっこう上まで行ける馬だと思っているので、このまま引退が良いとは考えられないです。
シルクフォトグラフ(2歳新馬)
 天栄ホースパークに戻って、ようやく調教を再開しましたが、やはり気性に問題があるらしく、走りに集中していないというか、真面目に走っていないようなのです。脚元は何の問題もないようなので、そういう点ではバッカスよりは安心なのですが、それでも真面目に走らないというのは、やっぱり心配ではあります。まあ、この時期の2歳馬ですから気性がまだまだ子供というのは仕方ないことともいえるので、とりあえずは焦らずじっくりと矯正していけばいいのかな、とは思っています。
シルクバッカス(2歳未入厩)
 天栄ホースパークに戻ってからは特に大きな問題もなく、それなりに調教を積んでいるようです。ただ、まだそれほど強い調教はしていないようなので、これからハードにしていくとまた脚部不安を発症する可能性はあるかもしれません。でもまあ、だからといって軽い調教ばかりではレースどころから入厩すらできないのだから、徐々にでも調教は強くしていかなければいけないわけだし、じっくりと慎重に調整してもらうしかないです。まだまだ目処はたちませんが、長い目で見守るしかありません。

H16.10.1 プライズ芙蓉Sに出走決定!
シルクプライズ(2歳オープン)
また日記が滞ってしまいました。今回はもちろんシルクプライズの出走の報告です。新潟2歳Sを登録したものの出走回避したのは前回報告したとおりですが、新潟2歳Sを使うつもりだったことからすれば、当然にカンナSに出走してくると思ったら、なかなか時計を出さず「あれっカンナSでないのかな」という感じになって、カンナSは当然のように登録すらせず、無理せずじっくりと立て直して今週の芙蓉Sへの出走となりました。この課程で私が感じたのは、河野厩舎はレースを決めて仕上げるというのではなく、馬の体調を重視して体調が上がってきてからレースを選択するというスタイルなんだな、ということです。もちろん、こういうスタイルの方が馬に無理がかからないので私としては嬉しいことだし、きちんと調整されての出走なのでレースでの走りも期待してしまいます。となると、今回の結果はプライズの今後を占ううえで大きな意味を持つことになります。体調に問題がないことを前提にしてしまうと、今回の結果がプライズの現時点での実力ということになるからです。ここで好走できるようだと、今後は大きなレースも視野に入れながら考えることになるだろうし、ここで惨敗するようだと現時点では実力不足ということになるから、成長を促すなどの実力をアップさせる対策を講じる必要がでてくるでしょう。だから、今回のレース内容によってプライズの今後が決定すると言っても過言でないと私は思っています。そういう意味では、プライズには何としてでも好走を期待したいです。というか、今回の登録馬はすべて1勝馬でオープン経験がないことからすれば、立場としてはみんな同じであり、強気に言えば十分に勝つチャンスがあるということになります。プライズの未勝利戦の内容はけっこう強いものだったし、タイムも悪くはなかったです。もちろん他馬でも勝ちっぷりがけっこう良かった馬がそれなりにいるので、走らせてみないと分からないというのが正直なところですが、でもどうせ分からないのであれば、「勝てる」と信じて応援したいと思っています。きっと次に繋がる良い走りをしてくれるでしょう。期待を持ってレースに臨むつもりです。

H16.10.3 プライズ芙蓉Sで2着!(^_^)
シルクプライズ(2歳オープン)
 日曜日の中山9R芙蓉Sに出走したシルクプライズが2着に頑張りました。なんだかんだでオープンで2着ですからね。これは本当に嬉しい結果でした。とにかく、まずはレースを紹介しましょう。
 ほとんどが1・2戦で勝ち上がったメンバーで、もちろんすべての馬が初対戦とだっただけに、どの馬が強いのかさっぱり分からないという状況で、私もどんなレースになるのかまったく予想できず、実際に人気もかなり割れていましたし、理屈を言うよりもとにかくプライズを信じるしかありませんでした。そんな状況でレースを迎えたわけですが、まずは馬体重が+6kgというのは嬉しかったですね。ただでさえ小さい馬ですから「少しでも増えていてくれ」と思ってましたが、6kgも増えているとは予想以上でした。ここ2週の調教は決して軽いものではなかったので、成長分であるとはすぐに思ったし、パドックも太いという感じがまったくしなかったので、決して体が緩んだというものではないと確信しました。デビュー戦が414kgでしたから、つまりはその時よりも10kg成長したと言っていいと思います。これで少しは安心したし、まだまだ成長の余地があることが分かったのが嬉しかったです。ただ、パドックでは少しチャカチャカしていたので、それが心配ではありました。今回は間違いなく相手は強くなっているし、距離もマイルでしたからね。パドックで体力を消耗したのでは、とても勝ち負けなんてできません。未勝利戦もこんな感じだったから大きな影響はないだろうとは思いましたが、正直なところ不安はけっこうありました。そしてレースですが、スタートはやはり気になりました。デビュー戦で出遅れている馬なので、出遅れだけは勘弁と祈りながらスタートを見ていましたが、無事にスタートを切ってくれて一安心。そして1人気のシンボリコジーンが出遅れたのを見て「チャンス!」と思ってしまいました。パドックでテンションがやや高めだったので、スタート直後に掛かるかもしれない、という不安もあって、スタート直後にどの位置につけるかも大きなポイントと思っていましたが、前に行こうとする馬がけっこういて、どちらかというと後方の位置取りとなりました。思ってたよりも後ろだったので、もしかしたらスピードについていけないのかな、とも逆に心配となりましたが、よく見ると後藤騎手が一生懸命に馬を抑えているように私には見えました。ということは、スピードについていけないのではなく、馬の気持ちを抑えようとしているだけなのか、ということで、スピード不足という心配はなくなりました。ここからどういう競馬をするのかな、と思って見ていたのですが、エイシンボストンが流れについていけず下がるのを後目に、プライズは前を追いかけたいらしく後藤騎手が必死に抑えているという感じで結局は先行集団の直後を走る形になりました。そして直線勝負のために必死に脚を貯めているという感じを受けました。そして4コーナーを回っていよいよ直線に入ったわけですが、位置取りとしてはもちろん十分に勝ちきれる位置でした。私も「これなら勝てるかも!」と思いました。ところが、直線に入ったところでプライズの前に2頭、内に1頭、外に1頭という形で隙間なく馬群が形成されており、プライズの行くところがまったくなかったのです。私は少頭数だから直線に入れば一瞬でばらけるだろうと思っていたのですが、まったくばらけない状況に私もかなり焦りました。外にいたストラスアイラの後ろを回って外に出したのではあまりにロスが大きかったし、隙間が開くのを待つしかないという状況に「かなりやばい」と思いながら、ラスト200の地点を迎えました。そしたら前にいたウインアルディートとデンコウタービンの間に隙間ができたのでしょう。プライズはウインアルディートとデンコウタービンの間に一気に突っ込んでいったのです。後藤騎手のアクションも突っ込む瞬間にかなり大きくなったし、この瞬間をずっと待っていたのだと思います。ゴールまでわずかのところでしたが、プライズもそこからよく伸びました。あまりに凄い勢いだったので、もしかしたら「勝ちきる」と一瞬思いましたが、外を悠然と走っていたストラスアイラはそれ以上の伸びを見せて抜けてしまったので、さすがに勝ちきるところまでは行けませんでしたが、それでも粘るウインアルディートはきっちりと捕まえて2着でゴールという素晴らしい走りを見せてくれました。
 レースが終わっての感想としては、一言で言えば「次に繋がる良いレースだったな」ということです。まだ2歳の10月という時期ですから、新馬戦・未勝利戦ともそんなにレベルは高くはないはずで、となれば、オープン特別の今回のレースだって、それほどレベルは高くないと考えるのが一般的です。そういうレースで惨敗でもしたら、極端に言えばこの馬の競馬人生が終わってしまうということにもなってしまいます。それだけはどうしても避けたいと思っていたので、今回の好走は本当に嬉しかったです。2着とはいえ負けたことで底を見せてしまったという考え方も否定できませんが、競馬は何もG1だけではありません。500万特別やオープン特別で好走することも十分に素晴らしいことです。そういう資質を見せてくれたことが本当に嬉しかったのです。もちろん、今回は道悪馬場だったことがプライズに良い影響を与えたということも言えるかもしれません。父がダート血統のコドナドズクエストということからも時計のかかる馬場はどちらかといえばプラスに働いたと考えるべきだと思います。そういう意味では今回の走りだけで喜ぶのはまだ早いかもしれません。でも、直線ラスト200からの追い込みというか瞬発力もかなりのものだったと思うのですよね。もっとスムーズに直線で追えていれば逆転していたかもしれないということも考えられるわけだし、そういう点ではプライズの地力を見せてくれたと私は評価したいです。良馬場でのレースをもう1度見ないと何とも言えないのも確かですが、今回のレース内容であれば、500万特別なら3着は外さない競馬は期待していいと思います。とにかく、次のレースが楽しみで仕方なくなりました。
 で、気が早いですが、次のレースをどうするか考えてみました。選択肢としては基本的に3つでしょう。東京3週目のオープン特別いちょうSか、東京4週目の500万特別くるみ賞か、福島3週目の福島2歳Sです。条件だけを考えるなら小回り福島の1200m戦が合っているとは思います。メンバー的にもそんなにはレベルは高くはならないと思うし、好勝負は間違いないのではないでしょうか。ただ、間隔が開きすぎるのがやはり気になります。せっかく調子が上がってきたところだから、もう少し短いローテでレースを使った方が良いと私は思います。この時期に勝ち上がろうという意識はそれほど持たなくてもいいと私は思っているし、であれば、今回と同じオープン特別の「いちょうS」に挑戦してみるのも面白いかなとは思います。ただ、東京のマイル戦だから今回よりもメンバーが強くなるのは間違いないだろうし、無理して強いメンバーと戦わせて消耗させるのもどうかなという気持ちもあります。となると、中3週で500万特別の「くるみ賞」を使うのが最も無難というか、堅実ということになるとは思います。500万だから「勝てる」という保証はないでしょうが、好勝負は必至だろうし下手な競馬はしないはずです。ただ、せこい話ですが賞金が低いですからね。オープンでも通用するかもしれないのであれば、わざわざ賞金の低いレースにエントリーするのもどうかとは思ってしまいます。で、私はどのレースがいいかと思っているのかというと、えーっと「分かりません!」というのが正直なところです。(^_^;) 今日のレースで3着以下であれば十中八九くるみ賞と言っていたと思いますが、2着したことで分からなくなりました。まあ強いて言えば、プライズの体調と相談しながら、ピークと思える時点で走らせれば良いのではないでしょうか。それとこれまでの河野調教師のレース選択には非常に好感が持てたので、河野調教師が選択したレースならきっとそれが一番良いレースだと今は思っています。だから次のレースはこのレースにしてほしいという気持ちはなく、河野調教師がどのレースを選択するかが楽しみで仕方ないという感じです。もしかしたら、成長を促すために放牧ということもあるかもしれないとは思っていますが、河野調教師の判断であればそれもプライズの今後のためと考えたいです。今回のレースである程度は力を示すことができたし、さらに大きなところを目指すために一休みさせることも一つの考えだとは思います。まあ、個人的にはもう1度くらいはレースを使ってほしいと思っていますけどね。とにかく私は河野調教師の判断を信じるだけです。
 いやあ、それにしても次のことをこんなに楽しく語れるのは良いことですね。ガーディアンが調子が良かったころは、いつもこんな感じでしたが、ガーディアンがスランプに陥り、その他の愛馬もまったく結果を出せなかった時は、次のことを考えるという感じにはとてもならなかったですからね。ガーディアンが重賞戦線を戦っていた頃に比べれば、まだまだレベルの低いところではありますが、それでも次のレースを楽しみにできるというのは、一口馬主にとっては本当に幸せなことです。だから、プライズが未勝利を勝った時よりも今回の2着の方が何倍も嬉しかったです。この幸せがさらに続くようにプライズにはこれからも頑張ってほしいです。そして今日の走りに感謝したいです。
 プライズ!ありがとう!よく頑張った!凄い走りだったぞ!次もガンバレよ!

H16.10.7 スクデットの引退が決定(T-T)
シルクスクデット(3歳未勝利)
 今回は残念な報告です。3歳馬のスクデットが引退することになってしまいました。引退の決定は先週だったのですが、放牧中のスクデットの復帰がまったく目処が立たない状況で、宗像調教師とクラブで協議した結果、現役続行を断念することとなったのです。私の正直な気持ちとしては、半分「信じられない」で半分「やっぱり」という気持ちでした。「信じられない」という理由としては、スクデットの能力を考えれば500万はすぐにクリアするのではないか、という思いがあったからです。何せ2歳時は天栄ホースパークで1・2位を争うほどの素質馬と言われた馬ですからね。脚元さえ何ともなければ、未勝利で終わるはずのない馬だったはずです。1戦目・2戦目とも6着に負けたものの末脚だけならかなりのものだったし、3戦目だって調教量が少なかったことを考えれば、悪い内容ではなかったはずです。脚元がパンとしない状況でそれなりの走りをしていたわけだし、能力は十分に見せてくれたと私は思っています。それにサッカーボーイ産駒は3歳になってからの成長力のあるタイプが多く、3歳春を過ぎれば一気に強くなると私は思っていたので、そういう期待もあって500万でも通用すると私は思っていたわけです。それに、一口馬主の新システムとして、地方に1度転厩して賞金を加算してから中央に復帰した場合に再募集をかけるという制度が可能となったのですが、500万で戦うには除外との戦いになるので、かえってこの制度を活用する可能性の方が高いかもしれない、という期待もありました。それだけに、いきなり「引退」という結論は出さないのではないかと思っていたのです。でも、その反面、3月に放牧に出てから何度か入厩寸前までいきながら脚部不安を発症するなどしてまた一から立て直すということが何度もあっただけに、これからも入厩できる状態になるかどうか、入厩できたとしてもレースを使えるまで仕上げられるかどうかという不安は少なくはなかったし、重賞を狙えるかもしれない素質馬を除けば、一般的には3歳未勝利に間に合わなければその時点で現役続行は諦めるというのが通例であることからすれば、宗像調教師が「引退」という結論を出したとしても、それを非難はできないとは思っていました。「無事これ名馬」という格言を出すまでもなく、競走馬はレースで走ってナンボのものだから、素質が高かろうが能力が高かろうが、レースを走らせられないほど体質が弱ければ競走馬としては失格であることは間違いないわけだし、スクデットはその競走馬としての資質を持っていなかったと言われても返す言葉は何もありません。ですから、「引退」ということも十分にあり得るとは思ってはいました。でも、私としては、この馬に対する期待はかなり大きかったし、もう少しだけでもチャンスを与えてほしいという気持ちが強く、なんとか「現役続行」にならないかと祈っていたというわけです。しかし、結果はすでに述べたとおりです。少しは覚悟していたので心の整理は比較的早くつきましたが、それでも残念という気持ちは、これまで未勝利で終わった馬たちの中では一番大きかったです。でも、これが競馬の世界なのです。それを理解したうえで私は一口馬主を続けているのだから、こういう状況をも受け入れなければいけません。スクデットの今後はまだ分かりません。地方での再デビューを目指すかもしれませんが、少なくても私の手元からは離れます。私としてはなんとか元気に生活できることを祈るのみです。私に言えることはそれしかありません。そして「夢をありがとう」という言葉をかけてあげたいです。

H16.10.13 今年度の新規募集馬の出資報告!
 報告がたいへん遅くなってしまいましたが、7月末までの会員優先期間に1歳馬1頭に出資申込をして、結論から言うと抽選を何とかくぐり抜けて出資が決まったのでした。それではまず経過を説明します。
 7月初旬にパンフレットが送られてきて、会員優先申込期限までの約1ヶ月間いろいろと悩みました。申込をしたのは最終的に1頭だけでしたが、気になった候補馬は数頭いました。候補馬まで紹介していると文量がかなり多くなりそうなので、今回は最終的に出資することになった馬だけを紹介します。なお、今回当歳馬は見送りました。その主な理由としては、ランキング上位の厩舎に入厩を予定している募集馬は未知数の新種牡馬の産駒が多かったことが第一にあげられます。今の私には優秀な調教師に預かってもらいたいという気持ちが強いので、どうしてもまずは予定厩舎を見てから募集馬を確認してしまいます。そうやって確認すると、馬体は確かに魅力的だなと感じて、新種牡馬だけど勝負してみようかなという気持ちにもなりましたが、最終的にはやっぱり新種牡馬はアテにできない、という判断で今回は見送りました。その後やっぱりということになった時に満口になっていたらそれは潔く諦めようと思うし、新種牡馬の産駒に限った話ではなく、私が注目している候補馬はすぐには満口にならないだろうという読みもあって、もう少し様子を見ようという結論になりました。なので、注目している馬が満口になりそうな状況になればすぐに出資という判断をするかもしれないし、満口になりそうでなければ来年の6月に最終的に判断することになると思います。
 それでは今回出資が決まった1歳馬を紹介します。募集番号は3−25で、父ステイゴールド、母 トーワナゴンという血統の馬です。先ほど新種牡馬は未知数で信用できないとコメントしたばかりな ので、「話が違うのでは?」と言われそうですが、正直なところこの馬の最大の不安は「ステイゴー ルドで大丈夫なのか?」ということだとは思っています。それにもかかわらず、この馬に出資を決め たのには他に大きな魅力があったということだと思ってもらって構いません。その大きな魅力という のはいくつかあるのですが、まずは母がトーワナゴンということです。何せ牡馬混合のオープン特別 を勝ったこともあるくらいだから、競走実績としては申し分ないです。繁殖成績もヒシマサルという マイナー種牡馬で2頭の勝ち上がりを果たしているのだから、繁殖としての質の高さを感じます。し かも、このトーワナゴンの勝ったレースというのが、若草S、大阪城S、オリオンSという長距離戦だったことが私にはあまりに魅力的なことでした。これまでも何度も言ってきましたが、私はステイヤータイプの馬が大好きです。現代競馬においてはスピード能力重視となってきているために、どうしてもスタミナタイプの馬は敬遠されがちなので、シルクの募集馬でもなかなか魅力的なステイヤーがいませんでした。しかし、母トーワナゴンであれば、これほど魅力的なステイヤー血統はなかなかないでしょう。しかも、オープン勝ちの母を持つ馬の値段が1,200万円というのは私にはかなり手頃に感じました。問題のステイゴールドだって、未知数なだけで種牡馬としても成功する可能性を秘めているわけだし、サンデーサイレンス系の種牡馬は概ね成功しているケースが多いことも考えれば、ステイゴールド産駒というのも決して悪いということはないと前向きに考えることにしました。それに、ヒサマサル産駒でも勝ち上がったくらい母トーワナゴンの力はすばらしいわけだから、仮にステイゴールドがいまいちだったとしても、母系の力でカバーできると思うことにしました。それと、ステイゴールドの不安点として現役時代に馬体が小さかったので、産駒も馬体の小さい馬が多いのではないか、ということがあったのですが、パンフによるとこの馬の場合は予想体重が500kg程度ということだから、馬体が小さいという不安がないというのも出資するうえでは安心できました。そうなると、次の問題はもちろん予定厩舎です。この馬の予定厩舎は佐藤吉調教師なのですが、実は私はあまり聞いたことがなかった厩舎だったので、とりあえず簡単に調べてみたのですが、まだ開業してから数年くらいの比較的若い調教師のようです。でも、その割には勝ち星はそれなりに稼いでいるようですし、今後さらなる活躍が期待できるのではないでしょうか。起用騎手を見てみると、江田照騎手や大西騎手に依頼することが多いようで、若手騎手もけっこう使っているように感じました。その反面ランキング上位の騎手に依頼することはあまりないようなので、そこらへんは少し気になりましたが、でもまあ江田照騎手や大西騎手でも私は不満はないですし、あまり深く考えないことにしました。とにかく、厩舎実績としてはまだまだの部分もあるとは感じたので、ランキング上位の厩舎と比較すればさすがに不安はありますが、この馬の場合はそれよりも血統が魅力的だったので、佐藤吉調教師レベルであれば出資を断念する理由にはならないと判断しました。最後に馬体について説明します。本来であれば、血統よりも調教師よりも先に問題にしなければいけないことなのですが、今の私は馬体判断に自信喪失状態なので、よっぽど気に入らないという馬体でなければ気にしないことにしています。この馬の場合は、がっしりしているという感じではなく、どちらかというとパワー不足というか力強さに欠ける印象があります。でも、細長のいかにもステイヤーという体型だと思うし、バランス的にはなかなかだとは思いました。大物感とか、垢抜けた雰囲気とか、そういうものもあまり感じないので、大きなところを狙うのは厳しいようには感じましたが、それでも今後の成長を期待できそうなというか、まだまだ変わってくる余地のある馬体に感じましたので、良い意味で化ける可能性を秘めた馬体に私は感じました。そういう意味では、大きなところを狙うというより、堅実に走りそうだというのが私の評価です。ちなみに、この馬は500口募集に対して800口以上の申込があり、抽選で出資確定となったのですが、馬体的にはここまで人気になる馬とは私には思えなかったです。佐藤吉厩舎とかステイゴールドで人気になるとも思えないし、強いて言えば母トーワナゴンというのが人気の根拠なのかもしれませんが、それでも800口以上の申込というのには違和感を感じます。ということは、意外に馬体を評価しての人気なのかもしれません。私に馬体を見る目がないだけで本当は魅力的な馬体なのかもしれません。まあ、それならそれでいいことですし、前向きに考えたいとは思っています。ただ、申込が多かったから必ず走るとは限らないし、私はどちらかというと今回は「走らないかもしれない」というリスクをいつも以上に覚悟して申込を決意しており、どちらかというとギャンブル的な判断をしたつもりです。800口以上の申込があったから無難な選択をしたと思われそうですが、そうではない、ということを理解していただきたいと思います。ただ、私の好きなステイヤー血統でここまでのレベルの馬(血統的に)はシルクの募集馬にはいなかったと思います。吉と出るか、凶と出るか、蓋を開けてみないと分からないですが、吉と出ることを祈りながらこの馬の成長を見守りたいと思っています。新しい馬の情報は来年にならないと入ってこないので、しばらくは待つだけということになると思いますが、大きな成長を遂げることを期待して今はゆっくりと待ちたいと思っています。

H16.11.10 プライズは来週の自己条件へ
シルクプライズ(2歳500万下)
 前走の芙蓉Sで2着に頑張り、オープンでも通用するところを見せてくれたわけで、次走が注目されたのですが、当初は中4週でくるみ賞を目指していました。しかし、疲れがなかなか抜けきれないということで、大事をとってくるみ賞も見送り、今は東京3週目の平場のレースを目指すことになりました。今ではもう疲れも取れたようで、追い切りも数本こなしていますし、東京3週目まで延ばしたのは、単にちょうどいい条件のレースがなかっただけだと思われます。どうせなら今週の京王杯2歳Sに挑戦してみても面白かったのでは?という気持ちもあったのですが、走るたびに疲れを貯めてしまい、またレースまで時間がかかる現状を考えれば、あまり負担のかからないレースを使って、体力強化の方を優先した方がいいと私も思います。そういう意味では、河野調教師はこの馬のことを大事に使ってくれているなと感じずにはいられません。次のレースは特別戦ではないので、レベルはそれほど高くはないでしょう。当然に勝ち負けというか、勝ってもらわないと困るというレースになると私は思っています。もちろん相手関係が分からないので、現時点で「絶対勝てる」とは言えませんが、それでも私は「絶対勝てる」という気持ちでいます。でも、その前に出走できなくては意味がありません。レースまでに故障などを発症しないように十分に配慮したうえで調整してほしいと思っています。
シルクフォトグラフ(2歳新馬)
 今はチークピーシーズを着けて気性を落ちつかせながらの調教をしているようです。15-15の調教もこなしているようで、調子は上向きということですが、1度は入厩を果たした馬ですからね。そろそろ帰厩を目指してもいいのでは?と正直思っています。でもテレサから受ける雰囲気は入厩はまだまだ先という感じなんですよね。今のところ脚元は丈夫みたいなので、それだけが救いなんですが、とりあえずはがんがん調教してもらって、できるだけ早く帰厩できることを期待したいです。
シルクバッカス(2歳未入厩)
 今は20秒程度のペースで乗り込まれており、終い15秒台という調教もこなしているという状況です。春先は調教を強めるとすぐに脚部不安を発症していたので、毎週のテレサを見るときにいつも「無事でいろよ」と思いながら確認しているだけに、それなりの調教を普通にこなしているだけでも、強くなったな、と感じてしまいます。入厩とか仕上げとかという発言はいっさいないので、まだまだ入厩するのは先になりそうですが、まずは今の調教を無難にこなしてくれれば、それで十分という感じで見ています。でもまあ、年が明けたらさすがに入厩を目指せるレベルにはなってほしいので、この馬の勝負は年が明けてから始まると思っています。それまでは、無事に今の調教をこなしてくれて、ケガにだけ注意してほしいです。

H16.11.21 プライズまさかの脚部不安発症(T-T)
シルクプライズ(2歳500万下)
 先日報告しましたとおり本当であれば今日の2歳500万下の平場のレースに出走する予定だったのですが、先週の追い切りのあとに「左前脚がモヤモヤした」ということで、検査をした結果「屈腱炎ではないが、無理をさせない方がいい」ということで、出走はもちろん取りやめ、いったん放牧して立て直すことになってしまいました。(T-T)
 これまで順調だったし、先週の追い切り時計がけっこう良かったので、私としては「これは本当に勝ち負けだな」と勝手に考えていて、早くレースが来ないかなあという気持ちで今週を迎えました。そして、強気なコメントがあるかもしれないという期待感を持って、火曜日のテレを確認したのです。そしたら、まさかの情報がそこにあったのです。天国から地獄に落とされるというのは、まさにこのこと。競馬の世界ではこういうことはめずらしくはないのですが、期待度がかなり高かったので、私としては本当にショックでした。惨敗続きの愛馬生活から、やっと勝ち負けできる馬にめぐりあったというところだっただけに、この戦線離脱は今の私にはかなり堪えました。これにより再び稼働馬なしという状況に逆戻りです。(T-T)
 情報を知ってから数日たってやっと気持ちも落ちついてきたところですが、こうなってしまったのを悔やんでも仕方ありません。幸い1勝していることで、焦る必要も慌てる必要もないので、まずはゆっくりと休んで完治してから戻ってきてほしいです。こういう状況になると本当に1勝していることの大きさを痛感します。能力を見せていても未勝利戦が終わるまでに勝ち上がれなければ、お払い箱のこの世界で、故障したらその時点で赤信号が灯ったようなものです。現にスクデットが能力を見せながら故障続きで引退を余儀なくされているだけに、なんでもいいからまず1勝するということの大切さを改めて感じました。
 プライズの様態ですが、「屈腱炎ではない」ということなので、最悪の事態は免れたとは言えますが、屈腱炎という言葉が出てくるくらいだから軽症でもないようには感じます。そういう意味では、かなりの長期休養も覚悟しなければいけないかもしれません。でもまあ、先ほども言ったように1勝していることで焦る必要はないので、ゆっくりと治してほしいです。この休養で成長を促せればそれもかえって良かったということになるかもしれないし、さらに大きくなってターフに戻ってくることを期待して待ちたいと思います。

H16.12.10 番外編!シルキーヒロインの息子がG1に出走!(^_^)v
 今日は、出資馬ではない馬について話したいと思います。今週の日曜日に朝日杯FSに出走するシルクネクサスなのですが、この馬は実は私の初めての愛馬シルキーヒロインの息子なのです。シルキーヒロインは私の初めての出資馬だったこと、初めての勝利をプレゼントしてもらったことで、やはり今までの愛馬の中でもひときわ愛着のある馬です。さらなる活躍を期待されながれ屈腱炎で引退を余儀なくされましたのですが、超マイナー種牡馬のスターリフト産駒だったにもかかわらず繁殖に上がることができたのは幸運なことであるし、この馬の秘めたポテンシャルはかなり評価されていたということになります。そして、その息子が、なんとG1の朝日杯に出走するというのだから凄いことです。愛馬の息子ですから私にとっては孫みたいなものです。シルクという冠からもシルクHC所属の馬ということは分かると思うのですが、私がこの馬に出資しなかったというのは、今となっては痛恨の極みです。当時は勝ち星に恵まれず、目先の勝ちにこだわったために、地味な血統のネクサスに出資することを断念したのですが、まさかここまで凄いことになるとは当時は考えもできませんでした。今となっては、愛馬のヒロインを信じることができなかった自分に腹を立てている状態です。でも出資馬でなくてもヒロインの息子であることに変わりはないです。出資馬でなくても理屈抜きで応援できるというのも一口馬主の面白さの一つなんだなと実感しています。とにかく、かわいい孫がG1に出走することとなったのだから応援するしかありません。しかも、ただ参戦するというレベルではなく、現在2連勝中で、未勝利戦のタイムはデイリー杯のタイムよりも優秀だったということで、十分に勝ち負けできるという状況での出走です。血統的にはスタミナのあるタイプだし、母親のシルキーヒロインも切れる脚質ではなかったものの、最後まで決してばてない息の長い末脚が魅力の馬でした。ネクサスも母親の持久力を受け継いでいるでしょうから、早め早めの競馬をしてもそうは失速しないはずです。マイルはこの馬には短い感じもしますが、G1の厳しい流れであれば、かえって上がりがかかって、スタミナ豊富な馬の方が有利になるとも思うのですよね。とにかく、チャンスは十分ということで、今年の朝日杯FSはシルクネクサスだけを応援したいと思っています。皆様も馬券は買わないでいいので、どうぞ応援をお願いします。

H16.12.22 フォトグラフが帰厩しました!(^_^)
 まずは前回で報告しましたヒロインの仔シルクネクサスの朝日杯FSの結果ですが、残念ながらしんがり負けとなりました。道中はけっこう流れに乗っていたように思えたので、この感じなら直線も大丈夫かなあ、と思っていましたが、直線入り口でマイネルレコルトとディープサマーに並ばれると、走る気をなくしてしまったようで、直線は失速するだけという感じになってしまいました。未勝利戦をなかなか勝ち上がれなかったのも、この被されると走る気をなくすという悪い癖のせいだったので、この馬の悪いところが出てしまったということだと思います。でも、それは能力を出し切っていないということなので、今回の走りで見切ってしまうのは早計だとは思います。直線入り口まで気持ちよく走れる展開ならば、強さを見せてくれると思うのですよね。ただ、G1となるとさすがに楽な競馬はさせてもらえないので、ちょっと難しいかな、とは思います。とにかく、中途半端に負けていないことで、まだまだ諦める必要はないと思いました。ちなみに、今週のラジオたんぱ杯に出走する予定のようです。距離延長はプラスだと思うし、朝日杯よりは流れはゆったりするでしょうから、朝日杯の時よりは好走を期待できるのではないかと思っています。
 なお、今後も重賞に出走してくると思いますが、毎回報告していたのではけっこう大変なので、何か大きなことをしたとか、今回はかなり気になるという時にだけ、これからはこの馬の報告をしたいと考えていますのでご了承ください。
シルクフォトグラフ(2歳新馬)
 そろそろ帰厩してもいい頃ではないか、と前回の報告の時に述べましたが、私の希望どおりになんとか再び厩舎に入れてもらえたようです。入厩しなければ何も始まらない競馬の世界だけに、まずは無事に帰厩できたことを素直に喜びたいです。ただ、この馬の場合はまだまだ不安は多いです。前回入厩した時は、マジメに走らない気性から時計がまったく縮まらず、時期尚早ということで牧場に戻されているだけに、まずはまともな調教をこなせるようにならないといけません。今回もまたマジメに走らない状態が続くようだと、再び強制送還ということになるでしょうし、2度同じことをやってしまうと次に戻ってくるのはいつ声をかけられるか分からない状況になってしまうでしょう。ですから、まずは気性の成長を期待したいです。そうすれば、牧場での乗り込み量はそれなりだったのだから、けっこう早い時期にデビューを迎えられることになると思うのです。ただ、こういう気性ですからね。調教でマジメに走るようになったにしても、レースではまた悪い癖を出すということも十分にあり得ますからね。走らせてみないと分からないですが、この馬にはいろいろと苦労させられそうな気がしています。でもまあ、こういうやんちゃなタイプはレースに行ったらかえって良い結果を出すということもあるかもしれないし、マジメに走りさえすれば能力は高いかもしれないし、楽しみもそれなりには持っているんですよね。良い意味も悪い意味も含めてデビュー戦を楽しみにしたいと思っています。
シルクバッカス(2歳未入厩)
 この馬の現状ですが、14秒台のラップを出したり、終いだけ13秒台という調教をこなしているので、体調面の心配はあまりしなくてよくなってきたように感じます。ただ、「入厩して耐えられるだけ馬体がデキていない」というコメントがあり、まだまだ時間はかかりそうなのです。焦っても仕方ないのは分かっているのですが、未勝利のレースが9月までしかないことを考えると、5・6月くらいにはデビューできるようにしないといけないと思うのですよね。そうすると、その2月前くらいに入厩しなければいけないわけで、3月くらいには入厩しないとやばいということになります。あんまり遅いとレースを選べないという状況にもなるし、年が明ければあんまりゆっくりもしていられないと私は感じているだけに、なんとかあと2ヶ月くらいで目処をつけてほしいと思ってしまいます。期待のブライアンズタイム産駒なので、焦って再び故障してしまうというのも恐いのですが、未勝利戦に間に合わなかったというのでも意味はないので、これから2ヶ月が一つの山場かなと思っています。
シルクプライズ(2歳500万下)
 屈腱を痛めて療養中ですが、ようやく患部の熱が取れて、そろそろ温泉治療を開始するようです。全治何ヶ月という診断は報告されていませんが、熱が取れるだけでも時間がかかっていたので、やはり軽症というレベルではなさそうです。この感じだと短くても半年以上は牧場にいることになるのではないでしょうか。今のところは芝で結果を出している馬なので、ダート中心の冬場にレース復帰ということはないと思うので、最悪の場合は再来年の春ごろになるということもあるかもしれません。そう考えると本当に1勝していることの大切さを身にしみて感じます。とにかく、この馬の場合はゆっくりと完治するのを待つしかありません。

続きは日記の最後尾とつながります。

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