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2000形登場のお知らせ 1982年12月27日、高性能新型デラックス車両と銘打った2000形がデビューした。当時のインフォメーションでは異例とも言える3ページ(3/4)にわたる車両紹介がなされている。他に当時の話題として「新駅名(能見台)スタート」「子安駅新駅舎使用開始など」があった。2000形は早速元旦の初日号にも充当され、(このとき管理者2000形初乗車)インテリアのデラックスさと窓の大きさに驚かせられたことが非常に印象深い。 |
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2000形の内装(1) 登場当時は2扉固定クロスシートもさることながら、斬新なカラーリングも話題を呼んだ。当時の京急の車両はすべて青い座席の椅子が多かったので、ワインレッドとピンクの座席に目を丸くさせた人は多かっただろう。そして、木目調の妻板・土色の床も車内の暖かい雰囲気を醸し出している。ドア部の補助椅子も初めての試みであった。 |
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2000形の内装(2) 車端部は見合い式クロスシートとなっている。これは改造された2000形にもシート色こそ変わったが残されている。 |
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特急にも充当 2000形は主に快速特急の運用についたが、わずかながら特急として走ることもあった。写真の1Cは当時を知る人にとっては懐かしい「夕刻のC特」。たしか北久里浜が17時10分前後だったと思う。日によって旧600形が充当されることもあったが、2000形が来たときはわずかな区間の乗車ながら胸をワクワクさせ乗車したものだ。 |
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ブルーリボン賞を受賞 今までの様式をうち破る斬新な外観と車内設備が評価され、京急では初となる1983年の鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。写真は受賞を記念して発行された記念乗車券。当時では珍しいペナント式の乗車券だった。 |
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ファンタジックトレインみらい号運転 会社創立90周年を記念して、2編成を公募されたデザインに塗色した「ファンタジックトレインみらい号」が運転された。当時通学で17B(浦賀発7:57の通勤快特)で通学していた私はしょっちゅうこの車両に乗車していたが、残念ながら撮影していない。 |
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さわやかギャラリー号 沿線の幼稚園園児・小学校生徒が書いた絵画を広告の代わりに車内に展示するという「さわやかギャラリー号」が運転され、専用列車には前面に「さわやかギャラリー号」とペイントされた。当初は2011Fだったが改造工事により2061Fに変更され、約1年前まで運転された。 |
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2000形3扉車の登場 2100形の登場により主役の座を降りた2000形は、3扉ロングシート(車端部は従来通りクロスシート)化され、主に通勤ラッシュ時の通勤快特・線内特急や線内急行としてのみの活躍となってしまった。今年中には残念ながら全ての2000形は写真のような姿となる。 |
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さよなら2扉2000形記念乗車券発売 そしてとうとう2000形2扉車が8/27を最後に引退することが決定し、さよなら2扉2000形記念乗車券が発行された。乗車券は2000形が快速特急として頻繁に走行した品川−京急久里浜間というのこ心憎い。 |
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2扉2000形ファイナルラン開催告知 最後の運転は抽選で選ばれた方々を乗せ品川−三浦海岸−久里浜工場間を走ることに決定。同時に当日久里浜工場を一般にも開放し、2000形の撮影会なども行う予定だという。 |
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ファイナル記念ルトランカード発売 記念乗車券に引き続き、8/20からはファイナル記念のルトランカードが発売された。こちらは各駅で発売の他、車掌の車内販売という京急初?の試みがなされた。売れ行きは上々のようで、はやくも完売の駅がでるほどであった。 |
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セミファイナルラン実施 ファイナルランの1週前、京急同趣会・鉄道友の会共催の「セミファイナルラン」が実施された。これは両会の会員及び関係者を乗せ、ファイナルランとほぼ同様の行程で品川−三浦海岸−久里浜工場間を運転したもの。京急同趣会割り当ての車両(5〜8号車)にはオリジナルのサボも掲示された。久里浜工場では撮影会の他、両会ならではのイベントも行われた模様で、参加者を楽しませてくれたようだ。 |
いよいよファインルラン当日 (2000.8.27) |
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そして、2扉2000形は「伝説」の車両となった...。 |
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