2000形2扉車ファイナルラン開催!

とうとうこの日を迎えてしまった...。2扉2000形の最終営業運転の日である。
廃車になるわけではないのだが、沿線には原型2000形の最後の勇姿を目に焼き付けようと
多くのファンで賑わった。2扉2000形が愛されている証拠であろう。
そして抽選で当選した200組400名の招待者の人々が
品川駅よりファイナルラン列車に乗車。久里浜工場に向かい、最後の走りを堪能した。

行程

品  川

9:46
9:02入線
京急川崎

10:03
4番線入線

10:07
下り快特久里浜・浦賀行待避
神奈川新町

10:17
乗務員交代

10:18
 

黄金町

減速して通過

駅長が車内抽選会の当選番号を掲示
金沢文庫

10:36
乗務員交代

10:37
鷹啄文庫駅長乗車(抽選発表)
金沢八景

10:39
1番線入線

10:41
下り快特待避
京急久里浜

10:58
1番線入線

11:03
 

YRP野比

11:06
上り快特と交換

11:07
 
三浦海岸

11:11
引込線入線・(11:21上り入線)

11:27
冷房停止・三浦の夏を満喫?

YRP野比

11:32
 

11:33
 
京急久里浜

11:36
 

11:40
 

久里浜工場

11:51
久里工17番ホームに到着
上記以外の駅は通過。


  

■大混雑の品川駅
曇り空からわずかながら日の光が射す8/20朝、いつもは通勤列車である7C(2100形)で品川に向かう。7Cの品川到着は8:40。ファイナルランの受付開始は9時からだがすでに受付を待つ長い列ができていた。

■乗車記念品
あらかじめ受付で参加料2000円を支払い、引き替えに乗車証明書と記念品を受け取った。記念品には2扉2000形をデザインしたタオル、下敷き、2000形登場を知らせる京急インフォメーションなど。(右下のサンドウイッチは久里浜工場にて引換券と引換)

■いよいよ入線
9時過ぎ、いよいよ2扉2000形が入線。この時点ではまだヘッドマークがついていなかったが、入線後直ちに取り付け。四角い紫色のヘッドマークであった。側面には特製サボが↓...。                         

■乗車証明書
受付で乗車証明書を受け取り、8号車前方の専用乗車口より乗車。9:20頃乗車したがまだ先客はあまりおらず。それでも進行方向窓側はすでに満席だったため、進行逆(山側)窓側に席を陣取る。

■車内の様子
夏休みということもあってか、ほどんどが親子連れで車内は非常ににぎやかな雰囲気であった。通過駅を全て覚えているという強者の子どもも!


そして2扉としては最後の営業運転へ...

京急川崎 10:03/10:07
4番入線で快特待避。品川からここまでは2000形らしからぬ?減速での走行。多摩川橋梁以外ではあまりスピードを出していなかった。平和島ではファンサービスの為?超減速走行。
横浜 通過
川崎の高架を降り八丁畷付近から本来の走りを取り戻す。100kmは越えていたのではないか?花月園前を過ぎたあたりで減速。生麦にいたファンへのサービス?新町で乗務員交代。このころ車掌がポラロイドを持ってまわり記念写真サービス。
黄金町 通過
横浜を通過後はしばらくノロノロ運転。黄金町手前で超減速。どうやら第1回車内抽選会の抽選発表の為らしい。なるほど、黄金町(正式には日ノ出町?)の駅長さんがホームで当選番号のボードを持って立っていた。

上大岡 通過
普段は全列車停車の上大岡をあまり減速せずに通過。このような光景は滅多に見ることができないであろう。列車は上大岡より手前、井土ヶ谷あたりでスピードをあげる。このころから雲がとれ青空が広がっていたようだ。
金沢文庫 10:36/10:37
谷底の杉田を本来の走りで通り抜けた後、金沢文庫に到着。ここで乗務員交代と第2回抽選会の当選番号発表のため、金沢文庫駅長が列車に乗り込んだ。
金沢八景 10:39/10:41
1番線に入線。下り快特を待避。途中東急車輌前では数多くの社員の方々が手を振って見送ってくれた。そういえば2000形のうち東急車輌で製造された車両も何本かあった。

横須賀中央 通過
こちらも普段はお目にかかれない横須賀中央駅の通過。幾分ゆっくりとしたスピードで通り抜けていった。田浦付近での高速走行の後、逸見付近からはしばらくノロノロ運転。
京急久里浜 10:58/11:03
フェスタ会場が近いせいもあってか、駅ロケハン隊が1番多かったのがこの駅。駅案内板の掲示は「貸切」になっていた。
三浦海岸 11:11/11:27
いよいよ終着三浦海岸に到着。上りホーム入線は11:21、それまでは引込線で待避。

三浦海岸(引込線)
引込線に入り上り快特2本、下り快特1本を待避。この間規定により冷房停止。炎天下の下、「三浦の夏」を満喫することに!
津久井浜 通過
こちらもほとんどお目にかかれなかった津久井浜駅の通過。なんか違和感がありました。
久里工引込線
久里浜出発後、約10分かけて久里浜工場の引込線へ。入れ替えに2117Fが出場していったのを見て「1つの時代が終わったのか」と思ってしまった。

久里浜工場着 11:51
久里浜工場17番ホーム前ではラストランを終えた2扉2000形を迎える人々であふれていた。
セレモニー
到着後、2扉2000形お別れセレモニーが行われ、蛍の光のブラスバンドをバックに、2051F列車は長い警笛を鳴らし17番ホームを後にした。思わず涙する人も多かったであろう。
撮影会 13:30/15:00
他車両と並んで撮影会。さまざまな方向幕の掲示などが行われたらしい。終了時間間際まで人であふれていた。
    


今回のファイナルランは一般の参加者が中心とあって
おもに親子連れの招待客が多かったのですが、ファンだけでなく
子ども達をも飽きさせないさまざまな企画をなさったファイナルラン
運営ご担当者の企画には本当に頭が下がります。また各駅や
久里浜工場内で多くの京急社員の方のご苦労があったからこそ、
このイベントが何の事故もなく無事終了したのだと思います。
あらためて関係者に御礼申し上げたいと思います。

引き続き、ふれあい鉄道フェスタレポートへ