真珠腫性中耳炎ってなぁに?

一体耳の中で何が起こっているの?

 中耳炎と一言でいっても、色々な種類があります。真珠腫性中耳炎はその中の一つ。
鼓膜の内側にある中耳(ちゅうじ)といわれる場所に腫瘍ができる病気です
その腫瘍は悪性ではありません。しかし、厄介なことに放っておくと大きくなってきます。

中耳という所には、音を感じる神経へ鼓膜で受けた音の振動を増幅する小さな骨が3つあります。

 真珠腫は大きくなるにつれ、鼓膜から他の皮膚、音を伝える骨を溶かしながら入り込んでいきます。
さらには神経も取り巻いて大きくなっていきます。
ですから、放っておくと顔にマヒが出たり、脳にも影響が出てきます。

 早くに見つけて手術をする必要がありますが、今はCTやMRIといった優れた検査法がありますので、大体は早期に発見され合併症もほとんどありません。

 なぜ「真珠腫」というのか?
それは巻き込んで大きくなっていく腫であるからということと、手術をすると真珠のように白く光って見えるからです。

詳しくはこちら、慢性中耳炎参照


ブラウザの<戻る>ボタンで戻って下さい。