99/4/8の出張から帰国後,自宅がある川崎を離れていわゆる「モバイル」をしたのは,確か,以下の3回:
韓国からのローミング接続,1998年にも経験しており,そのときはほぼ問題なく接続できていた。今年の夏に,僕が利用しているプロバイダ,BIGLOBEが,安いほうのローミングプラン(現地ISPをアクセスするための専用IDを発給する方式)を廃止したので,安上がりの長期間ローミング接続が不可能になり,そのため,僕は実は韓国にもIDを持つ,ということをしている。
まず,iPassという,ローミング専用業者であるが・・・これが,この1年ほどで,かなり混み合ったためか,つながらないことが多くなっているのだ!それで,やむを得ず,韓国においては DACOM(Chollian)という現地の業者を経由することにしている。
もともと,BIGLOBE(PCVAN)とは縁が深かったところなので,相互の接続はネットワークさえ元気なら問題はまったくなし。
BBSの利用だけなら,月額15000ウォン(現在のレートで1500円)で,30Hのアクセス,それから,BBSから手動でPPPを起動するなら5Hまでのダイヤルアップ接続もできる。(ダイヤルアップ画面から,手動でメニューをナビゲートするのは結構面倒)
そういう常識を知らなかったため,前回の旅行でソウルについたときには,実はどつぼってしまったのであった。ダイヤルアップできない。なぜだー?と思いつつ,BBSの方に接続。よーく規定を読んだら,BBSとダイヤルアップ会員は違うので,直接ダイヤルアップには加入が必要。翌月から解約できることを確認してオンラインでPPP会員となる。3分後にトライすると速攻でアクセス可能になっているではないか!PPP会員も,月に15000ウォン,それで時間無制限だそうである。僕が利用したのは12日間だから,600円で無制限のアクセスができたことになるが,まぁ,実際は電話代の関係もあって,多分トータルで20時間も使っていないとは思うけど。
あまり知られてないかもしれないけど,POP3接続(メールのダウンロード)は,ISPのゲートウェイでブロックされていないことが多く,メールを読むときには,別のISPからPOP3サーバをアクセスして,直接ダウンロードできる。つまりはChollianなどでダイヤルアップして,そこから直接BIGLOBEのPOP3アカウントからメールのダウンロードができるという寸法。送信時は・・・書いちゃまずい話もあるのでここでは省略するけど,まぁ,現地でダイヤルアップできる環境があるなら,そこのSMTPサーバを使えば良いわけで,なにも日本国内のサーバに直接アクセスする必要もない。
ということで,海外からの接続を考えている人,特に10日を越える長期の旅行をされる方,実はローミングよりは現地のプロバイダに加入しておいたほうが安上がりなんてことも多いので,選択肢に加えてみては?(もっとも,MSNとかAOLとか,もともと多国籍のプロバイダに入るって手もあるけど・・・)
あ,あと,下の画像は,韓国で,たまにみかける,韓国オリジナルのモジュラージャックの形状である。正確には,日本やアメリカと同じ形式に変換するためのアダプターなのだが,差込口のピンの格好やらなんやらが見えるので,それを見てもらうために掲載することにした・・・と思ってスマートメディアから読みこもうとしたら!なんと!読めないではないか!スマートメディアがおなくなりになったご様子・・・合掌。