最近楽器屋にもあまり行ってないし，ということで，じゃマールを覗くことが多く，実は今回のもそれで見たバンドであーる。今回のはＷＷＷで，ｍｐ３ファイルでデモが聞けたため，たまに起こる「え？ああいう書き方でこの音なの？・・・物は書き様かぁ・・・」って事がないだろうと考えた。聞いたところではボーカルの女性の声が結構個性的で良かったので，他の曲も聞かせてもらうか，というつもりで出かけてみた。ライブの音源からだったため，ドラマーの音も大体分かったけど，ドラマーは今一つ期待薄ではあった・・・（実は，それで「ルイー○とかエッグ○ンで活動って，ブッキングで出てたんですよね？」と確認してみたら「大体ブッキングみたいなものです」と歯切れの悪い返事。ブッキングで出てたとしたら，上記２箇所は相当レベルが低いということになるんじゃ？？？という程度の演奏に感じられたためである。）
こないだの日曜日，待ち合わせ場所としては池袋の某店を指定される。この日鍵盤とギターも初顔合わせだったらしいが，最後の被面接者だった僕は３時に待ち合わせ場所に到着。リハの場所などについての話をした上でテープ２本を受け取り解散，その後去年末から続けている（これはこれでまだ音は出してないんだけどね）バンドのボーカル収録に立ち会うべく，某所に向かう。
持参していたウォークマンでテープをとりあえず聞いてみる。
ＷＷＷの方で聞けた音源は全部で３つあり，一つがライブから１曲丸ごとｍｐ３にしたもの，残りは「ＣＤ」を作ったそうでそこから２曲を一部抜粋の形で数十秒だけ載せてあったという寸法である。これを聞いた時点で「あんれ？ミディアムテンポで，ベースは全部８分の刻み，鍵盤はパッド系をベタ押し・・・全部アレンジ一緒じゃん！誰がやってるの，これ？」という疑問は当然沸いてくるではないか。それもあり，顔を合わせたときにはアレンジではなくてベースについて「ＷＷＷで聞いたのって，全部ミッドの８分刻みでしたけど，そういうアレンジなんですか？」と聞くと「前の人の芸風がそうだったんです」という返事。んじゃ，中身（テープの）は違うのかも，と考えていた。
・・・・が山手線の中で聞いているテープ，どこまで聞いても同じ曲（笑）そりゃコード進行やらイントロやらは違うんだけど，歌が始まると全部一緒なのであーる。なんというか，ヤマハのＱＹ−○×にコード進行とメロを入れて，一つのスタイルで演奏させたような，どこから切っても金太郎飴というか・・・
「もしテープ聞いてみて，この音楽性では，と思ったら連絡をください」
といわれていたので，夜中に，一応テープ全曲を聞いた上でメールにて連絡する。
さすがに翌日は連絡が来ず（笑），火曜日の夜に連絡が来た。結局は「基本的デモテープの路線は踏破しようと思っております」（原文のまま）とのこと。踏破ではなく踏襲するんだと思うけど，先方もなっとくの上で，この話は無かったことに。しかし，あれでは次のベーシストは見つからないのではと心配したくもなる？
・・・まぁ，今やってるバンドでいつかはどっかで会うこともあるかも知れぬ，それまでそのバンドが続いていれば，と感じた私なのであった。が，しかし，あのアレンジではなぁ・・・
んで，最近某友人とも話したんだけど，ネットワーク系のバンド系って，今一つレベルが・・・って話になりつつある。今活動してるバンドがそうならないことを祈りつつ，今日のお話はここまで。