2000/06/12 火事:久しぶりにどうでも良いネタを

久しぶりというのがどこにかかるのかわからないが,どうでも良い話なのはいつものことだから,いつもは良いネタだが今回は違う,という意味ではなく,
「ネタ」が久しぶり,つまり話が久しぶりなのである。

ということで,まずは写真をご覧あれ:

(Pentax LX, SMC-P M 50/1.4, Av 1.4, +1EV補正,Fuji Speria 400)

えーと…撮影したのが五月の中旬,場所は…「渋谷」とか「ホテル」とか見えてますねぇ ^_^;;
といってもワタシがホテル帰りだったんじゃなくって,この場所のそばの「Club ASIA」で,例のハードロックバンドのライブがあって,その帰り,打ち上げもどきの飲み屋に向かう途中,「バチバチ」という音が聞こえて,音の方向にたどりついてみたら火事だったというわけである。

火事になったところはご愁傷さまなんだが,少なくとも向かいのホテルじゃなくって良かったんじゃないかという気もしないではない。もしホテルだったとしたら,こんな写真を撮るのははばかられるような人達がぞろぞろこの辺に立ってたりして ^_^;;

一緒に見ていた人たちの中の,別バンドでも一緒の歌唄いの人はほんものの火事を間近でみるのははじめて,と言っていたが,僕自身はこれは2回目だったように思う。

1回目は小学校の頃…当時住んでいた家(借家だった)の,自家栽培という程度の大きさの畑(1a(アール)あったかどうかというもの)をはさんだ向かいが火事になった。玄関はガラスが結構張ってある引戸だったんだけど,ふと気づいたら,その扉を透かしてメラメラと炎が見えていたという次第。

上の火事も,身の危険を感じなかったが,その小学校の時の火事もなんか遠くの出来事という感じで,別に恐くはなかった…帰って,小さい頃は火事の夢を見ると寝小便するなんて言われていたので,火事を見たことで寝小便するのではないかという危惧の方が大きかったかも(笑)

まぁ,おかげさまで自分のところが火元になったことはないのであるが,喫煙者であるワタシは,実は朝はあまりタバコを吸わないようにしているのであーる。なぜかというと…情けない話だけど,出掛けに火をきちんと消したかどうか確信が持てなくなることがあるのよね。それで,心配になってついつい家に戻り,会社に着くのが遅れてしまうことがたまーにあったりして。そのたびにタバコを止めようかな?と一瞬悩んでしまうのであるが。

…あー,でもそういえば一度火をだしかけたことがあったっけ。

23区内,某キヤノンの現本社から一番近い某国立大に通っていた私なのであるが,修士論文の〆切直前は,ほとんど泊まりの連続で,しかも徹夜〜寝る〜おきて論文書き〜実験〜論文書き〜徹夜…というサイクルの繰り返しで,
アパートにもなかなか帰れなかったほどであった(日ごろサボっているとこうなる…)のだが,昼間起きていても,気を抜くとうつらうつら・・・という状態であった。

当時の研究室では,灰皿の中身と急須から出したお茶の葉,コーヒーの出がらしは,生ゴミとしてバケツに捨てていて,出がらしが水分を含んでいるので,こいつに吸殻を「ジュッ」と押しつけてタバコの火を消すなんてこともよくやっていた。そんなある日,タバコをじゅっと押しつけて横になっていたら,やはり眠くなってうたた寝をはじめてしまい…そして研究室の技官に起こされたら,自分のまわりが桃源郷…じゃなくって,真っ白な煙が充満。あ!と思って飛びあがって,トイレから水を汲んできて鎮火(?)した,なんてことがあったっけ。

さすがにしばらくへこんでしまって,研究室ではその後1週間くらい喫煙を遠慮した記憶がある。

書き始めてみてからちょっと取り止めがなくってこまっているのだけど(笑),火事を見るたびに,ついつい,タバコをやめようかな,と反射的に思ってしまう私なのであった。

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