これを書いている今日現在、フジテレビ系で夜のゴールデンタイムにバレーボールのワールドカップを中継している。プリンセス・メグとか、勝利の女神とか、いろいろ鬱陶しいというか読んでいる方が恥ずかしくなるような紹介テロップが流れてくるんだけど、まぁ、それは出演している彼女らの責任ではないからして。
また、札幌ドームでは、アテネオリンピックへの出場権をかけて、野球のアジア大会を開催中。全日本チームの試合は、まだ数日後からなんだけれども、監督jが長嶋ということもあり、いや、実は11月頭の三連休に試合があるようなら、妹夫婦の所にでも転がり込んで、全試合見ようかと思ったくらいだったりする。
ちょっと前までは、国際スポーツ大会ではないけど、日本シリーズとほぼ平行して、大リーグのワールドシリーズもやってた。よきにつけ、悪しきにつけ、松井選手らしいところで、好調とスランプの波の周期が長いところが出ていて、ああ、松井らしいなぁ、と思った。ジャイアンツファンとしても随分それに泣かされた(?)もんだし・・・
丁度10年ほど前に、1年間アメリカのカリフォルニアに居た。94年は冬季オリンピックがあった年で、えーと、トーニャ・ハーディングの例の事件(?)があった大会。毎晩、レイトショーとかでコントネタにされていたのもなつかしいけど、さすがにアメリカに居ると、日本の選手を見られることってとても少なかった。
どうやってみたのかは覚えていないんだけど、ノルディック複合かジャンプかで、日の丸+君が代のコンビを見た。それまであまり意識もしてなかったんだけど、また、正直、君が代の歌詞は、未だに気持ちにガリガリひっかかりはするんだけども、それでも異国で見る日の丸と、ともに流れてくる君が代のメロディは、ホームシックではないけれど、自分のアイデンティティを再確認していた自分の深いところに、何かの痕跡を残していったようだ。
それ以来というもの、実に恥ずかしい話なのかもしれないけれど、ダメなのである。国際大会で君が代が流れてきただけで、感動してしまうのである。もう、ばかねぇ〜と思うんだけれど、競技開始前ですらダメなのである(アホな・・・)。今回のバレーボールにしても、アルゼンチン戦の前に流れた国歌で、危うく暴発しそうになったり^^;
昨年(2002年)は、6月に韓国人の友人が二人、それぞれ間に1週間置いてソウルで結婚式。折から日韓共同開催のワールドカップの開催中。5月に旅行した時には、韓国側協会の盛り上げ運動が空回りしているような印象だったけれど、その後一部サポーターがはじめた「赤い悪魔」で火がついたように盛り上がっていた。結婚した二人を、それぞれ友人Kと友人Pとしておくけど、Kが結婚した日は、日本・ロシア戦が午後に、韓国・ポルトガル戦が夜組まれていた日。夜のポルトガル戦終了後に、半ば暴動状態(勝って暴動っていうのも変だけど、走っている車を止めて、そのルーフで跳ねたりしてたし)になった韓国というのも印象深かったけれど・・・ソウルは仁寺洞にある、安宿(2000年9月の旅行でも利用したところである)で、日本から到着して、すぐに地上波をつけたら全チャンネルで試合を中継中。
結婚式の時間までは、まだ相当余裕があったので、日本・ロシア戦をテレビで見物。で、見物してたんだけど、試合開始前に国歌演奏があってですねぇ・・・1.外国で、2.君が代、という状況の上、さらにまずいことには、3.日本の歌が禁止されている韓国で、という条件と、4.グラウンドの中継カメラが拾った各選手の声が放送されて、君が代の歌詞が韓国で流れた・・・という条件が重なって、不覚にも、ソウルの安宿で一人感動してしまったという。
さらには、その秋、釜山で開かれていたアジア大会を観る機会もあったんだけど、現地で聞く君が代というのもまた乙なもの。
んで、野球なのである。長嶋巨人対王ダイエーの日本シリーズの時だったか。ドームの1戦目で、松たかこの親父が朗々と歌っていたのも、まだ記憶に新しいんだけど、やはり今度のアテネオリンピックなのである。松井もイチローも出られないとなると、非常に悲しい気もする。まぁ、そのおかげで(?)アメリカからも、メジャーの一流どころは出てこないわけだけれど。やはり君が代と共にセンターポールに翩翻と翻る日章旗、というのを見てみたいわけだ。今からなら、まだ予約とかできるんだろうか???
うちの父親も巨人ファン。年齢は父親は長嶋のひとつ上。まぁ、結構いい歳なのだが。今まで海外というものに行った事がないので、親孝行のつもりで、アテネまで拉致って行こうか、などとも考えてみたり。ただ、韓国行くのと違って、えらく金かかりそうだけれど・・・まぁ、本当に日本が金メダルなんてことになったら、現地で卒倒しちゃうかも。君が代聞きながらね^^;
そういう先の話はともかく、まぁ、また明日も女子バレーボールの日韓戦を観ながら、君が代で涙腺が緩みそうな気がする筆者なのである。