ニコン

…そうなので,ある,ついに手を染めてしまった。

と,コンタックスのコーナーにも書いたのであるが,ニコンにも手を出してしまった。

きっかけは,というと,実はLX入手後に遡るのである。

ペンタックスのレンズ,同じスペックのものを作りつづけてくれないので,どうしても,人気がある中古レンズが出てしまうのである>ペンタックス。なぜ人気があるかというと…なぜなんだろう?(笑)ただ,MFの35mmのF/2とか,そういうレンズを今作ってくれていないのが理由なんだと思う。

それで,実はペンタックスから乗り換えようかどうしようかずっと悩んでいたわけだ。踏み切れなかった理由は,ペンタックスがニコンよりも小さいこと。もともとのきっかけが小さいってところにあったから,ニコンにはいけなかったというか。もっともブースター付きのEOS-1vほどじゃないのであるが。

6月某日。その日私は友人と共に,ソウルの東大門市場のはずれをさまよっていた。伝説のカメラ露天商を探していたのである。

果たしてそれは実在した。2軒。片方では,Ai50/1.2(s?)にF3をつけて,日本円で75,000円が言い値。もう一軒はペンタ部に軽いあたりがある物件で55,000円でAi50/1.4付き。後者を帰国直前に購入する。

モルト張り替えて,いざ出陣してみたら…スプロケットが空回りしてやがる(笑)36枚撮りなのに,50枚以上レリーズできてしまったではないか。あわててニコンサービスセンターに持参,ネジを締めてもらって,どうやら直ったらしい。

現在,当初よりついていたAi50/1.4の他に,Ai-S24/2, Ai-S35/1.4, Ai-S105/2.5というラインナップであるが,ペンタックス用に持っている70-210/3.5というレンズもマウントを交換すればニコンにもつくのである。なので,とりあえずは揃ってしまったのだが,上述のアクシデントのため,それぞれのレンズの具合をまだ確認できていないのである。が,手持ちの中では Ai-S24/2はタムロンの24/2.5よりはよさげだし,Ai-S105/2.5はカリッとした感じに写っている模様。

こういう単焦点でスナップをとっていると,広角と望遠の両方を揃えておきたくなるのは人の常。現在サブボディの選択に頭を痛めているのである。

そうすると折りも折り,ニコンからFM-3Aなる,New FM2の後継機種が出た。一緒にテッサー45mm f/2.8のコピーともいうべきAi-S 45/2.8などというレンズも出た模様であるが,本家が手元にあるから,とりあえず買う必要性を認めず。

1/4000"が出るし,一応AEもあるし,電池なくなっても全速出るらしいしで,店頭デモ品を触ってみた。

…が食指が動かないのである。この辺が僕はニコンファンじゃないんだな,と感じる点なのかもしれない。

ファインダーの視野率はしょうがないんだけど,どうも次の点が僕は気になって買う気には…

×…巻き上げ。AEロックの場所。露出補正ロックとフィルム感度設定。
これじゃなんだから,良いと思った場所も書いておくと
○…ファインダーの見え。追針式露出計。
ってな感じか。巻き上げは感触云々じゃなくて,分割巻きが出来ないというところなのである。普段LXを使っていて分割巻きを使うことが多いので,自然とF3でも同様の分割巻きになっているようなのだが,LXと併用しているSuperAなりProgramAでは分割巻き上げができないので,一緒に使っているとちょっとあせることもある。なのでニコンでもできれば分割巻きがしたいのだけど,そうなるとサブももう一台F3しかないのかな?

AEロック,露出補正,フィルム感度の3点セットで×を付けてしまったけど,これはAEを使わなければ問題じゃないんだろう,とは思う。んが,夜の繁華街スナップとか,落ち着いて露出計見てセット,なんてやってられないのも確かなのである。LXでも昼間はマニュアル,夜はAEってパターンが多いし…その辺が改良されたらFM-3Aは良いカメラなんだろうな,とは思うのだが。



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