ごらんのとおりにすごくきれいな状態だったんですけど、ネックの調子がいまいち。日本に戻ってネックはずしてみると、なんと3点止めのプレートの下にはドリルで2つ穴を開けた跡が。前のオーナーが無理矢理4点にして使ってたみたい。買ったときにチェックしとけばもう数十ドル安くなったんだろうな。音は気に入ってるからいいか。
改造点としては自分でバダスIIに載せ変えて(溝も切ったよん)、あとはネックがちょっと歪んでるんでフレット削りでごまかしてもらいました(原宿の松下工房さん)。ネックポケットも削ってもらって、ネックに適当な角度がついて弦高が下がるようになってます。パッシブですけど普段はSadowsky Preampをつないで弾いてるかな。'63 Jazzよりも最近は出番が多いベースですね。
余談的うんちくですけど、こいつのシリアルってS88 XXXXXという格好で、普通のフェンダーより桁が一つ多いんですよ(普通の'78といわれるフェンダーは
S8XXXXX という格好)。いろいろ調査してみたんですけど、どうやらこのS88+5桁っていうのは、ジャズベにしかないみたい。ノブはストラトみたいに数字が入っているやつ。ポットの製造年月を見ると1979の2月頃なんですが・・・どうもS88のジャズベってのは、1978年の暮れあたりにボディやらネックを作って春先にアッセンブリーしてるんじゃないですかね?
もし皆さんがS88と書いてある「'78ジャズベ」を買うとしたら、店頭でポットデートを調べてもらってください。そいつが'79なら、数千円は安くなるんじゃないですかね?もし「オリジナルポットじゃない」ってことになったら、今度はノン・オリジナル割引でやっぱし数千円は・・・で、それくらい調べてくれない楽器屋さんではオールドとか中古を買うのは恐いなぁ。
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