第十二話 留守番電話事件
それから、私はCTRL+ALT+DELで、強制終了できることを発見した。
そして、メモリが足りないときは、このコマンドで、
たぶん使っていないだろうと思われるプログラムを強制終了させてメモリを確保した。
主に、名前に「TEL」の3文字が含まれているプログラムを終了させていた。
そんなある日、事件は起こった!
その日、家に帰ってくると、
「パソコンで何いたずらしたの!」
何のことかと聞くと、
「電話中に留守番電話のメッセージがはいった。」
というのだ。
早速パソコンをつけて、留守電機能を確認。
OFFになっている。
とりあえず、ONにして、もう一度OFFにし、OK。
しばらくして、電話がかかってきた。
親が受話器を取る。話している。すると、
「ただいま、留守にしております。・・(以下略)」
あれっ?!
急いで二階に行く。パソコンが起動している。
なにー!
そこで私は、留守電機能の開始時間の設定を、呼び出し音が50回以上なってからに設定するという荒技にでた。
電話がかかってくる。
受話器を取る。
話している途中、呼び出し音が3回なったのと同じくらいの時間しかたたないうちに、
「ただいま、留守にしております。・・(以下略)」
なにー!
わたしは、電話がかかってきたら、すぐパソコンのある二階へ行き、手動で留守電機能を止めるという作戦を立てた。
「ぷるるる・・・」
きたー!
ダーッシュ!
間に合う。
再生が始まり、止めるコマンドが表示される。今だ!
瞬時に手動で止める。
ふう・・・・、
やってらんねぇ!
その後、電話線を抜くというすばらしいアイディアを思いつき、抜く。
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