第六話 サウンドレコーダー事件


 またある日、友人の家で新しいパソコン遊技法を入手した。
 サウンドレコーダーに自分の声を録音し、逆転再生や再生速度変更などをして楽しむというものだ。
 家に帰って早速トライ!
 サウンドレコーダーを起動し、録音ボタンを押して、まずはCDの音楽から。
 再生。
 成功!存分に楽しむ。
 今度はマイクに向かってしゃべる。録音。
 ・・・?
 波形が表示される部分の線が、ほとんど変化しない。
 再生。
 全く聞こえない。
 友人に相談してみると、音量が小さすぎるのではないかといわれた。
 再びトライ!
 再生・・・聞こえない。
 「音量を上げる」を何十回もクリック本体の音量も上げる。再生・・・、
 大音量時にスピーカーに発生する「シー」の音の中に、 テレビなどの音量を0にしたときスピーカーに耳を当てると聞こえてくる音と同じくらいの音量で、 かすかに声らしきものが聞こえる・・・
 今度はパソコンに詳しい友人に相談。設定が原因ではないかと言われた。
 その後、ボリュームコントロールなるものを発見!でもだめ。
 さらに2、3日後、それのプロパティーで、再生、録音、その他のどの音量を調節するのかを選択することを発見
 やっと録音することができた。


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