第一話では、主人公は、メトロン星人に空間をゆがめられた町ではじまる。メトロン星人を探すのだが、
周りは塀だけで、一本道は自動的に前へ進み、T字路で右か左を選ぶだけしかない。
そのうち扉を発見し、入ってみると、二つの扉が。どちらか選ぶとまた二つの扉。
それが続くので、説明書のヒントを見ると、
「あなたが迷い込んだのは歪んだ空間です。無理に出口を求めるよりは、メトロン星人を探しましょう。」
だ・か・ら、そのメトロン星人はどうやって探すんだよ!
そのことについては何もかかれていない。
仕方がないので、なおもしつこく扉を開け続けていると、突然メトロン星人が現れて、「わっはっはっはっは・・・」と
笑い続ける。すると、ウルトラセブンが現れ、あとは勝手にウルトラセブンがメトロン星人を倒すシーンを眺めるだけ。
第一話クリア。
そして、第2話で、ウルトラセブンの秘密を強引に見せつけられた主人公は、「ウルトラ警備隊に入隊してくれ」と言われ、
入隊テストを受ける。
この入隊テストは2種類あるのだが、実技テストは簡単。問題は、知識テスト。
「アンギャー!」と変な声がして、「この鳴き声の怪獣はどれ?」。三沢だが、さっぱりわからないマニアックな
問題ばかり。ウルトラマンのバルタン星人のような有名な特徴のある鳴き声の問題はない。
車の写真が出て、「このマシーンの名前はなに?」。やっぱりマニアック。「ビークル」「ローバー」「ポインター」とか、
訳の分からない名前が三沢に並ぶ。
そして合格すると、あとはウルトラセブンとなって敵を倒していく普通のステージとなる。
(不合格になっても、何度でも受けられる。)
ただし、アクションではなく、ルーレットで攻撃を決めて、やっつけるというもの。
また、戦い以外の場面では、Aボタンでセブンに変身するのだが、
変身しなきゃいけない場面では、ちゃんとAボタンを押すよう画面に指示が出て、
それ以外の時に変身しようとすると、セブンが、「ここで変身したら、誰かに見られてしまうぞ。」といって、
変身できない。
最後に、一番おもしろい遊び方は、ウルトラ警備隊に入隊するときにする。
セブンが、「ウルトラ警備隊に入隊してくれ。」といったら、「いいえ」を選ぶ。すると、
「何をためらっているんだ。」
などという。そしてまた、「いいえ」。すると、
「そうか。無理を言ってすまなかった。」
といって、終わり。オープニング画面に戻る。
このシーンのがっかりしたウルトラセブンのしぐさと表情は、何ともいえない感動を覚える。
これが「ウルトラセブン 地球防衛作戦」である。