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ほっとする禅語70

書名:ほっとする禅語70
著者:渡會 正純
書: 石飛 博光
発行所:二玄社
発行年月日:2003/2/25
ページ:157頁
定価:1000円+税

禅語は良く聞いたり目にすることがある。その禅語を書道家石飛博光氏が書に書いて、石川県輪島市にある総本山總持寺祖院の副寺。りょうごんじ(りょう巌寺)住職の渡會正純(わたらい・しょうじゅん)氏が優しく分かりやすく説明している。禅語の意味の深さ、達人の筆の自在さを楽しむことが出来ます。

「日々是好日」どんな日も良い日だと思いますか?、「喫茶去」嫌いな人にも一杯のお茶を差し出せる余裕、「行雲流水」自由に生きていこう、「一行三昧」何でも良いから一つのことに邁進する、「老婆心」若い人も男の人も老婆の心になれます、「回光返照」世間を気にせずあなたの実力を見て、「一期一会」人には丁寧に会ってこそ、「莫妄想」自分で心配の迷路を作っている人へ、「悲思量」身なりを整えまっすぐ座り生きを整える、「あるべきよう」あなたはあなたのままでいい、

「空」縁があったから出逢った縁がなければ、「竹に上下の節あり」松に古今の色なし、「月は青天に在り水は瓶に在り」ありのままの姿が一番大切なスタンス、「默」黙っていた方が伝わることもあります、「時時勤払拭」(じじにつとめてふっしきせよ)毎日やることに意味がある溜めちゃだめ、「柳緑花紅」斜め斜めに捉えていませんか当たり前ということ、「放下着」なんだって捨ててしまいなさい。

読んでみて癒やされる禅語が70撰です。時たま手にとって読んで見たい本です。

曹洞宗大本山總持寺祖院 
http://www.wannet.jp/noto-soin/index.html