書名:箱根の坂(上)
著者:司馬 遼太郎
発行所:講談社
発行年月日:2004/6/15
ページ:400頁
定価:648 円+税
書名:箱根の坂(中)
著者:司馬 遼太郎
発行所:講談社
発行年月日:1987/5/15
ページ:350頁
定価:440 円+税
書名:箱根の坂(下)
著者:司馬 遼太郎
発行所:講談社
発行年月日:2004/6/15
ページ:480頁
定価:695 円+税
時は応仁ノ乱で荒れる京都、室町幕府の官吏、伊勢氏一門の末席(備中伊勢といわれいる)に、伊勢新九郎、後の北条早雲がいた。伊勢氏、小笠原氏、今川氏は武家の礼法、有職故実の三家。伊勢新九郎は家伝の蔵作の職人。職人としてそれなりに生涯を送ることをとくに疑問とも思っていないところ、、守護・今川義忠の妻となった千萱からの救援を求められ、彼の今までの生き方を激変させる。
守護・今川義忠の死によって残された千萱と嫡子・竜王丸を後見するために駿河に行く。室町幕府の力はなきに等しく、国人・地侍たちが力を持ち始めていた。今川家の相続問題千萱と嫡子・竜王丸の保護を確実なものとするためには国人・地侍たちの信望を得て力を持たないとう変化を鋭く先取りしながら、政敵を退け、伊豆を支配して、箱根の坂を越えて小田原攻略に成功する。北条早雲の一生を描いた傑作長編小説です。
主役と得をしたものが誰もいない。そして何で10年もの長い間戦っていたのか良くわからない応仁の乱。でもこれによって室町幕府の力は衰えていまい。守護地頭の権力も、関東支配も危うくなっている時代。稀代の天才北条早雲の活躍を描かれています。