書名:Sの継承
著者:堂場 瞬一
発行所:中央公論新社
発行年月日:2013/8/25
ページ:572頁
定価:1,900 円+税
2013年捜査一課特殊班を翻弄する毒ガス事件が前橋市で異臭事件が発生する。65人が病院に運ばれ、2人は意識不明の重体。異臭の発生源の魔法瓶がおかれたところになぜか白骨死体がみつかる。その白骨死体は五輪前夜の1963年年に計画されたクーデター(実施されず)の亡霊か?1963年の事件とこの毒ガス事件を繋いで日本に大革命を起こす事件を描いている。50年の時間を隔てて革命亡霊が出現する。長編小説です。
著者は過去の事件、場所などを発掘しながら自分の小説に取り込むことが旨い。したがって現在をモデルにしていながら過去と何らかの繋がり、因縁なんかを感じる作品になっています。
Sの継承 堂場瞬一著 不気味なテロ犯罪を描く小説
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO61343010Z11C13A0MZB001/