書名:眠狂四郎弧剣五十三次
著者:柴田錬三郎
発行所:新潮社
発行年月日:2001/11/20
定価:895 円+税
水野越前守忠邦の側用人武部仙十郎の密命により、徳川幕府に不穏な動きをしている薩摩藩など西国十三国の謀議を探るために東海道を西に上る眠狂四郎。江戸日本橋で、岸和田藩主の懐から十三国の謀議連判状を巻き上げるところから物語は始まる。五十三次の宿駅ごとに待ち受ける各藩の様々な刺客と対時し、京都三条大橋までの旅。五十三次の各駅の風物、人情、街の雰囲気などを織り交ぜながら西へ西へと導いてくれる.雑学もいっぱいの本です。750ページの大作ですが、次々と引き込まれていって気がついたら三条大橋で最後の強敵を円月殺法で倒すところで終わっている。