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流行性感冒

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書名:流行性感冒
著者:内務省衛生局
発行所:内務省衛生局
発行年月日:大正十一年三月三十日(1922年)
ページ:484頁

100年前に流行したスペイン風邪を記録した「流行性感冒」という本です。2008年に平凡社から再版本も出ていて、2020年4月にも再度出版したとの情報もあります。大流行の後でまとめられた「流行性感冒」は国立国会図書館デジタルコレクションに収録されておりダウンロードすることも出来ます。

1918年8月~1921年7月第1波から第3波まで3回の感染拡大が起こった。感染者数2380万人、死者39万人。出典「流行性感冒」スペインかぜはH1N1型インフルエンザウイルスが原因とほぼ特定されている。1918年に島村抱月(恋人の松井須磨子は抱月死後自殺)が、1919年に大山捨松、辰野金吾がスペインかぜにより死去している。

流行性感冒 - 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/985202
流行性感冒 - 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1148597
「流行性感冒」 内務省衛生局著 (1922.3)
https://www.niph.go.jp/toshokan/koten/Statistics/10008882-p.html