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源氏物語について雑談を!

源氏物語について雑談を!
http://princeyokoham.sakura.ne.jp/smf/index.php?topic=37085.0

源氏物語はいろいろな人が現代訳を付けていますが、一番最初に読んだのは円地文子訳、そして与謝野晶子訳、2年ほど前に瀬戸内寂聴訳『女人源氏物語』谷崎潤一郎訳はちょっと興味が湧かなくて手をつけず。『現代京ことば訳 源氏物語』は音読を楽しんでいる所です。私の知人が原文で読む源氏物語、ようやく全部読み終わったとか?5,6年掛かったと言っていました。一人ではなく輪講で、順番に読み込んでいくやり方。国立国会図書館デジタルコレクションにも収蔵されています。
今、私のKindleに「与謝野晶子訳源氏物語」が入っています。時間を見つけて読もうかなと思っています。

昔は岩波書店、筑摩書店、平凡社などの堅い堅い本を読むと少しも進まない。嫌になるくらい読み進めない。若い頃はそんな本でも睡眠薬代わりに読んでいましたが、港北ニュータウンに移り住んで都筑図書館が出来てから、本は自分で買って読むモノという方針を全く変えて、借りて読むことにしました。すると自分で買うときは凄く、慎重に積ん読にならないかなど検討に時間をかけましたが、図書館だと見た瞬間適当に借りてくる。また自分では絶対買わない本を片っ端から借りてくる。したがって難しい本は少なく、読みやすい本ばかりになってくる。したがって年間300冊以上読むようになった。よく速読ではといわれますが、本というのは中の内容が60%位知っている位が熱心に読める。だから歴史でも登場人物の名前が直ぐ出てくるようになる。やった仕事も思い出す。そのようになると結構早く読めるようになる。したがって戦国時代と明治維新の頃は登場人物と変な主張が多すぎるのでなかなか読むのが難しかった。でも何回も繰り返し同時代のものを読んでいると自然に憶えてくる。すると集中できるので理解も早い。そんな感じで1ページを1分位で読む、それより早いとき遅いときもありますが、大体400ページの本は400分、6時間40分位読むことになります。最近は判りやすい、易しい本が多く、骨のある本は段々敬遠されてきていますが、昔の四書五経で育った世代は語彙の数が全く違います。私の母の世代でもやっぱり、私よりは凄く多かった。また言い回しに使う語彙が適切だったと思います。私の好きな柴田錬三郎の文章は凄いと思う。筆力の違いにびっくりしますね。

与謝野晶子訳
「与謝野晶子訳源氏物語」
谷崎潤一郎訳
「谷崎潤一郎訳源氏物語」
窪田空穂訳
窪田空穂訳「現代語訳源氏物語」
円地文子訳
「円地文子訳源氏物語」
田辺聖子訳
「新源氏物語 (田辺聖子)」
橋本治訳
橋本治訳『窯変 源氏物語』
瀬戸内寂聴訳
瀬戸内寂聴訳『女人源氏物語』
大塚ひかり訳
『大塚ひかり全訳 源氏物語』
中井和子訳
『現代京ことば訳 源氏物語』

[源氏物語] - 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2610937?tocOpened=1
源氏物語絵巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2611046?tocOpened=1
源氏物語 - 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2610104