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孤宿の人

書名:孤宿の人(上)
著者:宮部みゆき
発行所:新人物往来社
発行年月日:2005/06/21
定価:1800 円+税

書名:孤宿の人(下)
著者:宮部みゆき
発行所:新人物往来社
発行年月日:2005/06/21
定価:1800 円+税

久しぶりに宮部みゆきの時代小説を読んだ。モデルは鳥居 耀蔵、丸亀藩がベース。でも架空の物語。作中では丸海藩。「加賀殿」。勘定奉行まで勤めていた加賀殿を死罪にも出来ずに処置に困った幕府が丸海藩に送られてくる。死なれてしまっては藩の責任。加賀殿を巡る藩の役人達の葛藤、藩主一族のお家騒動が相まって物語りが展開する。阿呆から名付けられたという「ほう」という一人の少女、加賀殿から「呆」という名前から「方」という名をつけて貰う。最後にはお前はたからだと純真な気持ち。「宝」と名付けられる。この少し知恵の遅れている「ほう」が主人公。