般若心経に学ぶ - つみかさね
https://3yokohama.hatenablog.jp/entry/2022/05/13/185143
【第1回:般若心経に学ぶ】
花園大学総長 横田南嶺 | 禅・仏教講座「禅とこころ」
https://www.youtube.com/watch?v=rkXeP2VFQD0
花園大学総長(臨済宗円覚寺派管長)横田南嶺さんの「般若心経」講座の第一回目の録画です。写経等でも良く知っている般若心経ですが、その中身を知っている人は少ないのではないでしょうか?一生掛かっても判らないままかも知れません。学生向けに公開している講義録です。禅宗の専門用語をなるべく使わずに、一般の人でも理解出来るように工夫をしながら軽快にお話は進みます。あっという間に時間が過ぎていく。今回は「空」何もない。をテーマに「般若心経」の入り口に至る話でした。
渋滞が
うれしい彼女
送る道
嫌な人はいない
嫌だと思っている
自分がいるだけ。
世の中は常に変わっていくもの、変わらないものはない。諸行無常
自我もないのですよ。諸法無我
自分の五官も感じ、見ている。確かか?その見ているものは脳の錯覚かも知れない。とらわれない、こだわらないそんな見方が出来るようになることが苦行から逃れる道と説きます。横田南嶺は良くテレビなんかにも登場する弁の立つ人ですが、普段とは違う気合いの入ったお話です。12月まで4回ほどの話をされる予定とのこと。コロナウィルスのお陰でオンラインで聞けるご縁に感謝ですね。
花園大学総長 横田南嶺(プロフィール)
1964年和歌山県生まれ。
1987年筑波大学卒業。在学中に東京 円覚寺派龍雲院小池心叟師家のもとで得度し、卒業と同時に京都建仁寺僧堂で修行。
1991年円覚寺僧堂で修行、足立大進前管長に師事。
1999年円覚寺僧堂師家。
2010年に臨済宗円覚寺派管長に就任。
2017年12月、花園大学総長。
著書に『禅の名僧に学ぶ生き方の智慧』『人生を照らす禅の言葉』(ともに致知出版社)『二度とない人生だから、今日一日は笑顔でいよう』(PHP研究所)『祈りの延命十句観音経』(春秋社)、CDに『「十牛図」に学ぶ』、DVDに『照らされて光る』 (致知出版社)などがある。
臨済宗 円覚寺派本山 円覚寺HP
http://www.engakuji.or.jp/
「建学の精神」である禅仏教による人格の陶冶をテーマに、「禅・仏教講座」として開設しています。禅の世界をあらゆる角度から捉え感得するため総長、学長、仏教学科教員を中心に授業を展開し、その他、いす坐禅・読経など実践を行います。
「知識としての禅」から「感じとる禅」への転換をテーマとし、「自分だけにしかないいのちを生きる」ことを目標とした講義です。
なお、学生向けに配信している総長講義のみ、順次公開させていただきます。
禅的仏教精神による 人格の陶冶(とうや)
随処作主 立処皆真
(臨濟録)ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり
随処に主と作れば、立処皆な真なり
臨済禅師は、「随処に主と作れば、立処皆な真なり」とおっしゃっております。どこへ行っても主になって、主体性を失うな、主人公になれ。そうすればその人の行動には間違いはない。こうはっきりと示しておられるのですが、これを、どこへ行っても自由に勝手なことをしてもよいというお言葉と解釈するなら、大変な間違いだと言わねばなりません。
「随処に主と作れ」とは、威張れということでもなければ、自由に勝手なことをせよということでもありません。どこへ行ってもその場所を愛せよということです。愛情を持てということなのであります。
禅語「随処作主 立処皆真」: 臨済・黄檗 禅の公式サイト
http://www.rinnou.net/cont_04/zengo/100701.html