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幻香

書名:幻香
著者:内田康夫
発行所:角川書店
発行年月日:2007/07/31
ページ:345頁
定価:1,600 円+ 税

浅見光彦のもとに届いた見知らぬ女性からの1通の手紙、香水の香りが漂った。手紙には「4月10日午前9時、栃木市の幸来橋へきてください。でないと、私は死ぬことになります」と奇妙な文面、やむを得ず現場に駆けつけた浅見を待ち受けていたのは2人の刑事、それと鯉に餌をやる老人だった。

その時新進気鋭の調香師・戸村浩二が近くで殺されていた。事件に巻き込まれた浅見は、被害者と手紙の差出人の接点を追って、10年前に殺害された天才調香師・国井和男の事件へとたどり着く。その後の展開は内田康夫の浅見シリーズとおなじように手際良い論理展開で事件を解決に、三人の美人が登場するのも楽しい。