書名:Hello,CEO.
著者:幸田 真音
発行所:光文社
発行年月日:2007/9/25
ページ:389頁
定価:1600 円+ 税
外資系のクレジットカード会社に米国本社からの意向によりリストラの嵐が、信頼していた上司、周囲の先輩達がリストラの対象となり、職場を去っていく新しい上司の方針と合わなくなった27歳の藤崎翔は会社を去ることになった。
その後離職した上司、先輩達と共にベンチャー企業を立ち上げることになった。
藤崎翔が社長として新しく会社を興すために、既成概念にとらわれないビジネス展開をしていこうと仲間達と毎日のように議論をする企業のスタートアップの様相を詳しく描いている。
ベンチャー企業の立ち上げ、サクセスストーリーです。幸田真音の得意とする分野、金融関連です。幸田真音の小説はわかりやすいビジネス文書がベースのような気がする。どこか人間味が感じられない。何故、語彙が少ない。教養も少ない。日本語の素養がないので、わかりやすいでも読んで後に残るものが少ない。余韻のない文章、最近そんな作家が多いような気がする。鬼籍に入った先人の作家達はもっと日本語の素養と、教養、語彙が沢山あった。そんな気がします。