書名:結婚の条件
著者:森村 誠一
発行所:角川書店
発行年月日:2004/02/05
ページ:284頁
定価:1300 円+ 税
あるところでちょっとカレーのルーを買いに出掛けた娘が交通事故でひき逃げに会う。ちょうどその日は刑事である父親と、父の部下の刑事が来る予定だった。ひき逃げ犯は捕まらないまま5年の歳月が。
恋人の打算で会社を経営している一族の娘と結婚するために、振られてしまった女。失恋を癒すために10日の旅にでる。中央線に乗って何気なく松本へ、そこから上高地へとやって来た。宿の予約もせず、行き当たりばったりの旅、その日泊まるところが無くて困っていた。そこで出会った山男の機転で宿が取れた。山男は穂高に登っていった。
2日ほど上高地を一人で散策して東京へ戻ろうとしていたところに、山男は戻ってきた。そんな出会いから山男と結婚する。実は彼は東京近郊の小さな都市の市長の息子だった。親父の市長の体調が悪くなったことで、会社を辞めて市長に立候補する。そして当選。サラリーマンから市長へ、普通の奥さんから市長夫人に。
男にも女にも人に言えない過去が?この過去が順風満帆の生活に大波乱が?