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蒼の悔恨

書名:蒼の悔恨
著者:堂場 舜一
発行所:PHP研究所
発行年月日:2007/6/8
ページ:428頁
定価:1800円+ 税

連続殺人犯・青井猛郎を追い詰めた神奈川県捜査一課真崎薫だったが、10分ほど前にコンビを組んだ女刑事赤澤奈津をかばった一瞬の隙をつかれ深手を負い青井の逃走を許してしまう。まったく手がかりのないまま一カ月が経ち、退院した真崎は、捜査に復帰を願うも、担当からははずされており、休暇を命じられる。警察にとってミス、不祥事を黙って見逃してはくれない神奈川県警。ならばと、独自に捜査をはじめてしまう真崎だったが......。はぐれ刑事の活躍は?

横浜を舞台に孤独な戦いが始まる。協力者は女刑事赤澤奈津。それと今まで培ってきた情報源の人脈、やくざあり、ホームレスあり、中華街の影の支配者など。横浜の街を舞台にしているが、横浜の暗い、汚いイメージがつきまとう。結構怖い街に描いている。もう少し綺麗に描いて欲しかった。ハードボイルド・エンタテインメント。