書名:ひかりの剣
著者:海棠 尊
発行所:文藝春秋
発行年月日:2008/8/10
ページ:319頁
定価:1600円+税
医学部剣道部の象徴的大会医鷲大会に参加する医学部のある大学の東城大学剣道部主将の速水晃一と帝華大学医学部剣道部主将清川五郎、二人は東城大の猛虎、帝華大の伏龍と並び称され互いに鎬を削り、覇権を争うことになる。医学部には運動、スポーツが得意なものは少ない。象徴的大会医鷲大会に参加するにも5人の部員を揃えるにはその年の新入部員を当てにしているところが多い。そんな医学部剣道部の活動を描いている。全大学の大会であれば予選すら突破できない部員達のそれなりに必至な様子が伝わってくる。劇画のような判りやすいストーリー。海棠作品は判りやすいが、後に残るものが少ない感じがする。