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「地球温暖化」論に騙されるな!

書名:「地球温暖化」論に騙されるな!
著者:丸山茂徳
発行所:講談社
発行日:2008/8/11
定価:1400円+税

著者は東京工業大学大学院の教授で地質学者です。最近ようやくですが、地球温暖化狂奏曲(二酸化炭素犯人説)に踊らされている世間に警告を発する常識ある人が増えてきたように思います。地球の大きさを3mの球に例えると表面1cmが大気、その大気の大部分99%が窒素(75.35%)酸素(23.07%)アルゴン(1.283%)でしめられています。では今、盛んに騒がれている二酸化炭素は0.054%です。(質量比)これをppm(100万分の1)で表すと350ppmになります。毎年1ppmづつ増えていることなります。(これが確信犯と言うことになっている)

 地球上の雲が1%増えると気温が1℃が下がります。全体では約50%の雲があることになります。この雲はまだ良く分かっていないところがありますが、地球の磁場と宇宙線によって増減することが知られています。太陽の日に当たったときと、雲に覆われたときに気温の違いは即、実感できると思います。地球の温暖化と言いながら、実は太陽系、強いては宇宙全体の仕組みの解明ができないと真の原因が分からない領域です。著者も述べていますが、「IPCCのように学者4000人も集まって二酸化炭素が原因だと決めつけたのだから間違いがない」という意見もありますが科学は民主主義、多数決ではない。歴史の教えるところですね。4000人が都合の良いデータばかり集めて(全員とは言いませんが)結論を出したときにきっちりとした議論が出来る場であったか?、国や市役所なんかの市民を集めた○○委員会などと同じように事務局が作成した報告書を審議した場合と同じように4000人の意見よりは事務局が優先されている場合が多いので、でないと絶対にまとまらない。
 またそう結論づけることで得をする人が科学的な問題を政治問題へすり替えてしまっているのが現在の地球温暖化狂奏曲(二酸化炭素犯人説)ではないでしょうか?

 著者はこんな温暖化の危機(これは贅沢な危機)よりもっとやるべきことがあると提案している。勿論、枯渇する化石燃料を少しでも寿命を延ばすための省エネルギーも必要ですが、それより毎年8000万人づつ増えている人口問題、食料問題を考える方が先。少子化、高齢化を何とかしようと騒がずに、人口7、8000万人位で暮らしていける日本という国の設計をしていくべきではないか。(国家100年の計)
 また人工的に作り出されている自然界にはなかった物質(ナノ、マイクロのレベル)、年間2000個位が増えている、これが水に溶けている。これは誰も経験したことがないのでどのような影響が出るか全く未知の問題。便利、経済原則だけで人工的な物質をこのまま作っていっても良いのか?と警告しています。

温暖化については著者は逆に寒冷化していると言っています。またそれは5年から10年で結論が出るとのこと。科学、学問は多数決ではない。(ガリレオ地動説がよく知られていますね)科学者には信念をもって他に付和雷同しないで欲しい。でもやっぱり自分の生活もありますね。(これが一番大変かもしれない)でも誤った未来を残してはいけないですね。
やっぱり自分の頭、身体をつかって考えてみたいと思います。
でも実際に寒冷化が進んでいるとすると大変なことになると思います。今まで温暖化で大騒ぎしていた大変屋がまた今度は寒冷化で大騒ぎでしょうね。

バチカンも動いた!ガリレオ地動説、法王が公式に認める
http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20081224-OYT1T00304.htm

こんな報告もあります。
地球は寒冷化している
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/c1120e71b9c5fc04ffe43ea7ac61fa46

本文より
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実は、なぜか一般的にはまったく報道されていませんが、「温暖化」について、学問上の論争としては「二酸化炭素が主因ではない」とすでに決着がついているのです。

地球の気温が高くなった要因としては「宇宙の照射量が支配する雲量」によってほぼ解決している。