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エレキ源内殺しからくり

書名:エレキ源内殺しからくり
著者:米村 圭伍
発行所:集英社
発行年月日:2004/10/30
ページ:282頁
定価:1800円+税

江戸時代の自然科学者であった平賀源内、でもこの物語ではとんでもないいい加減な男として登場。立身出世を願って自分の発明品をネタに士官を目論んでいろいろな藩、老中田沼意次に接近しようとしたり。徳川家基が鷹狩りの帰りに駕籠の中で怪死する。これに平賀源内がエレキテルを使った仕掛けを駕籠に施していた。平賀源内はちょっとしたいきさつから人を殺して牢獄へ送られてそこで獄死してしまう。
 源内には昔ある女に生ませた娘つばめがいた。つばめは源内が残した源内の秘宝を巡って田沼意次と徳川治済の政権争いに巻き込まれてしまう。源内の秘宝を大田直次郎(狂歌師・四方赤良)とともに探す旅に。ちょっと奇想天外すぎるストーリーです。ちょっと空想がすぎるところもありますが、楽しめる物語かなと思います。