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一場の夢

書名:一場の夢
   二人の「ひばり」と三代目の昭和
著者:西木 正明
発行所:集英社
発行年月日:2005/12/20
ページ:476頁
定価:2200円+税

昭和という時代に生きた不世出の天才歌手美空ひばり、その活躍の陰でひっそりと暮らす同名の元女優(昭和15年から17年にかけて大都映画に準主役級で出ていた女優に「美空ひばり」というひとがいた。松竹歌劇団出身。)歌手美空ひばりを支えた裏社会の首領神戸、山口組三代目田岡一雄、田岡組長に比重を大きく描いた作品。現代であれば芸能人と暴力団とても世間には受けいられない関係。地方巡業には欠かせない裏社会。当時の関係者(マネージャー、住吉系暴力団組長、芸能関係者)などにインタビュー、取材を元に時間をかけて描かれている。昭和という時代の鎮魂歌ですね。