書名:純愛の証明
著者:森村 誠一
発行所:実業之日本社
発行年月日:2007/12/25
ページ:284頁
定価:1600円+税
老舗料亭の娘と結婚した坂石浩季は家付き娘の亜紀子に料亭の実権も、家庭の実権も握られ「種馬」としての役目を終えて夫婦関係も距離が出来ていた。そんなある日車を走らせていると突然、助けを求めて若い女性が逃げてきた。19才のコールガール・さやかだった。年齢の差、立場の違いを超え二人は気持ちを通い合わせる。未成年であることを知りつつ、プラトニックな関係ながら交際を続けていたが、さやかは父親が病気ということで長野に帰るといって帰ったはずが、その後戻ってこなかった。愛犬を残して失踪してしまった。浩季は社会的地位や家庭を顧みず、さやの行方を探し始める。同じようにさやかを探し求める2人の男が現れる。何故か3人が協力しながらさやか探しを必至に行う。久々の森村誠一の証明シリーズです。長編社会派推理&ロマン