書名:債権奪還
著者:高任 和夫
発行所:講談社
発行年月日:2004/8/23
ページ:310頁
定価:1700円+税
希望退職に応じて退職した、郊外の街のマンションに引っ越しして毎日酒浸りの毎日を送る一人の元銀行マンの生活。やる気も誇りも捨ててしまった。そんな中で出会ったある男の苦悩に引きづりこまれてしまう。不動産会社を営む男には多額の借金が、その返済期日も迫っている。真面目に働く者を「倒産」追い込む銀行とはなにか?銀行で不良債権処理など裏の裏を知っている元銀行マンは、意外な提案を「期日が来ても返す必要がない、そのままにしておきなさい」と。不良債権にしたくない銀行とのやり取り。裏には裏がある。ちょっと視点の変わった作品。