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海王

書名:海王(上)
著者:宮本 昌孝
発行所:徳間書店
発行年月日:2009/1/31
ページ:540頁
定価:2200円+税

書名:海王(下)
著者:宮本 昌孝
発行所:徳間書店
発行年月日:2009/1/31
ページ:516頁
定価:2200円+税

足利義輝(室町幕府十五代将軍)を将軍として、剣豪として理想的な人物とした設定。勿論義輝は出てこない。この物語では義輝の落胤である海王(ハイワン)が父親とおなじように人格、考え方、生き方、剣術などにおいて同等、それ以上の活躍をする時代小説である。織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康の正史の影に、海王と兄秋鹿京之介と八雲の出会い、義輝ゆかりの人々も多数登場する。戦国末期の主役が勢揃い豪華キャストが出て来る。伊藤一刀斎、小野善鬼、御子柴典膳、柳生石舟斎など。丹波の安国寺上杉家出身の秋鹿京之介は母違いの兄だった。波瀾万丈のストーリーで次々とミステリーが連続的に出て来る。読み始めるとなかなか止めることはできない。面白いストーリーです。