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地球と一緒に頭も冷やせ!温暖化問題を問い直す

書名:地球と一緒に頭も冷やせ!温暖化問題を問い直す
著者:ビョルン・ロンボルグ
発行所:ソフトバンク
発行日:2008/07/10
定価:2000円+税

「環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態」の続編です。昨年10月に図書館にリクエストしていた本がやっと順番がまわってきました。確か80番位だった。前著の説の補足説明を詳細に行っています。したがってちょっと読むのには難解な部分も有りますが、著者の主張は今の環境問題に対する警告、環境がどうでもいいとはいっていない。しかしその前にやることがある環境問題は優先順位は格段に下の項目だと。CO2を出さないといいながら、高速道路通行料1000円に誰も反対しない。エコ、エコと騒いだ、でも実際はCO2は減るどころか増えていた。(環境環境と口ばかり、環境には予算化が取りやすい、環境で金儲けを企んでいた)が実体か?。CO2排出量取引で1兆円の支出。このお金誰が払うの?(これだけあれば明日に飢えてしまう人々何人救えるの?50年のことも大事だけれど、今も大切)
 マクロ、見えることだけに注意することではなく見えないところをもう少し素直に、落ち着いて見ていかないととんでもない世界が出現してしまう。じっくり考えるには良い本ではないかと思います。

 話は変わりますが、北朝鮮が核実験をやったと大騒ぎしていますが、世界に2万5000個の核爆弾があることを忘れに、北朝鮮への抗議ととも核保有国への廃棄を強力にすすめることが出来るのは被爆国日本だけですよ。最近は複雑な世の中になって来てなかなか理解しにくい。そんな中単純に犯人は誰、これだと決めつけて議論、報道していることの危険は随所にころがっているように思う。CO2=温暖化犯人説は?、温暖化は絶対いけないものと決めつけることの危険もじっくり考えていきたいことですね。