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夜は罠をしかける

書名:夜は罠をしかける
著者:加治 将一
発行所:新潮社
発行年月日:1998/8/20
ページ:267頁
定価:1800円+税

しぶしぶ引き受けたコーディネーターがケチのつき始めだった。中東戦争の後の復旧工事を受注しようとした国会議員、アメリカの土建会社、そしてマフィアの暗躍。白昼堂々と押しかけてくる脅迫者、命の危険を感じながら本業の建設業とコーディネーターを推し進める。自分以外は信じることが出来ない。いろいろと仕掛けられた罠、また罠、天国と地獄の往復、ハードボイルド長編。でもどこか覚めた感じでなかなか話の筋に入って生きづらい感じの小説だった。