書名:周極星
著者:幸田 真音
発行所:中央公論社
発行年月日:2006/5/10
ページ:429頁
定価:1800円+税
著者幸田真音の名前はペンネーム。幸田(こうた;関西弁で“買った”) 真音(=為替用語のマイン;売りオーダーに対して買うという意味)また本音で真実を語る、文学に対する姿勢なども込められているとか。この本は21世紀はアジアの時代、中国ビジネスにビジネスパーソンの目が向いた時期その中国という膨張し続ける巨大市場を舞台に、老獪な邦銀上海支店長、美貌の日系ハーフの中国系投資会社社長。その幼なじみの若き日本人ファンドマネージャーが激動の中国経済に挑んで虚々実々の戦いを続ける。日本と中国のビジネスに対する違いがよく表れている。虚業の世界の虚業の話という感じがしないでもない。一応、経済小説かな。