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萩原重化学工業連続殺人事件

書名:萩原重化学工業連続殺人事件
著者:浦賀 和宏
発行所:講談社
発行年月日:2009/6/4
ページ:564頁
定価:1500円+税

美麗なルックスを持つ青年、有葉零と双子の兄弟一の前に現れた少女祥子、その少女はある組織の命令で近くに住む作家を殺しにきたと言う。零は祥子の首を絞めて殺してしまう。あわてて警察を呼ぶ。祥子の死体は行方不明に。そして全く別の場所で祥子の死体が発見されるその死体の頭はのこぎりで切断されていて「脳」が無かった。次々と連続殺人事件が発生する。それも奇妙は「脳のない死体」ばかり。有葉零の近所の何もかも見通す謎の家政婦、犯人の手がかりを警察が掴めぬまま、連続事件へと発展してゆく。すべての事件の鍵を握る“萩原重化学工業”の正体とはちょっと現実の世界と別の世界の間を行き来するゲームの世界の中で起こった殺人事件。あまりにも作りすぎた物語という感じです。