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ジェネラル・ルージュの凱旋

書名:ジェネラル・ルージュの凱旋
著者:海堂 尊
発行所:宝島社
発行年月日:2007/4/23
ページ:381頁
定価:1600円+税

『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』につづく万年講師・田口公平“火喰い鳥”白鳥シリーズ第3弾です。医療問題、収賄事件、大災害パニックを扱った作品です。
不定愁訴外来の万年講師・田口公平の勤める桜宮市にある東城大学医学部付属病院に伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した。

そんな頃救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという、匿名の内部告発文書が田口の元に届いていた。病院長・高階から依頼を受けて事実の調査に乗り出すが、倫理問題審査会(エシックス・コミティ)委員長・沼田による嫌味な介入、新人看護師・姫宮と厚生労働省の“火喰い鳥”白鳥の登場で、ますます複雑な様相を呈してくる。将軍(ジェネラル・ルージュ)の異名をとる頃救命救急センター部長速水は追い詰められていく。『チーム・バチスタの栄光』の残像が残っているせいか、迫力にちょっとかける感じがする作品です。