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ナイチンゲールの沈黙

書名:ナイチンゲールの沈黙(上)
著者:海堂 尊
発行所:宝島社
発行年月日:2008/9/10
ページ:299頁
定価:476円+税

書名:ナイチンゲールの沈黙(下)
著者:海堂 尊
発行所:宝島社
発行年月日:2008/9/19
ページ:301頁
定価:476円+税

伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院。これって「ジェネラル・ルージュの凱旋」と同じ内容。文章も同じ???いや逆だ。この「ナイチンゲールの沈黙」の方が先に書かれている作品。この作品を「ジェネラル・ルージュの凱旋」に持ってきている。売れっ子になったせいで書き下ろしている時間がなくなったのか?

田口万年講師、白鳥コンビが活躍する。小児科病棟この病棟の看護師浜田小夜の担当患者は網膜芽腫の子供たち、眼球摘出をせざるを得ない彼らの心のケアを不定愁訴外来担当の田口に依頼する。
手術前で精神的に不安定な子供たちをメンタルサポートを行っている中、網膜芽腫の子供たちの一人、小児科病棟の問題児瑞人の父親が殺されるという事態が発生する。医療機関を舞台に今回は殺人事件が発生する。いつものことながら一口ではなかなか解決策のない医療問題の実態を取り上げながら物語は進んで行く。