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京都はんなり暮し

書名:京都はんなり暮し
   京都人も知らない意外な話
著者:澤田 瞳子
発行所:徳間書店
発行年月日:2008/6/15
ページ:235頁
定価:552円+税

京都のガイドブックは多くあるが、京都生まれ、京都育ちの著者がこっそり教えてくれる京都の楽しみ方。冬、春、夏、秋に分けて祭り、日常、行事、食べ物、土産物、歴史など多岐に渡った情報が満載。読み物としても楽しく面白くてためになる。「茶漬けでもいかがどすか?」お馴染みのこのセリフをはんなりと教えてくれる。

最近鴨川に飛来するようになった「ゆりかもめ」実は昭和48年から飛来したとか、それも琵琶湖から鴨川に、夕方には琵琶湖に帰る。「ゆりかもめ」は伊勢物語にも出て来る「都鳥」関東に飛来していら鳥。それが京都にもくるようになった。

嵯峨、嵐山は嵯峨天皇(大覚寺が御所)の時代に別荘地として開かれたところ、昭和5年に京都市に編入された。都人からすれば郊外という辺鄙なところだった。宇治茶と永谷園、伊右衛門などの知らなかった関係など。面白い話が一杯の本です。