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風はねじれて

書名:風はねじれて
著者:山本 甲士
発行所:中央公論社
発行年月日:2000/4/25
ページ:226頁
定価:857円+税

県内有数の学校法人羽田学園の理事長から北九州市の門司港で探偵業を営む御倉学に電話が掛かってきた。その学園の理事でもある娘が運転する車がラブホテルを出たところ、若者を撥ねてしまった。教育関係者にとって重大なスキャンダルは命取りになる。その若者はどうも「当たり屋」らしい。その弱みをつかんでくれという。

同じ頃北九州に本社を置く食品会社「セイワ」へ脅迫状が送れてくる。そしてカップ麺に毒物が混入されるという事件が世間を震撼させていた。御倉学は当たり屋の部屋から、脅迫文の下書きを発見する。
調査は思わぬ方向へ。食品会社にも世間に漏れては命取りになる不祥事がある。元従業員が毒物混入の犯人として捜査線上に浮かんでくる。しかし、食品会社は裏からその従業員のアリバイを証言する元社員を捜してくる。サスペンス小説です。