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うかれ三亀松 

書名:うかれ三亀松 
著者:吉川潮
発行所:新潮社
発行年月日:2000/05/30
定価:1500円

柳家三亀松(1901‐1968)大正-昭和時代の漫談家。吉本で柳家金語楼とならんで売れっ子の芸人。明治34年9月1日生まれ。初代柳家三語楼の門下。新内、都々逸(どどいつ)、声色(こわいろ)、物まね、形態模写をとりいれた艶笑(えんしょう)漫談を三味線の爪(つま)弾きにのせてかたる独自の芸風で評判をえた。昭和40年芸術祭奨励賞。昭和43年1月20日死去。66歳。東京出身。本名は伊藤亀太郎。
柳家三亀松の半生を描いた作品、新内、都々逸、大河内傳次郞、板東妻三郎の形態模写など大正、昭和を駆け抜けた芸人の生き様はなかなか興味がある。