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鶴見川流域の考古学 最古の縄文土器やなどの中世城館にいぞむ

書名:鶴見川流域の考古学
   最古の縄文土器やなどの中世城館にいぞむ
著者:坂本 彰
発行所:百水社
発行年月日:2005/1/20
ページ:192頁
定価:1500円+税

港北ニュータウンの開発によって、横浜市内はもとより全国でも珍しい大規模な系統だった発掘調査が行われた。その成果をこの発掘調査に携わった著者が1万年以上前の石器時代の遺跡から、縄文、弥生、古墳時代、平安時代、鎌倉時代、戦国時代、江戸時代の鶴見川流域、早渕川流域の遺跡の詳細をわかりやすく纏められている。武蔵の国都筑郡を鳥瞰することができる名著だと思う。ただやっぱり考古学の専門用語が時々出てくるのと、現在どこに位置するのかの説明が下手。読んでもどこなのか判断しづらい。また何とか遺跡○号などとあって、地図もなにもないので、よく分からないところもある。
この本を読んでも古代に栄えていたところはどうも現在青葉区(市が尾周辺、荏田周辺)古代の街道矢倉往還(大山街道・246号)が中心だったようだ。緑区から分区のとき都筑区の名前は現青葉区の方が適切だったかもしれない。???