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日本人が知ってはならない歴史 戦後篇

書名:日本人が知ってはならない歴史 戦後篇
著者:若狭 和朋
発行所:朱鳥社
発行年月日:2009/11/13
ページ:215頁
定価:1500円+税

「日本人が知ってはならない歴史」「続 日本人が知ってはならない歴史」「日本人が知ってはならない歴史 戦後篇」の三部作の一つです。この本は発行部数が少ないので古書としてはかなり高い価格が付いています。横浜市の図書館には一冊もありません。今手元にあるのは横須賀市の図書館から借りたものです。(横須賀というのが面白いですね)この本は今まで日本の明治以後の歴史を習ってきただけの人には目から鱗という内容が局所にちぢばめられています。天皇陛下の墓参りと題して、愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山の頂上に墓碑があります。ここには東京裁判でA級戦犯として死刑に処せられた7人の遺骨が埋められています。山頂一帯には「殉国七士墓」、132基の慰霊碑が建てられている。

昭和54年5月豊田市で行われた植樹祭に参加するのにわざわざ「殉国七士墓」の近くの「グリーンホテル三ヶ根」に泊まられその部屋から三ヶ根山の頂上に墓碑に向かって正対されていた。とのこと。東条英機は避戦内閣という事実は知られていない。太平洋戦争が今まさに始まらんとしているときに総理大臣になって、戦争回避に奔走した事実は闇に葬られている。東京裁判のデタラメは一般には伝えられていない。ドイツのニュールンベルク裁判を習って東京裁判を進めていたGHQはドイツのような事実が無いことに困惑し、勝者の理論で敗者を何が何でも裁かないといけないということで急ごしらえのロジックで復讐したのが東京裁判、インドの弁護士は全て反対していた。でもそれは国民には知らされていない。事後法で裁くというのは近代国家としては恥ずべきものである。などなど普通の本では中々知られていないことが出てくる。

今でも韓国は日本は朝鮮を植民地にした。また日本人の大部分も植民地と思い込んでいるが、イギリスのインドのように植民地ではなかった。朝鮮は併合した。したがって姓氏改名も出来た。(中国に住む朝鮮人に取っては有利だった)また併合した時期の李氏朝鮮は国家のていはなしていなかった。上層部はロシアに、清国に朝鮮を売って仕舞おうとしていた。ロシアの脅威に米英の賛成も得て、日本が併合することになった。

朝鮮では両班が支配していて奴隷階級も多数あった。その朝鮮に国家予算の20%も毎年投資して、学校の整備をはじめとするインフラを整えていった。そんな一面もある。そして韓国人も先祖は黙って日本の植民地にされてのうのうとしていたのか?そんな情けない人々ばかりだったのか?被害者だと騒げば騒ぐほど先祖を蔑む、馬鹿だあほだといっているという矛盾に気がつかないのか?これは日本の戦争は侵略戦争と騒いでいるのも同じ、黙って侵略されていたのか?命をかけて戦った先祖はいなかったのか?金重根がテロで伊藤博文を暗殺して、それが英雄とは?

当時、日本に逃げて日本の学校で勉強した人たちもいた。そして日本の協力を得てロシア、清国からの支配から逃れようと立ち上がった一進会の人たちも大勢いた(しかし今、日帝に協力した国賊として墓まで暴かれている。)中国の歴史は前政権を倒した正当性をアピールするために、前政権を極端に貶めるそんな歴史が、歴史の真実だといっている。中国の歴史は政治、政治に有利なことは何でも真実にしている。そんなお国柄、そんなところとまじめに付き合う文化進歩人、マスコミに踊らせられてきた戦後の日本。後を観ると飛んでもない国、国民ができあがっている。それもコミンテルンの長期計画に沿った遠望だった。それが今も続いていると。一度読んでみると面白い本だと思う。また鵜呑みするのではなく自分で調べ、考えてみることで見えてくる物がいっぱい出てくると思う。この本は通常の出版社は発行出来なくて朱鳥社でようやく出版出来たいきさつがある。言論の自由と良いながら、やっぱり大きなバイアスが掛かっている。自由と平等を何気なく使っているが、この概念は相矛盾している。全て平等になれば自由は制限されてしまう。民主主義?って何か?人民とは?考えてしまう。